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激動の歴史を経た「赤崁樓」オランダ統治時代にオランダ人が創建した城

2016/06/09

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オランダの統治時代にオランダ人の手によって1653年に創建された
赤崁楼」は、1983年に国家一級古跡に指定され、台南を代表する名所古跡となり、1990年代初頭に
台南市政府と成功大学の教授達によって整備された文化園区です。
創建当時は「普羅民遮城(プロヴィンシア城)」と呼ばれ、
かつて漢民族がオランダ人のことを”紅毛”と呼んでいたため、「紅毛樓」とも呼ばれていました。
オランダ統治、明鄭時代、清代、日本統治時代と激動の時を過ごし、様々な政権の変遷を経て、
数回に渡る改築や修復が施されてきています。
両サイドに獅子が見守る入口の門横にはチケット売り場があるため、
入場料を支払いましょう♪

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入場料は、50TWD(日本円:約180円)となります♪

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広大な敷地内は緑化の整備も成された庭園が続き、
美しい木々や芝に覆われた赤煉瓦の「赤崁楼」が良く映えます♪

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風情ある円形のアーチをくぐると、当時の赤崁樓跡地を観ることができ、
現在は、清の時代に造営された「海神廟」と「文昌閣」が建ち並んでいます♪

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色鮮やかに色彩を取り入れられた本殿「海神廟」は華麗で、
屋根の軒先が緩やかに伸び空にカーブを描いている様子がまた美しく、
伝統的な「歇山重簷式」という古代建築の技法を用いた屋根の先には、
生き生きと水の中を踊る鯉の造型が観られます。
中国様式で観る艶やかさとはまた一風違った魅力を放っております♪

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海神廟」は1階と2階は資料展示場になっており、
鄭成功」や「赤崁楼」について解説され、当時の文筆、地図、船の模型等が展示されています♪

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赤崁楼模型

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鄭成功の肖像画

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赤と青のコントラストが美しい

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ギシギシときしみ音が響く木製階段を上り、2階へと参りましょう。
木がすり減り変形しておりますので、足下に注意が必要です。
通訳担当の蔡宗昇(James Tsai)が優しくフォローしてくれます♪

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海神廟」2階には、清朝が台湾を統治していた時代の写真や古代台湾と内地の海上交通図、
台湾と中国大陸の地形変化図、
そして、昔の漢族楼船、広船、南京船、蒙衝船など、大型船舶模型が展示されています♪

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色とりどりの彩色が施された見事な梁は目を惹き付けます♪

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海神廟」2階からの緑豊かな眺めはとても心地良く、
台南の緩やかな時を感じると共に、心休まるひとときを堪能できます♪

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海神廟」隣に位置し、文昌帝を祀る「文昌閣」は1886年に建築されています。
掲げられた「扁額」には、清代に台湾知事を務めた沈受謙の直筆で「文昌閣」と記しており、大変貴重なものです。
こちらには、とても有名な受験の守護神である「魁星爺」がおり、
多くの学生が合格祈願に訪れています♪

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文昌閣」1階には、受験の守護神である
魁星爺」の絵が飾られておりますが、2階には「魁星爺」が奉られています。
魁星爺」は、右手には筆を、左手には墨壺を持っています。
魁星爺」のご利益にあやかるため、多くの学生が合格祈願に訪れるため、
絵馬のような札が掲げられている板が設置されています♪

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手書きの学問の書!

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台南市長となった羽鳥又男の銅像!

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日本人の銅像に敬意を表します!

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日本人が1944年に発掘した「普羅民遮城東北稜堡」の基礎部分は、
もち米のとぎ汁に砂糖水、牡蠣の殻を灰にした物を混ぜた接合剤を使って積み上げた赤煉瓦の壁。
オランダ統治時代に築城された城砦跡となり、城の遺跡として残されています♪

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文昌閣」の北西の一角には、「蓬壷書院」と「大士殿」があります。
書院とは学問を学ぶ場であり、現在の学校のような役割を果たしていました。
台湾県書院が廃止された後、1886年に「赤崁樓」の西側に「蓬壷書院」が設置されています♪

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学問にまつわる書がズラリ!

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書院學規!

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修復され色鮮やかな書庫!

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文昌閣」下に設置されている「断足の石馬」には、
前足部分を修復した跡が残っており、悲しい言い伝えがあります。
古代の中国では、功績のあった大臣や将軍の墓前に、翁仲や石羊、石虎、石馬を置いており、
この石馬は、元々は鄭成功の墓を衞っておりました。
しかし、墓が福建省に移された後、この場所は荒廃してしまい、
民兵の首長が鄭成功の墓穴だった場所に埋葬されたといいます。
石馬は、その墓を守ることを拒み、夜になると付近の田んぼを踏み潰すという災いを起こすようになり、
怒った農民に脚を鋸で切られてしまい今の姿になったと石馬記に記されています。
どこか悲し気な顔をしているようにも思える石馬。
切ない気持ちになります。

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文昌閣」の廟の基礎には、オランダ統治時代の古い門があります。
こちらは1944年の「赤崁樓」修復時に「大士殿」を破壊したところこの門が見つかったそうです!

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現在は、塞がっており通り抜けはできませんが、
ひんやりとした空気を肌で感じ、当時の様子を伺い知ることができるかもしれません。

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敷地内には、庭池があり、美しい鯉が悠々と泳いでおり、
鯉に餌をやる観光客の姿も見受けられます♪

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庭池には小さな滝もあり、風情があります♪

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庭池沿いには9枚の「贔屭紀念碑」が建っています。
林爽文の乱を平定した功により、乾隆帝から福康安将軍に贈られた、由緒のある石碑。
贔屭とは龍の子どもで、亀に似た姿をしており、大禹王の治水を手助けしたそうです。
三山五嶽を背負う力があるとされており、石碑や石柱などの台座の彫刻に使われています。
赤崁樓」では4つの国の歴史が交差し、
その激動の時を見守り続けてきた歴史的建造物が見られ見所満載です♪

赤崁樓
所在地:台南市中區民族路二段212號
TEL:+886-6-2991111
開放時間:8:30~17:30(土曜日は21:30まで)
入場料:50TWD(日本円:約180円)
年中無休


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