箱根・強羅の自然と調和する湯宿「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」での滞在。この日の夜は、本館にあるダイニング「旬菜蔵」にて、夏の“特選”ディナーコースを堪能します。
愛犬ショコラにはお部屋でお留守番してもらい、本館へ移動し、大人だけのゆったりとしたディナータイム。
ダイニング「旬菜蔵」|和の落ち着きとモダンさが融合する空間
レストランの名「旬菜蔵」が示すとおり、素材は“旬”にこだわり、調理法も季節に寄り添うように変化する構成。内装は、木の温もりを基調としながらもスタイリッシュな洋の要素も感じられるモダンな和空間で、旅の余韻を静かに深めてくれます。ディナーは、17:30〜と19:30〜の2部制で、私たちはゆっくりと19:30スタートを選択。
旬の食材と和洋の技法を融合させたコース料理は、
見た目の美しさはもちろん、味わいも軽やかで、箱根の夜を彩ってくれます。
夏の特選コース × 夏のペアリングワインで乾杯
この夜のディナーは、前菜からデザートまで、全6皿で構成された“特選”コース。
料理に合わせて、ペアリングワインをオーダーし、泡・白・赤のワインをグラスで順にいただきす。
「3種ペアリング(各100ml)」¥3,500
前菜に合わせてスパークリングワインからスタート。
「キシナウル ヴェキ スプマン ブリュット/
Chisinaul Vechi Spumant Brut」
エレガントな泡立ちが心地よく感じられる、モルドバの辛口スパークリングワインで乾杯!
前菜「お造り三種盛り /枝豆豆腐、伊豆わさび漬けとキャビア添え /
小田原産曽我梅干し入りの鮎のエスカベッシュ」
見た目も涼やかさを感じられる前菜たち。
旬魚のお造りを中心にした三種盛りは、静岡県産活き海老と富士山サーモンにカンパチ。
活き海老の頭は素揚げしてあるため、香ばしさを楽しめます。
ねっとりと滑らか食感の枝豆豆腐は山葵の香りと共に楽しみ、
梅の酸味が食欲をそそる鮎のエスカベッシュは夏の前菜にピッタリ!
ひと口ごとに異なる食感と香りで、食前の泡ワインとの相性も抜群です。
「アルファゼータ”C”シャルドネ/Alpha Zeta ‘C’ Chardonnay」
しっかりとした酸に、苦味、果実味が複雑さを与え、リッチな余韻はフレッシュでバランスのよいシャルドネ。
椀物「ホワイトコーンのすり流し ポップコーンとカダイフ添え」
ガラスの器で提供する冷製の椀物は、甘み豊かな瑞々しいホワイトコーンのすり流し。
とうもろこしの髭に見立てたカダイフとポップコーンをアクセントに。
涼感と滋味が口いっぱいに広がり、気持ちまでも涼やかに。
魚料理「御殿場天野醤油を使ったメダイの煮付け 柚子胡椒風味」
メダイの煮付けは、甘辛いタレが染み込み、柚子胡椒の香りがアクセントに。
付け合わせの茄子も沁み入る味わい。
肉料理に合わせてお次は赤ワインを。
「レ・ヴィニョーブル・フォンタネル・ペイ・ドック・ピノ・ノワール 2023/
Les Fontanelles Pays d’Oc Pinot Noir 2023」
タンニンは控えめで、果実味がしっかりと感じられ飲みやすい味わいのピノ・ノワール。
肉料理「国産牛フィレ肉の網焼き 新生姜とホワイトバルサミコのソース」
ジューシーで歯切れの良い肉質のフィレ肉は、お箸でも食べやすい一口サイズ。
箸休め的な存在で、甘味噌がたっぷりと添えられた箱根豆腐の田楽を楽しみます。
お食事の浅利の炊き込みご飯はメインの肉料理と共に提供され、嬉しい限り。
やはりお肉はご飯にダイブさせたいものです。
炊き込みご飯も別添えの出汁もおかわり自由で、茶漬けスタイルが楽しめます。
炊き込みご飯の上に牛フィレ肉をのせて、出汁をかけ、“ひつまぶし風”にアレンジしてみました!
サラサラと茶漬けのように箸がすすみ、二人して思わずご飯をおかわりしてしまいました。
デザート「ヨーグルトムース ミント香るメロンソース」
〆のデザートは、爽やかな酸味が心地よいヨーグルトムースに、瑞々しいメロンソースを合わせて。
食後のドリンクに、私はローズヒップを、主人はカモミールをセレクトし、
香り高いハーブティーとともに、ほっこり。
五感で楽しむ“箱根時間”を
素材の魅力を丁寧に引き出したコース料理となる「旬菜蔵」での特選ディナーを五感で堪能。
旅先での特別な夜のひとときを「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」は叶えてくれます。
次回予告|バリエーション豊かな「ブッフェ朝食」をご紹介。
朝の強羅で迎える、癒し時間をお楽しみに!
ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館
住所:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320
TEL:0460-82-2121(代表)
https://www.laforet.co.jp/gora/