
伊勢志摩国立公園の豊かな自然に抱かれた「NEMU RESORT / ネムリゾート」で迎えた2日目。この日は、ホテルに隣接する「志摩地中海村」へ。ネムリゾートから車で数分の距離にありながら、一歩足を踏み入れると、そこには日本とは思えない異国の景色が広がっています。今回の記事では、村内を4つのエリアとカフェに分けて、その魅力をじっくりとご紹介します。

志摩地中海村の入口にあるチケットカウンターで受付を済ませます。私たちは「JR東海」が運営する「EX会員の旅先予約サービス」の事前予約オンライン決済で、「村内でご利用いただける500円クーポン付き」を利用し、通常よりお得な料金で入村。

志摩地中海村の入村料は、日帰り料金が大人(中学生以上)700円、小学生300円、未就学児無料、ペット1匹300円です。

「EX会員の旅先予約サービス」の特典で、施設利用金券500円分を人数分いただけ、実質の入村料は、一人当たりわずか200円に。お得に楽しめるのも嬉しいポイントです。

志摩地中海村は、スペインやイタリアの街並みをイメージした4つのゾーンで構成されています。それぞれ異なる景観や雰囲気が広がり、歩くたびに新しい発見があるのも魅力。今回の旅では、エリアごとの見どころを巡りながら、約4時間かけてゆっくり散策を楽しみました。

白いゲートをくぐると、目の前に広がるのは、梅雨時期とは思えない青空と白い街並み。

「え?ここは、本当に日本なの?」と、思わず声が漏れてしまうほど。海外へ来たわけではないのに、景色も空気も、まるで地中海沿岸の港町。日常からふっと切り離されるような、不思議な感覚に包まれる景色に出会えます。

ここからは、まさに、”海外を旅しているような時間”のスタートです。

愛犬も一緒に入園できるのが、この村の大きな魅力です。リードを着けていれば村内を自由に散策できるため、お散歩が大好きな愛犬でも思う存分楽しめます。我が家のショコラはドッグカートでのんびり散策しましたが、白い街並みや石畳、色鮮やかな花々など、初めて目にする異国の風景に興味津々。キョロキョロと辺りを見渡しながら、ワクワクした表情を見せてくれました。愛犬と一緒に同じ景色を眺め、同じ時間を過ごせることも、志摩地中海村ならではの特別な魅力だと感じます。

ふと視線の先に広がるのは、穏やかな英虞湾の雄大な景色。白い街並みとの美しいコントラストが、まるで本当に地中海沿岸を旅しているような気分へと誘ってくれます。

テラコッタカラーの外壁と瓦屋根が調和した建物が広がり、スペインの小さな町を思わせる温もりある雰囲気のホテルフロント。落ち着いた大人のリゾート感が伝わってきます。

テラス席や中庭のパティオ席には愛犬も同伴できる「Cafe Amigo / カフェ・アミーゴ」は、後ほどご紹介。

色鮮やかなタイルで彩られた噴水の足元には、大きく口を開けた蛙の姿が。

我が家のショコラも負けじと大きく口を開けています(笑)

噴水から左手に進むと最初に広がるのが、カスティーリャゾーンとなります。ここは、マドリードの南に広がるスペイン中部・カスティーリャ地方をイメージして創られたエリアです。

色鮮やかなタイルがあしらわれた噴水や、テラコッタ色の建物、瓦屋根が並ぶ街並みは、どこか素朴で温もりがあり、スペインの小さな町をゆったりと散策しているような気分にさせてくれます。石畳の道を歩けば、建物の間からふと英虞湾が顔をのぞかせ、異国情緒あふれる街並みと穏やかな海の景色が美しく調和。

華やかすぎず、落ち着いた雰囲気が漂うこのエリアは、旅の始まりにぴったりの場所。

建物の質感や石畳、季節の花々、街を吹き抜ける風の音など、五感で異国の空気を味わえるのがカスティーリャゾーンの魅力。

路地沿いに並ぶ建物の入口には、一つひとつ客室番号が記されています。この美しい街並みのほとんどが宿泊棟。観光地を歩いているというよりも、地中海の村で暮らす人々の生活にそっと溶け込んだような、不思議な心地よさを感じます。

さらに石畳の路地を歩いていると、ふと目に留まったのが、リニューアルしたばかりの「ワンワンスイート」の案内看板。

看板の先にあるのは、木彫りのワンちゃんサインが飾られた可愛らしいプライベートヴィラ。こちらは、2026年6月にリニューアルされたばかりの、2棟限定・愛犬同伴専用の「ワンワンスイート」。志摩地中海村を象徴する白い街並みに溶け込むヴィラは、120㎡もの広さを誇り、小型犬・中型犬なら最大3頭、大型犬でも最大2頭まで一緒に宿泊できます。今回のリニューアルでは、フロント近くへ移設されたことで、荷物が多くなりがちな愛犬との旅行でも移動がスムーズになったのも嬉しいポイント。ヴィラは1階が寝室、2階がリビングという開放感あふれる2層構造の一軒家タイプ。今回は日帰りでの散策でしたが、このヴィラを目にした瞬間、「次はここに泊まるのもいいね」と、そんな新しい旅の楽しみが膨らみました。

ここは、観光施設ではなく、一つの街そのものがホテルという贅沢な発想。その完成度の高さは想像以上で、まるで本当に地中海沿岸の村に滞在しているかのような気分に浸れることでしょう。

カスティーリャゾーンを歩いたら、ぜひ立ち寄りたいのが見晴らしの良い「愛の塔」。

「愛の塔」の一角には、白いホタテ貝に願いを託す絵馬掛けがあり、愛らしい絵馬は、300円で楽しめます。

海辺のリゾートらしく、多くのホタテ貝の絵馬が風に揺れています。ホタテ貝は、スペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者の象徴として知られるもの。旅の安全や願いを託す意味が込められており、異国情緒あふれるこの村の風景にも美しく溶け込んでいました。一枚一枚に綴られた想いを眺めていると、この場所が多くの人にとって、心に残る旅の思い出になっていることが伝わってきます。

村全体を見渡せる人気のビュースポット「愛の塔」。塔内には、「愛の鐘」があり、大切な人と鐘を鳴らせば、その音色が白い街並みと英虞湾に優しく響き渡ります。異国情緒あふれる景色に包まれながら過ごす時間は、旅の思い出をより特別なものにしてくれるでしょう。

ハート型のモザイクには、スペイン語で「Torre del Amor(愛の塔)」と描かれています。愛の塔を訪れた記念撮影スポットとしても人気で、可愛らしいタイルアートが旅の思い出を彩ってくれます。

一つひとつの路地に物語があり、どこを切り取っても絵になるカスティーリャゾーン。そして、この旅はまだ始まったばかり。次回は、まるでエーゲ海のリゾートを訪れたような景色が広がる「ミコノルカゾーン」へご案内します。
志摩地中海村
住所:〒517-0403 三重県志摩市浜島町迫子2619番地1
ホテル代表番号: 0599-52-1226
日帰り入村時間:10:00〜16:30(最終受付)
入村料:大人(中学生以上)700円、小学生300円
未就学児および周辺地域(志摩市、伊勢市、鳥羽市、度会郡)在住の方は無料。
https://www.puebloamigo.jp/