台北発祥エリア「龍山寺周辺」歴史ある街並と市民の台所として賑わう市場を散策

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龍山寺(ロンシャンスー)」で参拝した後は、台北発祥のエリアとされる歴史ある街並みを散策。
龍山寺周辺は、「萬華(バンカ)」と言われ、昔は迪化街(ディーホアジエ)と同じく商業で栄えた街で、
台北の古き良き時代が今も尚感じられるエリアです。
この龍山寺を中心とした萬華エリアは清、日本統治時代、中華民国と3つの時代を通じ、
かつては台北でも一番の繁華街でした。
現在は昔のような賑やかさはありませんが、休日ともなると龍山寺へ参拝する多くの人々で溢れています。
人々が集まる龍山寺周辺には多くの美食文化が発達。
お手頃価格の「蚵仔煎」や「滷肉飯」、「圓仔甜湯」、「胡椒餅」などの美味しい小吃(シャオチー)が豊富に見つかります。
さらに華西街の蛇スープなど、変わった料理を体験することもできます!
今回は時間の関係で立ち寄れておりませんが、
台北で初めて「観光夜市」として誕生した「華西街観光夜市」も龍山寺の傍にあります♪

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また龍山寺近くには「剥皮寮(ボーピーリャオ)」という、
清朝時代に造られた歴史的な街並みを保存しているエリアがあります。
台北市が良き時代の街並みの保存に注力、復元し、人気を集めている人気スポットです!
清朝時代から木材の集散地として栄えたこの地域には、清朝、日本時代の街並みや建築物が混在、並存しています。
こちらは、日本統治時代にも区画整備されたエリアで、台北では数少ない清朝時代の面影を現在も残し、
映画のロケや観光スポットとしても有名です♪

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台湾の伝統的な建築様式に洋風なバロック様式が渾然一体となる剥皮寮の街並みは、
近代までほとんど完璧な形で保留され続けました。
建物の老朽化に伴い解体の危機もありましたが、
台北市政府が1988年よりこの歴史的な街並みの保存に着手し、
2009年に修復を終え現在に至ります。

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龍山寺駅周辺には、アーケード街が続き、
リーズナブルな小吃やお茶、生活用品などを販売するお店が軒を連ねています。
周辺エリアには、昔ながらの味を伝える伝統料理の老舗や、
スイーツの人気店があちらこちらに点在しており、台湾の下町グルメ散策には人気のエリアとなります。
今回の台北取材旅行では、昼夜共に、話題店や一流レストランの予約を抑えたために、
台湾のB級グルメを何も食べれておらず、それが少々心残りとなっています(笑)
この周辺にある「福州元祖胡椒餅(フージョウユエンスーフージャオビン)」の胡椒餅が人気と伺っていたため、
食べてみたかったですね!(残念!)

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龍山寺近くの三水街(サンスイジエ)には、
日本統治時代に当時の日本政府が、
西洋の市場を模倣し、商店を1箇所に集めて形成されたという市場も残っています。
下町風情が色濃く残る「東三水街市場(新富市場)」は、
台北市の古跡に指定されており、大正期から続く伝統ある市場です。
市場は今も現役で、食品、生活用品、衣類など様々な商品が揃い、地元民の台所として活用されています♪

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賑わう市場内は、両脇にズラリと商店が続き、裸電球の僅かな明かりで灯された商品が陳列。
肉屋、惣菜屋、八百屋、珍味などが並ぶ中、
各店舗はそれぞれにスペースがきちんと確保されており、整列しています♪

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市場では、日本ではあまり見慣れない光景が目に飛び込んでくることがあります!
鶏の丸ごとローストが宙釣りになり、部位毎に並ぶ様子はよくある光景ですが、
この次の光景には衝撃を受けました!(驚)

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ワイルドに頭や足も残した姿で売られているものもあり、
些か強烈な印象を放ってはおりますが、
鶏の鶏冠がこのようになっている姿なんて初めて拝見しました。
食に関する文化の違いにも興味が湧きますね!

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新鮮な葉野菜や根菜類、果実や卵も販売されており、ちょっとした八百屋のようです♪

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この萬華地区は、100前まで淡水河では一番大きな港町ということもあり、
新鮮な魚介類を販売する魚屋も多く並びます♪

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龍山寺周辺の散策後は、台北101方面にあるフレンチ界の巨匠
Joel Robuchon」の台北店
L’atelier de Joël Robuchon Taipei 侯布雄法式餐廳」でのランチをいただきに参りましょう♪

台北市萬華區廣州街150號

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