浜松手打ちそば「蕎麦家おおもり」江戸時代に定着した縁起担ぎの年越しそば

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全国から選んだ玄そばを週替わりで粉を変えて打つ極の蕎麦を提供している中島の「蕎麦家 おおもり」。
店主である大森正人さんが丹精込めて作られる手挽きの打ち立て蕎麦と
奥様の三枝子さんが丹念に揚げられるサクサク食感であっさりとした味わいの天ぷらが美味しくいただけるお店。
浜松で手打ちそばをいただくなら、必ずこちらのお店に伺います。
毎年、「蕎麦家 おおもり」の大晦日は、350食ほどの「持ち帰り用年越しそば」をやられていましたが、
2015年はご老体に鞭打つのは止め、大事を取って、100食限定の営業とされたようです。
とくれば、いつものようにカウンターへ腰掛け、
大森夫妻との会話を楽しみながら、美味しい年越し蕎麦をいただくことにしましょう♪

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店内は、10名ほどの座敷と4名ほどが腰掛けれるカウンター席とのこじんまりとしたお店。
天井は高く、木の温もりが溢れゆったりとした時が流れる空間。
1枚板のテーブルを囲む常連の方々の姿はいつものことですが、
時折、噂を聞き付け県外組が遠方からわざわざ足を運ぶ一見さんの姿もちらほら見受けられ、
蕎麦好きにはとても人気のあるお店です。
大晦日の営業は、11:00より開始し、限定の100食が売り切れた16:00前には終了となりました♪

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「(温)かけそば」 900円

年越しそばとは、江戸時代には定着した日本特有の風習であり、
蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味で、
大晦日の晩の年越し前に食べる蕎麦のことを指すようです♪

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「(温)とろろ」1,200円

寒い冬には、温かい汁に真ん丸いお月様のようなこちらの「(温)とろろ」もお勧めです。
出汁の優しさとおろし立てのとろろでまろやかになった蕎麦をズルッと流し込むと冷えた身体が温まります♪

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「竹輪の磯部揚げ」※裏メニュー

常連のお客様より差し入れてくれた「ヤマサ」の竹輪を、
奥様の三枝子さんが磯部揚げにして提供してくださいました!(嬉喜)
こちらでは、時折、常連様の我儘を聞き入れてくれる裏メニューが存在します(笑)
サックサクの衣に香ばしい青海苔の香り、食べ応え感のある竹輪は最高です♪

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御年68歳となる大森正人さん。
手打ちそばをやるには御自身の身体が勝負だといいます。
まだまだ打ち続けて欲しい気持ちはありますが、
やはり、寄る年波には勝てないもので、昔に比べて体力が大幅に落ちてしまい、
100食でも相当な体力を要するため、正直しんどいそうです。
いつまでも御身体を大事にしていただいて、無理のない範囲で続けてくれることを願っています。
大森さん、三枝子さん、2016年もどうぞ宜しくお願い致します♪

蕎麦家 おおもり
住所:浜松市中区中島1-31-1
TEL:053-463-2879
営業時間:11:30~14:00
定休日:月、火曜日(夜は完全予約制)
http://www12.plala.or.jp/sobaya/

浜松市中区中島1-31-1

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