ワインを愛するソムリエオーナーが営む「ワイニスタ」は富山街中の隠れ家的なイタリアン

富山市中心街、総曲輪の商店街付近にある隠れ家的存在のイタリアン「ワイニスタ」さん。ソムリエのオーナー松谷幸司さんが選び抜いたイタリアを中心としたワインと、華やかで独創的でありながら、且つ郷土の伝統を大切にした料理を提供しているお店です。長身でイケメンなソムリエ松谷さんのスマートなサービスが心地良く、店内はモノトーン調でシックでクールな落ち着きのある空間を創り出しています。店名の”ワイニスタ”とは、”ワイン”と”○○ニスタ（伊：○○のファン）”を組み合わせた造語だそうです♪

テーブルに飾られたミニ薔薇は、丁度前日2013年8月11日に4周年を迎えられたワイニスタさんが常連様からのお祝いとして花束をいただいたのだとか。店内に掛けられた薔薇の画に合わせてご用意されたそうで、シックな空間にマッチングしています。そのように粋な贈り物をされる素敵なお客様たちに愛されているお店、素敵ですよね。こちらのランチメニューは、下記の通りA～Dの4コースを提供されています。今回は、Cの選べるパスタコース2,100円とDの選べるメインの付くコース3,500円をオーダーしました♪

■ Pranzo – A ～お忙しい方向けのカジュアルなビジネスパスタランチ～1,000円
・本日のパスタ料理　（大盛＋200円）　黒板表記
・自家製パン・サラダ・ミニデザート・コーヒーまたは紅茶
■ Pranzo – B ～富山の野菜がたっぷり入ったリゾットランチ～1,500円
・旬野菜と和牛ホホ肉とモッツァレラチーズのトマト風味リゾット・バーニャカウダ風サラダ・野菜スープ
・ミニデザート・コーヒーまたは紅茶
■Pranzo – C ～ディナータイムのパスタと前菜を楽しむランチ～2,100円
・前菜盛り合わせ4品＋サラダ・パスタ料理（下記のから1品選べます）・自家製パン
・お好みのドルチェ・コーヒーまたは紅茶
■ Pranzo – D ～ゆったりとコース料理を堪能できるランチ～3,500円
・前菜盛り合わせ5品・パスタ料理（下記から1品選べます）・サラダ・メイン料理（下記から1品選べます）
・自家製パン・お好みのドルチェ　（下記から1品選べます）・コーヒーまたは紅茶
◆パスタ料理
①サルディーニャ産カラスミのボンゴレビアンコワイニスタ風
②和牛ひれ肉ラグーのフレッシュトマトのスパゲティ
③白身魚とアンチョビのトマトソーススパゲティ
④本鱒とハマグリのクリームソーススパゲティ
◆メイン料理（単品1,700円）
①本日の鮮魚料理
②奥美濃古地鶏のオーブン焼きフレッシュトマトとりんご酢のソース
③四元豚シルキーポークロースのしっとりグリルフォンドゥータソース
④フランス産鴨胸肉のロースト上質なバルサミコのソース
⑤和牛ホホ肉のやわらかグリル
⑥仔羊のロースト赤ワインソース（＋300円）
◆ドルチェ
・ロールティラミス・パンナコッタ・ガトーショコラ・アールグレィのシフォンケーキ

「前菜の盛り合わせ」

キッシュは、野菜が一番おいしくなる夏野菜を使用した甘み感じる1品。テリーヌはフォアグラ、鶏むね肉、豚挽肉と鉄分控え目の白いお肉を使用され、あっさりとした味わい。富山ならではの本鱒は、ドライトマトのソースで爽やかに。ぼたん海老はグレープフルーツをフェンネル風味のマリネにし、サラダ感覚で。帆立とポルチーニ茸のふわしっとりのムース仕立てで口どけ滑らかなテリーヌに。そしてルッコラやオクラのサラダを添えられたバーニャカウダソースでいただきます。小ポーションながらにどれも味わいを楽しめる品々で、あっさりとした夏を感じる素材から、コクと旨味を引き出したものまでバリエーション豊かな前菜です♪

「自家製パン2種」　フォカッチャとくるみとレーズンの自家製パン。お好みでオリーブオイルで。

Cコースのパスタ「サルディーニャ産カラスミのボンゴレビアンコワイニスタ風」

大粒の浅利は、ふわっとしており身もやわらかく、カラスミの塩気がまた食欲をそそります。パスタは、ランチタイムは1.6mm程度のスパゲティを使用されており、湯で加減が絶妙なアルデンテ。パスタをいただいて思った正直な感想は、昼といえども白ワインを誘う1品といった感じでしょう（笑）流石、ソムリエさんがオーナーをされているだけありますね。たまたま隣に座られた夏着物の素敵マダムが白を嗜まれているのを横目に素直にそう思いました♪

Dコースのパスタ「白身魚とアンチョビのトマトソーススパゲティ」

メインが付くのでCコースのパスタよりポーションが少な目になります。こちらは、先ほどのパスタよりもアンチョビの塩加減がしっかりと利いており、どちらかといえば、薄味が好みのわたし達夫婦には、少し塩分を強めに感じる1皿。アルコールを誘う味付けのようにも感じるので、ワイン片手にディナーへの誘導がお上手かと（笑）ソムリエオーナーの松谷さんとシェフの誘いにまんまと乗ってしまい、夜メニューも拝見し、次回はワインとのマリアージュも楽しみたいと強く思ってしまいましたね♪

Dコースの「サラダ」　メインのタイミングでミニサラダが出てきます。粒マスタードのドレッシングで。

メイン「四元豚シルキーポークロースのしっとりグリルフォンドゥータソース」

四元豚シルキーポークのロース肉を低温調理でじっくりとグリルすることで、しっとりさを残しています。シルキーポークは、豚肉特有の臭みが少なく日本人好みのさしもあり、身はとても柔らかく噛むごとに甘みを感じます。ソースは、ブールブランの酸味ある白ワインベースのソースにバジリコのアクセントを付けており、とうもろこしの自然な甘みのディップと共に爽やかな1品♪