台湾最南端の墾丁グロリアマナー自然と共存するリゾートホテル！

屏東県の台湾最南端にあたる恒春半島に位置し、
全域が熱帯気候に属す広大な敷地を誇る「墾丁国家森林遊楽区」内にある
リゾートホテル「Gloria Manor（グロリアマナー）華泰瑞苑」。
「GLORIA HOTEL GROUP グロリアホテルグループ（華泰大飯店集團）」が2011年3月に、
「台湾省林務局」と正式に契約し、「墾丁賓館」を「グロリアマナー（華泰瑞苑）」と改名し、
元あった主な建築を残したまま、近隣の生態環境保護も考慮した上で、
台湾の「JAHAA（頡合設計）」がデザイン設計を担当し、建物を改築。
およそ1年程の月日を費やし、2012年にオープンさせ、その経営管理を引き継いでいます♪

「墾丁国家森林遊楽区」のゲートからホテルのゲートまで、車で約5分程度を要します。
門番が待機しており、セキュリティ面でも安心のサポートです。
豊かな緑に囲まれている様子が伺えます♪

「Gloria Manor（グロリアマナー）華泰瑞苑」は、
台湾に30ヶ所以上ある元中華民国総統である蒋介石の保養地であったため、
当時は各国の要人を招く施設として使用されていました。
それゆえに、最高のロケーションに恵まれた閑静な場所に位置しています。
その後、観光の発展に伴い「墾丁賓館」として多くのゲストを迎え入れてきた歴史があります♪

グロリアマナーは、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定を行っている
「Red Dot Design Award（レッドドット・デザイン賞）」にて
「レッドドットインテリアデザイン賞」を2014年に受賞しています♪

今回はスケジュールの都合で、高鉄の左営駅（Zuoying Station）より個人タクシーを利用しましたが、
一般の宿泊ゲストは、定時に発車するホテル専用のシャトルバスを利用することが可能です♪

シャトルバス利用時間（要事前予約）
送迎時間：11:30～グロリアマナーから高速鉄道左営駅へ
送迎時間：14:15～高速鉄道左営駅からグロリアマナーへ

墾丁（Kenting）は、冬の東北季節風の季節（11月～3月）に強い落山風が吹くため、
アプローチからエントランスホールまでを階段で段差を付け、防風性を高めた造りを施しています♪

中国の青銅器の中でも最も古い歴史を持ち、
酒を温めるための器である青銅器/爵をイメージしてデザインされた渡り廊下。
青銅器/爵は、古き中国の王朝「夏商周」では、神に祈りを捧げる際に用いられていた器とのこと。
歴史ある建物は、大切に保存するために修繕をかけたと伺いました。
また、「虚心、謙遜」の象徴である竹をイメージしたデザインを外観や内観にも多用しており、
伝統と現代アートの融合により、現代台湾の精神を作り出しています♪

玄関アプローチ

正面入口に石の壁を用いることで、冬の落山風を防いでいます。
ただ石壁を建てるのではなく、水を張り巡らせることで、避暑効果も担っています♪

外気を遮断し、ひんやりと心地良い空気が流れるフロントロビー。
「自然との共存」をテーマに掲げ、大自然に馴染みやすいデザインを生み出されています。
天井は、台湾一の竹の産出地・南投県竹山のベテラン竹編み職人である
羅川敦が6人の職人手で竹を編み込まれており、
台湾の伝統工芸品でもある竹編み籠の巨大オブジェを吊るしています。
床には、天井の籠穴と同じ六角形の大理石を使用し、イメージを統一しています。
六角形がデザインされたのは、数字の六が台湾では、
「六六大順（すべて順調）」、「長寿」などの意味があり、縁起が良いためです。
グロリアマナーでは、竹編みのオブジェによって、
台湾人の意志の強さや品格、謙虚さといったものを伝えたいと考えているのです♪