「黄金博物館」かつて繁栄したゴールドタウンの金鉱産業の歴史を学ぶミュージアム

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日本でも観光名所として有名な九份(ジョウフェン)から
少し足を延ばした先にある金瓜石の「黄金博物館(ファンチンボーウーユエンチュー)」は
19世紀に金の採掘で栄えた頃の金瓜石金鉱山の金鉱産業の歴史を伺い知ることのできる記念館となります。
かつての繁栄を想像する鍵となる場所が随所に散りばめられた金瓜石は、街が博物園区に指定されており
台湾の金鉱がどのように台湾人の生活の一部となったのか知る良いキッカケをもたらしてくれます。
こちらの拝観料は無料(本山五坑見学・砂金採り体験は、有料)ですので気軽に見学可能。
こちらに入場すると見えてくるお客様サービスセンターでは、身分証明書を提出することで
無料の日本語音声ガイドをレンタルすることが可能です♪

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日本統治時代は、日本人職員の宿舎「四連棟」生活美学体験坊

1930年代に建築された4棟に連なる日本家屋を守るかのように囲まれた塀は、赤レンガ造りとなっています。
歴史的建造物として建物は、1回の入場者数の制限をかけながら保護に努めています。
中では、ガイド映像を鑑賞したり、内部の見学が可能となっており
修復された建物は、当時の様子を細部に渡って再現されています。

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トロッコ

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「金瓜石派出所」

木造建ての派出所は、20年程前に綺麗に修復されており
現在は、派出所としての役割はもちろんのこと、観光客のトイレ休憩場所としても利用されています♪

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金水広場には「鉱夫食堂」があり、当時の鉱夫の1日で最も楽しみでもあった「礦工便當」という
「鉱夫弁当(排骨飯パイグーファン)」NT$290(日本円にしておよそ1,130円)等がいただけます。
そして、食べ終わった後には
金属製弁当箱と弁当箱を包んでいた館内図をイラストしたランチョンクロス、箸はお持ち帰りができます!
ちょっとした記念になりますし、こちらで鉱夫気分を味わってみるのも良いかもしれませんね。
金水広場を通り抜け階段を上り、先へ進みます♪

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坑道から続く線路
生憎の天候で小雨がパラパラと降ったり止んだりとしておりましたが
鮮やかなピンク色した可憐な桜と水滴を含んで若々しい芝がより美しく目に飛び込んできます♪

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桜にも春節の飾り

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多くの金鉱石を運んだトロッコ道の跡

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晴れていれば高台から見渡せる景色も絶景だったことでしょう。
しかし、しっとりと小雨に濡れる館内もなかなかの雰囲気を醸し出しており乙なものです。
線路上のトロッコに乗って記念撮影も楽しみましょう♪

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黄金館の手前には、地下に空気を送るための大きな送風機が設置されています。

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黄金館前の鉱夫人形

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「黄金館」

パネルにあからさまにも大きく「金」と書かれた黄金館(入場無料です)
館内の2階には、重さ220.3kgもの巨大な金魂(9億円以上の価値)が展示されており、触れることが許されています!
金魂は、静岡県の土肥金山郷土資料館にある、重さ250kgの金塊に次いで世界第2位の大きさを誇ります。
尚、金魂の土台には、金の時価が表示され
その日毎の金魂の価値が記されるという何ともユニークな展示をされています(笑)

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「本山五坑」見学料(保険費用としてNT$50:日本円にしておよそ200円)

本山五坑見学とは、ヘルメットを被り本山の第五坑道へ入場し
当時の鉱石運搬軌道に沿って歩き、当時の坑道内の作業の様子を垣間見ることができます。
坑道脇には、作業員の蝋人形や当時の電動トラム、トロッコの模型、本物の金鉱脈などが設置されており
さらに爆発を再現した音響効果などもあり、実際の貴重な環境を体感することができます。

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当時の鉱夫の厳しさを表現した像

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金瓜石のかつて栄えた山上都市でプチトリップした後は
長く長く続く石畳の階段を降りて、館内入口へ戻り、現実の世界へと帰りましょう。
さて、お次は、いよいよジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルになったとされる
九份(ジォウフェン)の街へと足を踏み入れてみましょう♪

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黄金博物館(ファンチンボーウーユエンチュー)
所在地:新北市(旧台北縣)瑞芳區金瓜石金光路8號 TEL:02-2496-2800
営業時間:月~金9:30~17:00(チケット販売16:00まで)土、日9:30~18:00(チケット販売17:00まで)
休館日:第1月曜、選挙日、旧正月
入場料:無料(本山五坑見学・砂金採り体験は、有料)
http://www.gep.ntpc.gov.tw/

新北市瑞芳區金瓜石金光路8號

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