「ワット・ウモーン」街の喧騒から離れ森の中にある神秘的な洞窟の寺院

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ステープ山の麓にある緑の森に囲まれた寺院「ワット・ウモーン Wat Umong」は、
12世紀末、ランナータイ王国初代王メンラーイにより、スリランカから招いた僧侶の瞑想修行の場として建立され、
14世紀末に境内に名称の由来となったトンネル(ウモーン)が掘られ、
その中に仏像が安置され、僧侶たちがレンガ造りのトンネルで瞑想を行ったとされています。
街の喧騒から離れ、森の中の静けさと、夏でもひんやりとしたトンネル内は瞑想するのに最適な場所となります。
こちらでは、厳しい修行をしようとする僧侶が多く集い、外国人の修行も受け入れているそうです。

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入り口付近にはいろいろな教えがイラストでわかりやすく表記されています。

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飲酒運転や博打など、悪いことをしたら犬になってしまうという戒めのイラスト。

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境内には、鶏がありとあらゆるところに自生していて、いろいろな所から元気な鳴き声が聞こえ、とても長閑です♪

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ワット・ウモーンは、ランナー王朝の初代メンラーイ王がチェンマイに都を創った際に、
スリランカから招いた僧侶が修行できるようにと、11か所の竹林を寄進しスリランカ様式に則って建てたものです。
その後、僧侶が瞑想修行できるようにとアナータムミカラート王(1367~1387年)が
4つの入り口を持つトンネルを掘らせます。
以降、寺院は「ウモーン(トンネル)」の寺と呼ばれるようになり、
現在は、隣接する4つの寺院を合併して「スアン・プッタタム」という修行センターとして発展しています。
広い境内のいたるところに、1949~1966年にかけて寺の住職を務めたパンヤー・ナンタピック高僧による
仏教の教えが書かれた看板が立てられており、
厳しい修行をしたいと願う僧侶が目指すお寺となっているのです。

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仏像は洞窟の奥に有り、洞窟を抜けて進むと別の洞窟から奥に出られるので靴を持って入ります。

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トンネル内を裸足で進むとひんやりとした感じる石タイルの床。
洞窟の中の空気はとても冷ややかに感じ、常夏のタイ王国ということを忘れてしまいそうです。

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その昔、ワットウモーンがどのような環境であったのか詳細を記載している案内板。
以前、こちらのトンネルは、彩り鮮やかに赤く染められ綺麗に壁画が装飾されていたことが判ります。

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洞窟の先に静かに安置されている仏像。
神秘的な場所に安置されているだけに、神々しさが増すように思えます。

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薄暗く、最小限の灯りが灯され、石壁を伝う声が響き渡るトンネル内。

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一回り小さなトンネルの階段を進みます。

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トンネル内の数箇所に静かに安置されている仏像。
礼拝される方の姿も見られるのですが、こちらは本当に静かで良いところです。

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一番奥の洞窟の壁画は一部残っており、鳥や花などが描かれている様子が伺えます。

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洞窟内からの外の風景。

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トンネル内を進み、こちらの洞窟から出て参りました。
薄暗いトンネル内に暫く居ると、
外の陽射しが曇り空だというのに眩しささえも感じます。

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屋上には大きな仏塔があり、標高が高い所にあるため、
飛行機がぶつからないように夜はライトアップしているそうです。

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火焔樹

タイで見掛けた美しい名花は「鳳凰木 ほうおうぼく(火焔樹 かえんじゅ)」です。
※世間一般では「火焔樹」と呼ばれておりますが、正式名称は鳳凰木。
清楚で可憐な桜に対し、妖艶で情熱的な南国を思わせる鳳凰木は世界三大花木の1つとされています。
タイの最も暑い時期の4~5月頃に燃えあがる炎のような朱赤の花を咲かせるようです。
6月のこの時期は、これでもう終わり頃とのことでしたが、
それでも、鮮やかな美しい赤色をしており、
遠方でも目を惹き、近くで眺めても飽きない素敵な花の姿をしておりました♪

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階段を下りていくと、こちらにも蛇神の「ナーガ Nāga」が設置されています。
こちらは復元されたものです。

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こちらがオリジナルの蛇神「ナーガ Nāga」で、階段脇に祀ってあります。
こちらの寺院は郊外となるため、観光客も少なく、静かな寺院巡りがお好きな方にお勧めです♪

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さて、お次は、「チェンマイハッピーツアー Chiangmai Happy Tour」の観光ツアーで巡る
タイ語で”花園”と名付けられ、
真っ白なチェディが印象に残る「ワット・スアン・ドーク Wat Suan Dok」の紹介です♪

ワット・ウモーン Wat Umong
所在地:135 Moo 10, Su Thep Rd, Muang Chiang Mai, Chiang Mai 50200 ⇒Google Map
利用時間:8:00~17:00 休日:無
料金:無料(心付け程度)

チェンマイハッピーツアー Chiangmai Happy Tour
http://chiangmaihappytour.com/

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