「祥雲龍吟」ミシュランガイド台北2つ星獲得し台湾で日本料理が花開く!

「ミシュランガイド東京2018」にて連続で3つ星を獲得し続けている六本木の日本料理「龍吟」の台湾1号店「祥雲龍吟Ryugin」が「ミシュランガイド台北2018」にて見事2つ星を獲得!

場所は、台北市中山区大直地区に2014年9月に誕生した高級飲食店ビル「赫士盟大樓」の5階になり、目印は、江振誠 Andre Chiang(アンドレ・チャン)シェフ率いる「RAW」が入るビルとなります!

この日は、台湾の友人夫妻の御結婚を祝い、こちらでのディナーを選んで再訪!友人夫妻が到着するまで、ウェイティングスペースにてウェルカムドリンクの台湾茶を頂きながら待つことに致しましょう!

 

オープン当初、稗田 良平 (Hieda Ryohei)シェフは日本からの食材も取り入れながらコースを組み立てていましたが、現在は、地元の生産者たちとの繋がりを大切に、全てのメニューを台湾食材のみで構成する日本料理となり、豊かな台湾の厳選食材を用いて、日本料理の真髄を、日台融合を感じられる至極のコースを提供しています!

今回は、専属Sommelierが推奨する日本酒とワインのペアリングにて堪能!


先ずは、台湾で造られている祥雲龍吟オリジナルのChampagneにて乾杯!

①「浅利のスープ」
メニューにはありませんが、美味しい浅利が入荷したとのことで、特別に追加されたスープ!
台湾バジルの色鮮やかなオイル香が立ち込める浅利のスープは、一口で十分な程に海の恵みに感謝する一品で心が癒やされる思いです!

②「鮪魚、香菜、湯葉」×「日本酒:石鎚 純米吟醸 備前雄町 無濾過中汲 槽搾り」(力強く野性味溢れるクラシカルな味わい)
ハンバーガーのように提供されたフィンガーフードの前菜は、カリカリに揚げた湯葉にツナタルタルと台湾産キャビアをたっぷりと忍ばせた絶品つまみ!コリアンダーフラワー(香菜の花)の個性的な香りが食欲を掻き立てます!

個性に溢れ、キラキラと輝く、様々なデザインの江戸切子の御猪口を、個々に好みの柄を選べるのも、楽しみ方の1つです!

③「海膽(雲丹)、皮蛋」
澎湖(ポンフー)で穫れた濃厚な台湾雲丹に皮蛋豆腐を合わせた涼し気な一品!
グリーンオニオンフラワーのほろ苦さが良いアクセントになっています!

④「鰹魚、烏賊、明蝦(海老)」×「日本酒:黒龍吟」(アップルテイストの辛口)
虹色に輝く鮑の貝殻の上に盛られた刺盛りは、藁でスモークしたカツオに、旨味の強い車海老、ねっとりと甘いイカ、鮮度抜群で磯の香りが芳しい海ぶどうを、醤油とチリ酢の2種で楽しみます!

⑤「鰻魚、山藥(山芋)」× 「日本酒:十四代 中取り純米吟醸 備前御町」(ブラックペッパー、ジンジャー、フラワーのような香りでフルーティー)
台湾産鰻は、皮面をパリパリのクリスピーに仕上げて、身のふっくら感との食感の違いを山葵で楽しみます!
ペアリングの域で「高木酒造」の「十四代」が楽しめるとは驚きです!

⑥「牛舌、白蘿蔔(大根)、馬告(スパイス)」× 「日本酒:十四代 角新 中取り純米 無濾過」
上品で優しい味わいの牛テールスープを注いだ牛タンは、滑らかな舌触りと芳醇な香りと甘味を楽しめる逸品でしんみりと焚かれた大根が絶品!

⑦「桃太郎蕃茄(トマト)」
台南の豊かな土地で有機栽培の野菜をつくる「元気家農業協同」の林中智(Tomo Lin)さんの酸味と甘みのバランスの取れた究極の桃太郎トマトをキンキンに冷やし、フレッシュとソルベの組み合わ汗で台湾バジルと共に味わいます!

⑧「鴨、洋蔥、芝麻(胡麻)」×「赤ワイン:Dom. Potinet Ampeau Volnay 1er Cru Les Santenots 1978」フランス ヴォルネイ(Pinot Noir)
ルッコラのベビーリーフを敷き詰めて、2週間ドライエイジングさせた宜蘭産の鴨をしっとりとローストし、さっぱりとしたオニオンソースでいただきます!

⑨「越光米(コシヒカリ)、海瓜子(浅利)、三星蔥、蕃茄(トマト)」、「湯葉となめこの赤出汁」、「赤大根、白菜、胡瓜の香の物」、「ほうじ茶」
時間に合わせて炊き上げる炊き込みご飯は、浅利を綺麗に並べて、パエリアのような装い!トマトで焚かれているため、洋風のようにも感じられますが、何杯でも食べれそうな胃に染み渡る優しく滋味深い味わい!

⑩「地瓜(さつま芋)、黒芝麻(黒胡麻)」×「シングルモルトウイスキー:山崎 18年」
パリパリに仕上げたさつま芋の皮と果肉を胡麻のアイスクリームと共に楽します!
希少価値の高い酒齢18年以上のシェリー樽熟成原酒「山崎」は、じっくりと後熟したフルボディの飲み応えに感服!

⑪「台湾産マンゴー」
太陽のように煌々とオレンジ色に輝くマンゴーは、過去に頂いた歴代マンゴーの中でNo.1に輝く美味しさ!
台湾スタイルで切り込みの入った皮を両手で捲り上げ、かぶり付いて食べると、和三盆の上質な風味と檸檬の酸味、生姜のスパイスが後味をスッキリと仕上げてくれます!

最後に稗田シェフより、スパイスの馬告を利かせた龍吟オリジナルの「馬告あられ」を手土産に頂き、ミシュランガイドを抱えながらの記念撮影!ミシュラン獲得おめでとうございます!

楽しい会は余韻を感じながら二次会のBarへ足を運び、長きに渡る台湾最終夜を楽しみました!

祥雲龍吟
住所:台北市中山區樂群三路301號5樓
TEL:02-8501-5808(完全予約制)
営業時間:18:00~21:30(L.O)
定休日:月曜・祝日
https://www.nihonryori-ryugin.com.tw/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

先頭に戻る