熱燗片手に鰻処「うな正」のコース仕立てのうなぎを楽しむ

三方原町のもくれん通り沿いにある創業昭和53年のうなぎ料理店「うな正」さん。現在は、先代の後をご子息の伊藤正樹さんが継がれ、二代目店主となり家族営業されています。幻のうなぎとされる純国産大井川共水うなぎ100％を提供されており、各メディアでも取り上げられ県外から楽しみに足を運ばれる方も多い鰻処です♪

店内は、テーブル席8席、小上がりの座敷席（6畳間4名×2、8畳間4名×3）となっており、全室禁煙。この日は小雨降る中、我が家より徒歩圏内にある、うな正さんに伺いました♪

昔から「うなぎ屋」は焼き上がりまで時間がかかるため「日本酒」と年季の入った「香の物」で出来上がりを待つという方が多かったそうです。そんな良き時代を大切にされたいという店主の想いから、静岡の地酒をはじめ、店主お気に入りのこだわり地酒を用意されていますので、好みの味わい、飲み方（冷、常温、ぬる燗、熱燗）をお伝えすると良いものを選んでくれますよ♪

「熱燗」　店主にお勧めをいただきました。辛口で飲みやすいのですが熟成の味わいが広がり、飲み応えも感じられます♪

「手造りぬか漬盛り合わせ」950円

開店以来、継ぎ足しの自家製ぬか床で代々受け継がれる大切な一品。程好い塩気で野菜の旨味を感じることのできる上品な味わい♪

「うなぎのにこごり」

うなぎの骨せんべいをオーダーしたのですが、生憎の品切れだったようで、サービスでこちらを出してくれました。とても上品なにこごりで山椒の香りがふわっと立ちお酒の当てに嬉しい一品♪

「共水うなぎ肝焼」700円　カリッと香ばしく焼き上げた肝焼。肝の苦味とタレのコクが日本酒に合わないわけがありません♪

「ひれ」

ひれは、ゼラチン質の部分もありコラーゲンたっぷりで女性に嬉しい一品。こちらは粗めの大根おろしとポン酢でさっぱりといただけます♪

うな重の先付「湯葉」　上品にとろける湯葉を濃厚な南瓜のクリームソースでいただきます♪

「共水うなぎ　うな重」3,750円

共水うなぎを1本分のせた、うな正さん一番人気のうな重。大井川の共水うなぎは、焼津市にある共水（株）さんが鰻本来の美味しさを第一に考え、品質研究・養殖する鰻です。健康で美味しく育てる為、飼育尾数に制限があり、全国で30数件の鰻店のみでしか味わうことのできないブランド鰻です。少々小ぶりに感じますが、天然鰻のような細かい肉質のスマートな鰻として育てあげているからです。人間の体に良いDHAやEPAなどが多く含まれる栄養豊富なうなぎで、天然鰻のような香りと甘味をもち、栄養価の高い脂は体組織のなんと25%以上も占めています。うなぎはあらかじめ小さめに切り分けられており、食べやすくなっています。タレは甘からず辛からず上品な醤油で、昭和23年より浜北・富永醸造さんと特約しうな正さん専用のたまり醤油を使用。すりたての山椒をかけて香りを楽しむも良し、おろしたてのわさびを合わせていただくも良し。違った味わいが広がります♪