バンコクのサトーン・タイ通り Sathon Tai Roadから少し奥まったところに入ると、
スタイリッシュなデザインホテル「メトロポリタン バイ コモ Metropolitan by COMO」があります。
2003年のオープン時に「バンコクで最も先鋭的なホテル」としての称号を得て、
バンコクの中でも確実に進化を続けている5つ星ホテルの代表格です。
MRTのルンピニー駅 Lumphini Stationより徒歩5分圏内に位置しています。
イギリス生まれのホテル・ブランドで、経営するCOMOグループの創立者であり、
「ボンド・ストリートの女王」との異名をとったシンガポール人のクリスチャン・オンが1991年よりホテル経営をスタート。
ファッション業界で育まれたクリスチャン・オンの美的センスは、
バンコクの「メトロポリタン バイ コモ Metropolitan by COMO」にも息付き、「タイムレスなデザイン」をテーマに用いています。
流行に流されず、色褪せることのない普遍的なデザインゆえに穏やかな気持ちで寛ぎを感じられることでしょう。
COMOグループのホテルはエコに配慮し、ロケーションも重視することから、
新築するのではなく既存の建物をリノベーションすることが多く、
こちらのホテルも元々はYMCAだったそうです。
外観はシンプルな様相ですが、館内に一歩足を入れると、吹き抜けのスタイリッシュなロビーが出迎えてくれます。
「コモ・ホテルズ・アンド・リゾーツ COMO Hotels and Resorts」が手掛けるこのホテルは、
ロンドンの「ザ・ハルキン・バイ・コモ The Halkin by COMO」のスタッフが
「ジョルジオ・アルマーニ Giorgio Armani」の制服に身を包んでいるのと同様に、
ここでは「コム・デ・ギャルソン COMME des GARÇONS」のデザインを身に纏うスタッフの姿が観られます。
初代ユニフォームは、「山本耀司 Yohji Yamamoto」がデザインしています。
客室数171室の大型ホテルでありながらも、1人1人のゲストの満足度を最大限に高めることこそが、
ホテルオーナーであるクリスチャン・オンのこだわりでもあるのです。
1200㎡ものスペースに伝統的なタイ式セラピーからウェルビーイング・マッサージ、
ゆったりと寛げるトリートメントルーム、ヨガスタジオ、フィットネスセンターに至るまで、
ゲストの癒しと美を演出するためにあらゆるサービスを取り揃えています。
ホテルのロビーで待ち合わせたのは、バンコク在住の日本人女性のSachikoさん。
彼女は、バンコクでジャズピアニストとして活躍されている素敵な女性です。
彼女の活躍を日本で知り、今回、バンコクでのお話を伺うために、一緒に「ナーム nahm」ランチと参ります♪
2003年10月にタイ料理レストラン「ナーム nahm」がホテル内にオープン。
オープン当初から、タイ料理で初めてミシュランスター1つ星を獲得したロンドンの「nahm」の2店舗目として注目を集めており、
「アジアのベストレストラン50」においては、2014年度のトップに輝き、今年2015年度は7位にランクインされてます。
シェフを務めるオーストラリア出身のデイヴィッド・トンプソン(David Thompson)氏は、
“タイ人よりもタイ料理を知り尽くした男”と言われるほどにまでなり、タイ料理界の巨匠。
デイヴィッド・トンプソン(David Thompson)氏は、今や失われつつあるタイの古い調理法に造詣が深く、
屋台料理までも知り尽くすほど。
代々受け継がれて来たタイの伝統的な料理を現代の感覚で甦らせた逸品の数々が評価を得ています。
ロンドンの1号店を閉店させ、デイヴィッド・トンプソン(David Thompson)氏自身がバンコクに移住してまで、
軌道に乗せたバンコクの「ナーム nahm」。
現在は、ヘッドシェフのPrin Polsuk氏によって提供されています!
店内は、アユタヤの寺院をイメージしたスタイリッシュなデザインで、
黒と茶のバランスも良く、シンプルながらに温かみを覚えます。
こちらも事前予約が望ましく、事前にラグジュアリー・アーバン・リゾートホテル
「ザ・サイアム THE SIAM」のコンシェルジュに予約をお願いしています。
お昼を過ぎた頃には、程好く席が埋まっていました。
メニューは、タイ語または英語表記です。
アラカルトまたはコースでいただけるので、
この日は、バランス良くアラカルトから、スタッフさんにお勧めを伺いながら、
好きなものを組み立て、シェアしていただくことにしました♪
今回は浴衣で器と一緒に旅をする企画ということで、店舗側に許可を得て浴衣を着ておりますが
一般的に日本国内のレストランで浴衣がNGのところが多いので
浴衣はお祭りや花火大会などで着用されることをオススメします。
「Amuse Bouche Ma hor」
最初に振る舞われるアミューズは、マーホー Ma hor。
パイナップルの上に海老とナッツの甘いタイの味噌を添えた物を一口でいただきます。
パイナップルのジューシィーな味わいと甘みのあるタイ風味噌がマッチし、
海老の風味やナッツの歯応えなど、口の中でいろいろな味わいが広がる一品です。
「blue swimmer crab with peanuts and pickled garlic on rice cakes」330THB
(日本円にしておよそ1,220円)
お米をサクサクに揚げたクラッカーの上にピリッと辛みのある蟹を添えて。
ガティアムドーン(ニンニクの甘酢漬け)の食感やハーブの香りが加わり、タイ料理らしい味わいです。
「steamed coral trout with bang rak yellow beans and pickled garlic」750THB
(日本円にしておよそ2,780円)
白身魚を低温で調理するシンプルな蒸し料理。
生姜や大豆、ニンニクをふんだんに用いており、胡麻油の香りを纏わせたさっぱりとしたオイスターソース風味です。
コリアンダーの香りがアクセントに広がり、ライスにも良く合います。
「coconut and turmeric curry of blue swimmer crab with banana blossoms and asian pennywort」700THB
(日本円にしておよそ2,590円)
米から作られる生麺のカノムチン(ขนมจีน)に付けて一緒に食べる蟹カレー。
ココナッツミルクでマイルドに仕上げ、ターメリック(ウコン)を効かせたカレーです。
「カノムチン(ขนมจีน)」
米粉から作られる生麺のカノムチン(ขนมจีน)。
見た目は素麺のようですが、素麺とは全くもって喉越しが違いコシはありません。
米粉のため食感は柔らかくもちもち感があります。
「hot and sour soup of chicken, prawn and wild mushrooms」370THB
(日本円にしておよそ1,370円)
こちらはタイ料理の王道トムヤムクン。
「トム(ต้ม)」は煮る、「ヤム(ยำ)」は混ぜる、「クン(กุ้ง)」は海老を意味します。
辛さと甘味が混在し、複雑な香りと旨味が絡み合い独特な味わいのスープですが、
提供するお店により、味は様々でナームのトムヤムクンは、
日本人の舌にも合う優しく上品な味わいです。
「Sweet thai wafers with poached persimmons and golden duck egg noodles」320THB
(日本円にしておよそ1,185円)
ロンガンとゴールデンダックヌードルのワッフル。
タイの屋台ではポピュラーな伝統菓子である「カノム・ブアン」 を高級デザートに仕上げています。
タイのあちらこちらで見掛けた伝統菓子は、1枚10THB(日本円にしておよそ40円)ほどで売っていました。
一度、ローカルの味わいとも比べてみたいものです。
「Americano」160THB(日本円にしておよそ590円)
Sachikoさんから、タイ事情などを伺うことができ、とても楽しいランチタイムを過ごすことができました!
丁度、Sachikoさんのピアニスト友達が
「ザ・ペニンシュラ・バンコク The Peninsula Bangkok」のロビーにて、いつも演奏をされているとのこと。
この日は、ランチ後にペニンシュラへチェックインするため楽しみにしたいと思います。
Sachikoさん、素敵なお土産と貴重なお時間、そして、楽しいひとときをありがとうございました♪
nahm
TEL:+66 2 625 3388(要予約)
営業時間:ランチ12:00~14:00、ディナー19:00~23:00
定休日:無し
http://www.comohotels.com/metropolitanbangkok/dining/nahm
Metropolitan by COMO
27 South Sathorn Road Tungmahamek Sathorn Bangkok 10120 Thailand ⇒Google Map
TEL:+66 2 625 3333
http://www.comohotels.com/metropolitanbangkok/