食べログで人気のある湯河原のパン屋「ブレッド＆サーカス」のパンたち

”湯河原に出向くならば、行ってみたいパン屋があるんだ”と無類のパン好きな友人夫からの要望で、湯河原で人気のあるという「ブレッド＆サーカス」さんへ伺いました。ネットでどの情報を見ても”開店30分前から並ぶ”とか、”週の半分がお休み”だとか、”店内には5名までしか入れない”などと、少しワクワクさせるような前振りの説がわんさか溢れているので興味津々なわたし達。早速、わたし達も車を降りて店前で並ぶことにしました。開店時間の11時を15分ほど回った頃のことです。ガラス窓の中を覗き込んでは、初めて合うパンたちの想像を膨らませながら”どのパンにしようか･･･”と待つ時間もなかなか楽しいもの。エコバックを持たれている常連であろうご婦人に”いつもこのように行列ですか？”と尋ねてみると、今日はまだ良い方だとのこと。多い時は、隣の八百屋さんまで続く長蛇の列もあるのだとか。午後の1時を過ぎる頃であれば、比較的空いている時間帯もあるようですが、その頃にはお目当てのパンには会えないことも多いのだそうです。ご婦人にオススメのパンを伺い、今暫し待つことにしました。

店内に入れたのは、待ち時間およそ20分ほど経過してからのこと。1名が退店する毎に1名が入店。誰1人として文句を言わず、秩序も乱さずの待つ姿勢の美しさは日本人ならでは。こういう場面もきっと海外からは評価されるのでしょうね。さて、ようやく店内に入れたので、トレーを手にし物色開始♪

パン屋さんのほわっと幸せな香りが広がる中、天然酵母のハード系やソフトな食事パン、惣菜パンや個性豊かな焼き菓子などが沢山並んでいます。お客さん1人1人が購入していく量が半端なく大きな紙袋両手一杯にかかげ、あまりパン屋さんで見る光景ではありません。

どのパンもサイズは大きめですが、プライス表にハーフサイズの料金が記されているものは、店員さんにお願いすればその場でハーフサイズにカットしてくれるので安心です。

遠方からの来店で次はいつ来れることやら･･･という気持ちから、友人妻と相談し、あれもこれもとトレーに乗せてしまう有様です（笑）

店内でお客さんそれぞれが物色する最中でも、品切れになったパンが次から次へと焼き上がり店頭に並んだりするので、それを待つ方もいるようでした。わたし達は、次の予定の時間も迫っていたので、早々にセレクトし、友人妻と後ほどカットして分け合いより多くの品数を味わうに作戦に出ました。

写真右の女性がこのお店のマダムでしょうか。わたしのまとめ髪が”パリ娘のようね♪”と興味を示し、声をかけてくれたおかげで少しお話することができました。忙しい合間に手元の動きは止めることはなく、しかし、さり気なくお客さんとの会話も楽しんでいるようでした♪

「ピロウシリーズ・芋南瓜小豆」※価格は商品により異なります。

こちらは天然酵母の生地にかぼちゃ、さつま芋、小豆がたっぷり練り込まれてて、3種類のチーズが上の部分や中に使われているようです。名前は枕の形に似ていることからピロウシリーズと名付けたそう。ナイフを入れた瞬間、ケーク・サレの具にも劣らないこのボリューム感に”わおっ”って叫んでしまいましたよ（笑）

期間限定「アップルパイ」1,300円

林檎の皮を剥いてじっくり炊いて、粉とバターでパイ生地を作り一晩寝かせて、丁寧に焼き上げたアップルパイは、もう10年以上も同じ作り方をされているようです。ギッシリと詰まった林檎のほのかな甘さに優しくシナモンの香りが広がります。パイ生地はサクサク系ではなく、もっちり系。少し温めていただくと良いでしょう。