ブッダ生誕地「聖園(Sacred Garden)」の菩提樹の下で仏教僧と瞑想

ブッダの生誕地であるルンビニ(Lumbini)の仏教の聖地とされる「ルンビニ・ガーデン(Lumbini Garden)」内の「聖園(Sacred Garden)」へ!こちらの入場には、入場料があるため事前にチケットを購入しておきましょう!入場料は、1人200ルピー(日本円にして約214円)となり、カメラを持ち込む場合は、撮影料が別途かかります。今回は視察団を代表して、主人が撮影するカメラ1台のみの追加料金をお支払し、全員の携帯や小型カメラでの撮影を止めています!

聖園内のゲートでは、厳しい荷物検査が課せられています!靴を履いて聖園内には入場できないため、ゲート前の靴箱で裸足になります!靴箱は鍵もなく、ノンセキュリティとなるため、視察団の中で聖園内に行かれない方が防犯として見張っていてくださるとのことで助かりました!

聖園内もかなりの広さになりますが、靴を脱ぐとは知らずに来てしまったため、地べたの熱さに悲鳴をあげながら、通路脇に敷かれたマットの上を歩きます!このマットが無ければ入場を諦めたかもしれないほどの火傷覚悟の勢いです!この時、靴下を履いている方は大丈夫でしたが、素足であったわたしの足は、園内の芝生などに潜む毒虫に両足首を噛まれてしまったようで、この後とんでもない事態を巻き起こしてしまいます!!※寺院地区では裸足で入場する寺院が多く、こちらの聖園内も全て裸足となるため、訪れる際には厚手の長靴下を持参されることをお勧めします!

聖園内の「マヤデヴィ寺院(Maya Devi Temple)マーヤー聖堂」内は撮影禁止となります!19世紀頃に建てられた御堂があった場所を日本の調査隊が発掘し、アショーカ王が置いたとされるブッダ生誕地を意味するマークストーンが発見され、さらに、紀元前3~7世紀にかけて存在していた聖堂の礎石も発掘されています。現在の建物は2003年に建設され、釈迦族の王子ゴータマ・シッダールタ(Siddhartha Gautama)として誕生を描いた石像が安置されています。聖堂内は、ひんやりとした空気が流れ、厳かな雰囲気が漂っており、仏教徒の巡礼者たちがマークストーンに祈りを捧げていらっしゃいました!

聖堂を出ると、目の前には「プスカリニ池(Pushkarini)」が広がります!ブッダの母である摩耶夫人が出産前に沐浴をされ、王子誕生後に産湯として使われた池となり、1930年代に現在の形に整えられています!

芝生の上は熱も少なく歩きやすいですが、コンクリート上の通路は危険な熱さで、素足の女性陣はヨチヨチ歩きをしたり、ダッシュしたりと足裏の皮が剥けるのでは!?と泣きながら進みました!※しつこいようですが、汚れても良い使い捨てなどの厚手の長靴下を持参しましょう!

聖堂内には、木と木と間に五色の祈祷旗となるタルチョーが風にたなびく様子が伺え、仏教僧の説法に耳を傾ける巡礼者たちが集います!

大きな菩提樹は、仏暦2500年を記念してマヘンドラ国王が植樹したものになります!摩耶夫人がブッダを出産した際に、右手をかけたとされる無憂樹ではありません!

皆でお香を購入し、菩提樹を一周回って御参りさせていただきました!

もう1つの菩提樹の下で読経される仏教僧たちの姿が伺えます!

多くの僧侶が声を揃えて読経。

その中に加わらせていただき、こだまするように延々と重なり合う読経に聴き惚れて瞑想していると、自然と身体の力が抜け、まるで宙を浮くような軽い感覚になりました。そんな不思議な体験をしましたが、瞑想後には、ちゃっかりと足が痺れており、現実の世界へと呼び戻されました(笑)

マヤデヴィ寺院(Maya Devi Temple)マーヤー聖堂」の脇には、「アショーカ王の石柱(Ashokan Pillar)」が見られます!かつては、この石柱の上には馬の柱頭が施されていたようですが、現在その姿はありません。こちらは、インド・マウリヤ朝最後の王となるアショーカ王がインド各地に建てた王柱のひとつで、バナーラス南方チュナール産の石を用いて建てられています。石柱には、古代ブラフミー文字で「アショーカ王は即位20年を経た年に、自らこのシャカムニ・ブッダ誕生の地に巡礼した。住民の租税を8分の1に減免する。」と記されているそうです!

園内、聖園共にまだまだ開発進行形ではありますが、ブッダ生誕地となるネパールのルンビニに足を運び、仏教の教えに触れ親しみ、多くの方に歴史を学んでいただければと思います!

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