横浜「ミラ Mira! たまプラーザ」気軽に立ち寄れるスペインバルはワインを楽しむお店!

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横浜の「たまプラーザ」は、東急田園都市線で渋谷からたった25分という好アクセスの高級住宅街で、
近隣には港北ニュータウンがあり、閑静な住宅街が広がります。
駅前には「東急百貨店」があり、その先の坂道を登った商店街には、
一際賑わいを見せるスペインバル「Mira!たまプラーザ」があります。
2010年9月7日にオープンしてからというもの
気軽に立ち寄れ、「リーズナブルにワインが楽しめるお店」と口コミで広がり、瞬く間に人気店となり、
2012年4月23日には、近隣に姉妹店としてカジュアルイタリアンの「Barbaro バルバロ」をオープンされています♪

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席数はテーブル14席、カウンター10席、テラス8席の32席となり、
営業時間が15:59~25:59(L.O.)という少し変わった形態となっています。
夕方15:59~18:29までを「Happy Shower ハッピーシャワー」と名付け、
御1人様たったの980円!最大2時間30分スパークリングワイン飲み放題という
素敵なイベントを毎晩開催されています♪

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Mira!たまプラーザ」をオープンさせるにあたり、オーナーの大久保仁博樹さんは、
周りの店舗や人の流れを徹底的にリサーチされ、条件に沿った物件探しにこだわられたそうです。
そして、たまプラーザ北口には、イタリアンはあるものの、
スパニッシュ、特に本格的なスペイン料理&ワインの専門店は無かったこと、
また、終電で帰ってきてもラーメン屋くらいしかなく、
「ちょっと美味しいものとワインを楽しみたい」というニーズに応えられる店も無かったことから、
スペインバルというスタイルを取り入れられています。
Mira!たまプラーザ」のある通りの商店街は夜間でも道が明るく、仕事帰りの人が多く目に付いたため、
御1人様でも気軽に立ち寄れるようカウンター席を多く設置し、
チャージを付けず、メニューにお得な「ひとりごはんセット」1,500円(ワイン・前菜・1品料理)を提案されるなどし、
この街のスタイルに合ったコンセプトを打ち出されたことで、
多くの方に愛されるお店に成長されたのですね♪

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オーナー大久保仁博樹(Hiroki Ohkubo)さん

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ファニエンテ時代の大久保シェフ

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ファニエンテ「野菜のテリーヌ」

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東京情緒食堂の表紙を飾る

1976年生まれ、神奈川県出身の大久保仁博樹さんは、「ロッソ エネロ」、「ビスボッチャ」を経て、
1996年に単身で北イタリアに出向き、「アンティカ オステリア デルポンテ」などの名店で修行を積んでいます。
帰国後に横浜、東京のリストランテにて総料理長に就任され、
その後、若くして川崎市の鷺沼に2005年オープンさせた「ファニエンテ」、
それに続き、2008年には「アルティ」というイタリアンレストランをオープンさせています。
都心部から離れた立地にも関わらず、イタリアン好きの食通の間でたちまち話題となり、
多くのリピート客を獲得し、メジャーなグルメ誌でも注目されました。
大久保さんはあくまでも「リストランテ」の形式にこだわった店づくりを目指されてきましたが、
2010年には銀座のサンエムプロジェクトのバックアップでカジュアルな「トラットリア アルテフィーチェ」を展開。
同年にたまプラーザにカジュアルなスペインバルの「Mira!たまプラーザ」を、
2012年にはイタリアンバル「Barbaro バルバロ」をオープンさせ、現在に至ります。

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Mira!たまプラーザ」は「Happy Shower ハッピーシャワー」で話題を呼び、
月に300~400本のカヴァが開いています。
この企画により、「ワインを飲むお店」という認識を浸透させ、お客様は「Mira!たまプラーザ」にワインを求め集まり、
月に600~700本ものワインが空くというから驚きです!
グラスワインは、380円~1500円までを揃え、カジュアルな客層からかなりのワイン好きまで幅広く対応し、
ビールよりも安い価格の380円で飲めるワインを置くことで、お客様の注文はワインに集中し、
ワインを飲むお店」を定着させるまでに、様々な工夫を凝らして認知していただいたようです。
Mira!たまプラーザ」で提供するのは全てスペインワインとなっており、
ワインのかけ率は通常のレストランより抑えているため、
ワインを飲み慣れているお客様は、コストパフォーマンスの高さに必ず気付かれます。
そして、「ワインを飲むならMira!」となっていったのでしょう♪

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マネージャーの上田裕実さんに、わたしはお勧めのスパークリングを、
運転手の旦那様は葡萄ジュースを提供していただきます♪

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「PARES BARTA CAVA BRUT NV」スペイン カヴァ
グラス 750円/ボトル 3,480円

パレス・バルタはバルセロナから南西へ約40km程にあるスペインのスパークリング・ワイン「カヴァ」の一大産地ペネデスで、
今から200年以上も前の1790年にクジネ家によって設立された、家族経営の生産者で、2人の女性醸造家です。
カヴァをはじめ、カジュアルレンジの赤・白ワイン、
そして「ミクロ・キュヴェ」と呼ばれる良年のみ造る非常に高品質なワインを生産しています。
産み出されるワインの味わいは畑や品種のキャラクターを最大限に表現しながらも、
「醸造家の個性」が出過ぎる味わいではなく ナチュラルな味わいに仕上がっています。
2005年にイギリス、デキャンタ誌のスペインワイン担当ジョン・ラドフォード氏が、
「これから来るワイナリー、スペインTop20」に選ばれており、
ワイン・アドヴォケートでも「パレス・バルタはペネデスで羨望の的となっているワイナリーだ」と紹介し、
「国際的なワイナリーに成長するべく発展し続けている」と賞賛されています♪

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香りも非常にエレガントでフレッシュな青リンゴや完熟した柑橘類のアロマ。
繊細で高地で収獲されたワインを思わせるフレッシュさがあり、繊細さがよく感じられます♪

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「スビット・モスト」580円

スペインワインで多く使われるぶどう品種「アイレン」を贅沢に使用しており、
保存料・着色料・甘味料不使用で、果汁100%のノンアルコールプレミアム葡萄ジュースです。
大人の極上スイーツのような濃厚さがあり、豊かな甘みが特徴です♪

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「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ ”ホセリート”」1皿3200円・1/2皿1600円

高級ガストロノミーの宝石とも言える生ハムは、神奈川県初とのこと!

ホセリート社は、1860年ユージン・ゴメス氏により、スペイン中西部サラマンカ郊外にある標高1,000mのギフエロに設立。
当地は冷涼な気候で湿度も低く、生ハムを乾燥・熟成させるために適した環境です。
細やかな職人技を用いて、最上級と評価されるハモンは、20年前に家業を継承した
4代目社長のホセ・ゴメス氏(創業者ユージン氏のひ孫)の優れた経営手腕によって世界的ブランドに育ちました。
世界中の著名な料理人たちが同社のハモンを「世界一のハモン・イベリコ」と称賛しています。
最上のハモンを完成させるために、デエサの管理を含めた種豚の飼育からハモンの熟成まで、
一貫してすべての工程を自社で管理しています。
イベリコ豚は、クオリティを維持するために、170,000haの広大な自社で所有している
デエサ(どんぐりや樫の木などが林立する広大な牧草地)で放牧され、
2年以上もの年月を費やし飼育して、イベリコ豚特有の肉質に育てます。
また、ハモンの製法は創業当時から受け継いだ伝統的手法と職人技が駆使されています。
「ホセリート社」の「ハモン・イベリコ・グランレゼルバ」は、イベリコ豚の中でも味、品質ともにより優れているとされる
「プーロベジョータ(イベリコ豚純血種)」を36ヶ月以上熟成させています。
その味わいは、上品でほんのりと甘く、ほど良い塩味と独特のナッツ香が感じられ、
薄くスライスするとしっとりとビロードのような滑らかな食感を堪能できます。
「スペインの宝」と称されているイベリコハムの中でも、ひと際輝きを放つ逸品です!
36ヶ月の熟成を経たハモン・イベリコ・グランレゼルバは、熟成したワインのように複雑な味わいを醸し出します♪

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カウンター越しにお客様との会話を楽しむアルバイトスタッフのあゆみちゃんの姿があります。
御1人様であっても、気軽に声掛けしてくれる明るいスタッフたちのおかげで楽しい夜が過ごせます。
前回訪れた時も、カウンターにいらしたお客様といつの間にか仲良く話していた記憶がありますが、
今回も、極々自然に隣の素敵なマダムたちと一緒に会話が弾んでおりました。
どこの誰かもわからなくとも、美味しいワインを囲むことで楽しい時間を共有することができるのです。
それも、「Mira!たまプラーザ」のカウンターだからこそ生まれるご縁ですね♪

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「カニのすり身のパンタパス」680円

パンタパスとは、文字通り、パンにタパスを盛り付けるお料理で、
爪楊枝にオリーブなどを刺して盛り付けるピンチョスとも呼ばれ、手でいただく一品。
可愛らしい星形やハートの形に育てるため型に入れて育成した胡瓜を宮前区の農家より提供していただき、
蟹のすり身の上にうずらの卵と一緒に飾り付け。
大きな口で頬張り、楽しみましょう♪

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「北海道産タラのブニュエロ」780円

ブニュエロとは、スペイン風さつま揚げのことで、
真鱈をジャガイモとニンニクを牛乳で煮込み、水分を濾して、
卵黄と卵白でさつま揚げのようにしたもので、こちらもスペインバルの定番となります。
アリオリソース(ニンニクマヨネーズ)、
パエリアやトルティーニャについているブラバスソースの2種をお好みでいただきます。
熱々で提供してくれ、むっちりとした食感が楽しめ、酒当てとして最高のおつまみです♪

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「Anayon Chardonnay 2011 Carinena Grandes Vinos y Vinedos
アナヨン シャルドネ 2011 カリニェナ グランデ・ヴィノス・イ・ヴィニェドス」

グラス 1,000円/ボトル 4,800円

グランデス・ビノス・イ・ビニェドスは、複数の協同組合の統合により1997年に設立した
スペインアラゴン州で最も古いD.O.の1つカリニェナ最大の生産者です。
D.O.カリニェナの総栽培面積の約30%を占める4300haの所有畑はD.O.全域に広がり、その大半が海抜500m以上にあります。
そのため、この地の凝縮した果実にエレガンスを備えたワインを生み出すことができ、
栽培は殺虫剤を使用せず、フェロモン剤で害虫対策を行うなど、環境に配慮して行われ、
特にビオにこだわっておらず、ビオかどうかよりも、環境を保全しつつ高いクオリティのワインを造ることに注力しています。
約600軒にも及ぶ加盟栽培家の畑では区画ごとにデータベースが作成され、海抜、土壌、地勢はもちろん、
収穫までの生育期の状況が毎年詳細に記録され、
栽培家のサポートも行き届いており、週に1度は栽培コンサルタントが畑を訪れてブドウの生育状況をチェックし、
畑の衛生状態、耕作、灌漑、グリーン・ハーヴェスト、収穫時期などについて適切な指導が行われています。
この詳細な畑のデータベースを基に、4300haもの広大な畑から各品種の最高の区画を厳選し、生み出されたのが、
グランデス・ビノス・イ・ビニェドスのフラッグシップとなるアナヨン。
初ヴィンテージはD.O.カリニェナの偉大な年、2001年。
ワインガイド、ギア・グルメ チリ出身の醸造責任者、マルセル・モラレス渾身の限定生産の特別キュヴェ。
チリやスペイン各地の醸造所で経験を積んだ彼は、この地のワインを「偉大なる無名のワイン」と呼んでいます。
彼がD.O.カリニェナで注目するその個性、果実、凝縮感が現代的にクリーンに表現されたアナヨンは、
専門各誌で高い評価を受けており、満を持して2011年にラインナップに加わったカリニェナ100%の新たなキュヴェは、
スペインの歴史あるワインガイド、ギア・グルメにて「スペイン最高のワイン」に選ばれています。
ぶどう品種:シャルドネ100%。
カシューナッツ、バニラのしっかりと立ち昇る樽香に黄桃やメロンの熟した豊かな果実味、穏やかな酸味。
たっぷりとした口当たり、豊潤でボリュームを感じる、グラマラスなシャルドネです♪

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Mira!たまプラーザで現在、料理長として活躍されている郡山賢悟(Yosinori Koriyama)さん。

郡山賢悟(Yosinori Koriyama)さんプロフィール

1983年12月29日生まれ(31歳)
武蔵野調理師専門学校卒業
2005~2007 銀座「PERO」
2007~2011 恵比寿「OCHO」 料理長
2011~2015 「Mira!たまプラーザ」 料理長に就任され現在に至る。

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「北海道産天然ホタテのガリシア風」980円

スペインのガリシア州の地方料理「タコのガリシア風」は定番のタパス料理。
ガリシア風とは茹でて、切って、パプリカと塩とオリーブオイルをかけるだけのシンプルな料理。
こちらは、タコの代わりにホタテを使っており、
ポテトのコンフィを敷いて、パプリカ、玉葱を合わせて香草パン粉焼きに仕上げています。
シンプルだからこそ、美味しさがストレートに伝わる一皿です♪

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「北海道産鴨のロースト マスタードソース」1,880円

チェリバレー種は、イギリスで品種改良され日本人の味の嗜好に合うといわれる品種で、涼しい気候を好む為、
国内でも冷涼な北海道は最も適した飼育地となります。
北海道の中心に位置するエルムケップ山の広大な土地で、
ほぼ放し飼いに近い環境を整え、澄んだ空気とミネラル豊富な地下水で育ち、
真っ白な雪のように、白い羽根が美しいスノーホワイトチェリバレー
肉質は柔らかく臭みが少なく、
鉄分やミネラルたっぷりの地下水で育ったスノーホワイトチェリバレーの身は、美しい赤身を誇ります。
そのスノーホワイトチェリバレー鴨の濃厚な赤身が楽しめる一皿。
タスマニアのマスタードといちじくを添えていただきます♪

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楽しいスタッフに囲まれて幸せそうば大久保仁博樹さん。
うちの旦那様は以前たまプラーザ近郊に住んでいたこともあり、大久保さんとは十数年来の友人で、
いつも昔話に花が咲き、とても楽しそうです!
東京で、フリーアナウンサーの宮川俊二さんとご一緒させていただいた時に大久保さんの話が出たと伝えると、
宮川さんは「ファニエンテ」時代からの常連様で、
家族ぐるみのお付き合いをしていらっしゃるようで、とても仲良しとのこと。
ひょうきんな大久保さんが宮川さんの物真似を披露してくれたのですが、あまりの完成度の高さに驚きです(笑)
次回、横浜に遊びに伺える時は、是非、宮川さんと一緒に伺いたいですね♪

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最後に大久保さんと一緒に記念撮影!
ワインを心から愛し、「ひとりでも多くの方にワインを楽しんでもらいたい!」という、
シンプルなメッセージがストレートに伝わる「Mira!たまプラーザ」。
横浜に引っ越したいと思えるほどに、毎日でも通いたい素敵なお店です。
お近くの方はもとより、たまプラーザ周辺に足を運ばれる方は、是非お立ち寄りください♪

Mira!たまプラーザ
住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-12-3 第七松美ビル 102
TEL:050-5869-7927 (予約専用番号)045-509-1355 (お問い合わせ専用番号)
営業時間:15:59~24:59(L.O)
定休日:不定休(12月30日、31日、1月1日は定休日)
http://www.facebook.com/mira.tamaplaza

神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-12-3

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