
「志摩地中海村」の中央広場から歩みを進め、次に訪れたのは「アンダルシアゾーン」。ここは、スペイン南部の地中海に面したアンダルシア地方をイメージして造られたエリアです。

情熱の国・スペインらしい、明るく華やかな海辺の街を表現しており、白い漆喰壁とオレンジ色の瓦屋根、花々が彩る街並みは、歩くだけで心まで軽やかになるような開放感に包まれています。建築デザインは、スペイン・アンダルシア州にあるロンダやカサレスの美しい街並みを参考にしているそう。街角で目を惹くのが、多目的スペース「Caja Libre(カハ・リブレ)」。”Libre”はスペイン語で「自由」という意味。その名の通り、イベントや展示、ワークショップなど、さまざまな用途で活用される自由な空間です。

どこからともなく、やさしいピアノの音色が風に乗って聞こえてきました。その心地よい旋律に誘われるように足を進めると、そこは空調の効いた涼やかな休憩スペースになっており、一人の男性が白いピアノを優しく奏でていました。異国情緒あふれる街並みに溶け込む美しい音色は、まるでスペインの小さな街角で過ごしているかのよう。散策で少し火照った体を休めながら、穏やかなピアノの旋律に包まれ、自然と心まで癒されていきます。

この「カハ・リブレ」には、「街角ピアノ(ストリートピアノ)」が設置されており、11:00~15:00の演奏可能時間内であれば、誰でも自由に演奏することができます。旅先で偶然出会った一曲は、その景色とともに、心に残る旅の思い出に。

石畳の小路を歩いていると、日本にいることを忘れてしまうほど、本場さながらの異国情緒が広がっています。

白い漆喰壁に切り取られた窓のような風景。何気なく視線を向けた先には、穏やかな英虞湾と緑豊かな島々が広がり、街並みと伊勢志摩の自然が見事に調和した、志摩地中海村ならではの絶景に出会えます。

散策の途中で見つけたのは、赤と白のストライプのオーニングが目を引く、テイクアウトカフェ「Pescador / ペスカドール」。店頭には、ソフトクリームやチュロス、ドリンクなど、気軽に楽しめるメニューが並び、思わず立ち寄りたくなる可愛らしい雰囲気。購入したドリンクを片手に、異国情緒あふれる街並みをのんびり散策するのも、この村ならではの贅沢な過ごし方。店内には「漁師のサロン」と呼ばれるイートインスペースが用意されているほか、開放感あふれる屋上テラスでもひと休みできます。さらに、屋上席は愛犬も同伴可能なので、愛犬との街歩きの途中に休憩を挟むのにもぴったりです。

白い街並みは、思わずカメラを向けたくなるフォトジェニックなワンシーンが見つかります。

可愛らしいハートのウォールアートが此処にもありました。椅子に腰掛けて、テーブルを挟んで向かい合い、カップル撮影したら、きっと愛らしい一枚になることでしょう。

路地を見上げれば、繊細なアイアンアートが施された街灯が青空に映えます。異国の街並みに上品なアクセントを添え、何気ない路地さえも絵になる風景へと変えていました。

街を歩いていると、至るところに「HOTEL Guest Only」のサインが現れます。その先は、宿泊ゲストだけが立ち入ることのできるプライベートエリア。白い街並みの中には、宿泊者だけが味わえる静かな空間が広がり、滞在するからこそ体験できる特別な時間が流れています。

この先も宿泊ゲストだけが足を踏み入れることのできるプライベートエリアとなります。その奥には、宿泊者専用の天然温泉 「Spa Alhambra(スパ・アルハンブラ)」 が佇み、スペイン・コルドバの世界遺産「メスキータ」をイメージした浴場は、モザイクタイルが彩る異国情緒あふれる空間。ムスリム統治時代のスペイン建築を思わせるアラビックデザインが広がり、一歩足を踏み入れるだけで海外のスパを訪れたような気分に浸れます。地下1,430mから湧き出る天然温泉は、保温効果が高く湯冷めしにくいナトリウム塩化物泉。街歩きで心地よく疲れた身体を、やさしく包み込んでくれる癒やしの湯とのこと。日帰りでは体験できないこの特別な空間も、次回は宿泊してゆっくり満喫してみたいと思わせてくれる魅力のひとつでした。

アンダルシアゾーンは、どこか陽気で温かな雰囲気が漂うエリア。白い建物の間からのぞく青空、テラコッタの屋根、色鮮やかな草花など。歩くたびに景色が変わり、思わずカメラを向けたくなる風景が続きます。

白壁を彩る鮮やかな黄色の壁掛けプランターを見つけると、ここでも黄色い洋服を着たショコラとおそろいのカラーで、この街の風景に溶け込んだような一枚に。

ゆっくり散策しながら、お気に入りの一枚を探す時間もこの「アンダルシアゾーン」ならではの楽しみ方。白い街並みを歩き、心地よい風に包まれ、旅の時間はまだ続きます。次回はいよいよこのシリーズの最終回。噴水が迎える「サルジニアゾーン」で、志摩地中海村の魅力を余すことなくご紹介します。最後まで、一緒に地中海の旅をお楽しみください。
志摩地中海村
住所:〒517-0403 三重県志摩市浜島町迫子2619番地1
ホテル代表番号: 0599-52-1226
日帰り入村時間:10:00〜16:30(最終受付)
入村料:大人(中学生以上)700円、小学生300円
未就学児および周辺地域(志摩市、伊勢市、鳥羽市、度会郡)在住の方は無料。
https://www.puebloamigo.jp/