
象牙婚式となる14周年の結婚記念日。私たちが向かったのは、古くから名湯として親しまれてきた静岡・伊豆の温泉地、伊豆長岡温泉。旅の最初に選んだのは、身体を内側から整える“食”の時間。訪れたのは、玄米を主役にした食養スタイルの料理を提供する「玄米レストラン ぜんな」。

愛犬連れのゲストは、通常の入口ではなく、石畳のアプローチを進んだ先にあるテラス席へ。

ショコラも解放されたかのように通路を楽しくワンポしながら進みます。

庭を望む開放的な空間で、愛犬と並んで食事を楽しめるのも、この店ならではの魅力です。

中庭を望むテラス席は愛犬同伴が可能な上に、足湯付きという贅沢な時間。ここで楽しめるのは、美肌の湯として知られる伊豆長岡温泉。歴史ある名湯を愛犬と一緒に体験できるという特別感は温泉地ならではです。

光がやわらかく差し込む明るい店内は、天井高があり、開放的で、木々の温かみを感じる広々とした造り。靴を脱いで上がるスタイルが、どこか心までほどいてくれるような癒しの空間です。自然豊かな伊豆の海山の幸や無農薬野菜をふんだんに使った滋味深い味わいを楽しみながら、体の中からやさしく整っていくのを感じられる、そんな一軒です。

店内の一角には、手作りのアクセサリーや雑貨が並び、温もりを感じるクラフト小物が揃います。食事の余韻を楽しみながら、ゆっくりと手に取って眺める時間も。

テラス席は、庭に面して長テーブルが設えられており、やわらかな光と緑を感じながら、4〜6名ほどでゆったりと過ごせる空間。愛犬と同伴でき、自然と会話もほどけていくような、穏やかな時間が流れます。

ぜんなのコンセプトは、東洋の知恵をベースにした「食養」。無農薬野菜や、静岡・伊豆の海山の幸をふんだんに使い、素材本来の力を引き出す調理法で仕上げられています。

今回いただいたのは、一番人気の「本日のランチプレート」2,200円。魚・野菜・玄米ごはん・味噌汁がセットになった、栄養バランスの整った一膳です。

店主から伺ったのは、この店の原点について。店主のお父上であり、医学博士の沼田勇氏は、玄米を軸とした“食養”により多くの人を支えてきた人物。その思想と実践を受け継ぎ、ここでは玄米を主役に据えた多彩な料理が提供されています。

長椅子の後部にペットカートを置かせていただくスペースもあるため、ショコラも私たちのそばで安心できている様子。

春先の中庭は、まだ緑こそまばらながら、うららかな陽射しがやわらかく降り注ぎ、心地よい風がそっと頬をなでていきます。季節がゆっくりと芽吹いていく気配を感じながら過ごす時間は、なんとも言えない心地よさに包まれます。

「本日のランチプレート」2,200yen
本日のお魚、本日のお野菜、玄米ごはん、お味噌汁、香の物

魚・野菜・玄米ごはん・味噌汁がセットになった、栄養バランスの整った一膳となり、小鉢が賑やかに盛り込まれ、彩りも良く目でも楽しめるワンプレート。

メインのお魚は、用意された5種類の中からお好きな魚を選ぶスタイルとなり、私たちは、”銀ダラのの西京漬”と”アコウダイの粕漬け”をセレクトしました。

「身体が喜ぶごはん」とは、まさにこういうことと思える、そんなやさしさを感じるご馳走です。

「銀ダラの西京漬」
ワンプレートの主役、銀ダラの西京漬。西京味噌のやさしい甘みと香りがふわりと広がり、脂ののった身はふっくら。ほろりとほどける食感と上品な後味が、玄米の滋味と心地よく調和します。

「〆サバ」
酢の角が立たず、まろやかな酸味。浅漬けならではのやさしい味わいで、素材の旨みがふんわりと広がります。

「ホタルイカの鉄砲和え」
ぷりっと弾む初物のホタルイカは、ほんのりと効かせた辛味がアクセント。春のほろ苦さがのぞく大人の味わい。

「里芋まんじゅう 吉野がけ」
なめらかに練り上げられた里芋はとろっとろの口当たりで、湯葉の入った吉野あんが上品な旨みを添え、心ほどける一品。

「季節野菜と金山寺味噌」
シャキシャキと甘みのあるパプリカに、瑞々しい大根と胡瓜が添えられ、金山寺味噌の塩味とコクが寄り添います。

「よもぎ生麩と舞茸とほうれん草の白和え」
もっちりとしたよもぎの生麩に、香り豊かな舞茸とほうれん草。やさしい白和え衣が全体をふんわりと包み込む一品。

「ひじき煮」
ふっくらと炊き上げられたひじきは、素朴ながらも奥行きのある味わい。やさしい甘辛さがじんわり広がります。

「セリの信田和え」
ほろ苦さをまとったセリに、やわらかな油揚げの旨み。出汁の風味がやさしく広がり、季節の移ろいを感じさせる一品。

「野菜サラダ」
みずみずしい葉野菜をたっぷりと。やさしい酸味のドレッシングを纏い、自然な甘みが広がり、身体整う清々しさ。

「ごぼうと根菜のポタージュスープ」
濃厚なとろみがあり、ごぼうの香り豊かに根菜のやさしい甘みが広がる、ほっこりと心まで温まる一杯。

「アコウダイの粕漬け」
もう一つの主役は、アコウダイの粕漬け。酒粕の芳醇な香りがふわりと広がり、身厚でしっかりと肉感があり、まろやかな旨みがじんわりと広がる、奥行きのある味わいで、ご飯のお供に最適。

「玄米の鯛めし」
噛むほどに甘みが広がる玄米に、贅沢に鯛のほぐし身が入り、旨みが重なり、滋味深く身体の奥まで満たしてくれる一膳。

「大根と葱の味噌汁」
鰹節と羅臼昆布で丁寧にとった出汁が、やわらかく広がる味わい。大根の甘みと葱の香りが重なり、心まで温まる一椀。

食後は足湯に身をゆだね、ほっとひと息。

温もりがじんわりと広がり、心までやわらいでいくひとときを。

食養の考えを基にした滋味深い和食を堪能し、愛犬とともに、心安らぐ空間で過ごす癒しのひととき。心身ともに整ったところで、伊豆長岡の旅のはじまりです。

玄米レストラン ぜんな
住所:〒410-2323 静岡県伊豆の国市大仁475
TEL:0558-76-1073
営業時間:11:00~15:30(LO14:30)
※夜は予約制:4日前までに要予約(10人から予約可)
定休日:水・木曜日
ペット:テラス席のみ同伴可
駐車場:店前に有(8台)
https://zenna-izu.com/