サンマルコ広場で街の歴史と共に生き続けるヴェネツィア最古の寛ぎカフェ「カフェ フローリアン」

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ヴェネツィアのサンマルコ広場内に1720年創業の伝統的なカフェ「Caffe Florian カフェ フローリアン」。こちらのカフェは、ヴェネツィアに現存するカフェの中で最も古く、カフェラテの発祥店として有名です。1720年創業当時は「アッラ ヴェネツィア トリオンファンテ(Alla Venezia Trionfante) 」という名であり、”ヴェネチア トリオンフォンテ”とは、”勝ち誇るヴェネチア”を意味します。カフェ創業当時、周辺の国々が次々と占領されていく中、創業者は一縷の望みのような願いを込め、そう名付けたのかもしれません。後にこのカフェは創業者のフロリアーノ フランチェスコーニ (Floriano Fracesconi)の名をとって、カフェ フローリアンと呼ばれるようになるのです。かつてはここには多くの芸術家達が集まった歴史を持っており、映画「旅情」の中で、ジェーン役のキャサリーン ヘップバーンがお茶を飲むシーンに使われたカフェであることでも有名です♪

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カフェ フローリアンでは、回廊でバイオリンやチェロ、アコーディオンなどの生演奏が楽しめることもあり、サンマルコ広場の名物でもある鳩たちと緩やかに過ぎ行く時間を楽しむことのできるテラス席も大人気です♪

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ヴェネツィア最古のカフェということもあり、知名度が高く観光名所ともなっているため、店内は地元民はもちろんのこと観光客でも賑わっています。ドアマンをはじめ、フロントにもホスト役のマダムや紳士が笑顔で出迎えてくれます。日本人観光客の多さから、片言の日本語で話しかけてくれるから嬉しいですね♪

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1800年代の装飾がそのまま残り、キラキラと眩いばかりの黄金壁には絵画がズラリと飾られ、ロココ調の美術館のような内装を楽しめるカフェ店内。深紅のベルベットのソファ席は、女性なら誰もが憧れる優雅な時間を提供してくれます♪

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「Caffè Hag, Caffè d’orzo」€6,50(日本円でおよそ910円)

デカフェ。カフェイン抜きの大麦のコーヒーです。カフェのメニューの中で一番安いものをオーダーしました(笑)それでも1杯900円以上です。箱代として受け止めますのでこれを高いとは感じませんが、これより上の価格帯が圧倒的に多く、1,500円以上のものばかりです。日本でならランチ込みの価格帯ですね♪

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「Caffè Espresso miscela Florian」€6,50(日本円でおよそ910円)

自社ブランドのエスプレッソコーヒーです。イタリアではどこのカフェでエスプレッソをいただいても本当に美味しかったですね♪

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丁度、テラス席で生演奏が始まりました。この生演奏は音楽チャージが€6(日本円でおよそ840円ほど)加算されるようです。

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非日常的な空間で歴史を感じながら、そしてピアノとバイオリンが奏でる優雅な生演奏を聴きながらいただけるティータイムのひととき。とてもお金では買えない価値がそこにあるように思います♪(人生たった1度のことと思い、気張るのも良いでしょう:笑)

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まるでお姫様にでもなったかのような錯覚すら覚えてしまう店内。嬉しさのあまり頬が紅く染まります♪

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ヴェネツィアの街を楽しんだ後は、水上ボートで本島を離れ、一路はバスに乗り込みカレンツァーノまで参ります。次回は、カレンツァーノでのレストランディナーの紹介です♪

Caffe Florian カフェ フローリアン
所在地:Piazza San Marco 56/59, Venezia, イタリア TEL:+39 041 520 5641
営業時間:10:00~24:00(3~4月,11月は~23:00、12月~2月は~21時)
http://www.caffeflorian.com/

Piazza San Marco 56/59, Venezia, イタリア

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