
今年の初詣は、昨年の秋にも訪れた「箱根神社」へ足を運びました。新年を迎えた芦ノ湖畔は、冬ならではの澄んだ空気に包まれ、どこか凛とした静けさが漂っています。

初詣に訪れる人々を迎えてくれるのは、じゃがバターや焼きそばの香りを漂わせる、境内の屋台たち。参拝前のひとときに、どこか懐かしく、心まであたたまる風景が広がります。

年末年始の箱根神社では、雑踏事故防止のため、湖上に立つ「平和の鳥居」周辺は立入禁止となるのが恒例。今年も 2025年12月28日〜2026年2月10日まで の期間は封鎖されているため、訪れる際には事前の確認が欠かせません。

境内の手水舎は三ヶ所あり、こちらは正参道石段前、第四鳥居の横にある手水舎になります。

手水舎で身を清め、冷たい水に触れた瞬間、新しい年への切り替えをそっと実感するひととき。まず左手を洗い、次に右手を洗い、左手に水を受けて口をすすぎ、最後に左手を清める(柄杓がある場合:柄を洗い、元の位置に伏せて置く)という流れになります。

石階段前では、「謹賀新年」と記された奉納提灯が、新年に訪れる参拝者を静かに出迎えています。

長い階段を一段一段上りながら、自然と気持ちも静まり、心が整っていくのを感じます。

箱根神社では、ペットカートの利用、またはリード着用・抱っこをすれば、愛犬と一緒に参拝することも可能です。大切な家族の一員とともに、同じ場所で手を合わせられるのは、愛犬家にとっても嬉しいポイント。初詣の時期ということもあり、境内では晴れ着姿の参拝客の姿もちらほら。冬の澄んだ空気の中に映える色とりどりの着物が、新年らしい華やぎを添えていました。

御本殿の前で、御賽銭を納め、二拝二拍手一拝。

旧年を無事に過ごせたことへの感謝とともに、新しい一年も、家族みんなが健やかに、そして穏やかな時間を重ねていけますようにと、静かに願いを込めました。

箱根神社は、奈良時代の 757年に創建された と伝えられる由緒ある古社。源頼朝や徳川家康をはじめ、多くの武将たちから“勝運・開運厄除けの神様”として篤く信仰されてきた歴史を持ちます。

芦ノ湖畔に広がる境内には、長い歳月を重ねてきた場所ならではの、凛とした空気と深い静けさが漂っています。風に揺れる木々のざわめき、石畳を踏みしめる足音。そのひとつひとつが静寂の中に溶け込み、感覚が研ぎ澄まされていくようで、不思議と心が静まります。神聖な空気に包まれて迎える、新たな年のはじまり。華やかさよりも、胸に残るのは、穏やかな祈りの時間。今年もまた、良いご縁と、ささやかな幸せが、ひとつひとつ丁寧に重なっていきますように。
次回予告:静寂な森と宮城野温泉に癒される「nol hakone myojindai」の宿泊記をお届けします。
箱根神社
住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
TEL:0460-83-7123
24時間営業
参拝:愛犬同伴可
https://hakonejinja.or.jp/