日本三大祭りの1つ「祇園祭」山鉾巡行の先頭を行く宵々山の長刀鉾

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日本三大祭の1つでもあり、毎夏7月に行われる京都の祇園祭
毎年7月1日から31日までの1ヶ月間、
京都市内の中心部や八坂神社(東山区)で行われています。
山鉾巡行と神幸祭(17日)をはじめ、多彩な祭事が繰り広げられる1年に1度の大行事です。
そもそも祇園祭とは、平安時代の前期、869年(貞観11年)に京で疫病が流行し、
その際、広大な庭園だった神泉苑(中京区)に、当時の国の数に因んで66本の鉾を立て、
祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて災厄が取り除かれるよう祈ったことが始まりとされています。

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祇園祭の見所として、16日の宵山までは、各山鉾町では提灯の明かりに照らされた
山鉾が楽しめるとのことで、京の街を散策してみることに致しましょう♪

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鴨川

京都の夏の風物詩でもある鴨川の納涼床。
昼の雰囲気とは異なり、一面に灯りがともされ、川面に反射した明かりが雅な雰囲気を醸し出しています。
川のほとりで休む人の姿も多く見掛け、賑やかさを増しています。

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メーンストリートの四条通りへと続く小路の先斗町(ぽんとちょう)通りにも多くの観光客が闊歩しています。
やはり、京都は外国人観光客が多く、飛び交う会話がワールドワイドです(笑)
観光客にも人気のスポットで、祇園界隈とも木屋町とも違う独特の雰囲気が味わえます。

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四条通り

京都のメーンストリートと言っても過言では無い四条通りは、
後ろに東山を抱く八坂神社から西山を抱く松尾大社まで全長およそ7kmに渡る路。
歴史は平安京にまで遡り、古記には四条大路と記されています。
京都の東西に跨る大路で、門前町、繁華街、ビジ ネス街として盛んです。
鴨川東岸から祇園石段下までの500m程は、八坂神社の門前町としての色彩が強く、
飲食店や土産物、京菓子、京漬物などの有名店が多く点在し、
中でも花街祇園を抱える事から、和装用品の店が目立 ちます。
祇園祭中の7月15日~16日の宵山期間中は、
四条通りのうち、四条河原町から四条烏丸までは、夕方(18時)以降は左側通行で歩行者天国となり、
通りの両側に多種多様な夜店・露店・屋台で賑わい、
多くの観光客が押し寄せます。

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山鉾

祇園祭では、7月17日を前祭(さきまつり)として、「長刀鉾(なぎなたほこ)」など23基が揃い、
7月24日を後祭(あとまつり)として、150年ぶりに復活する「大船鉾(おおふねほこ)」など10基が巡行します。

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長刀鉾(なぎなたほこ)

毎年「くじ取らず」として、必ず巡行の先頭を行き、祗園祭の主役とも言える「長刀鉾」。
現在、生稚児が乗る唯一の鉾であり、「しめ縄切り」で巡行が始まります。
鉾頭にかざした宗近作の長刀(現在は複製)は、
疾病邪悪を払いながら進み、刀先は八坂神社と御所の方には向きません。
長刀鉾の重量は、およそ11t 、地上から長刀の先端までの長さは25mにも及びます。
三条小鍛冶宗近作の大長刀の実物は、
町内の宝物として秘蔵されており、実物を見ることは出来ず、
その拓本は一枚だけあり、下京区松原中野町町家に扁額として保存されているそうです。

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今回は、15日の宵々山しか体験できませんでしたが、
この日は天候に恵まれて、祇園祭の雰囲気に浸りながら、鉾を楽しませていただくことができました。
17日は、台風11号影響で中止も懸念されておりましたが、
23基の山鉾が雨の都大路を練り歩き、
無事に巡行が行なわれ、沿道の見物客を魅了することができたそうです。
1ヶ月にも及ぶ長い長い祇園祭は、それぞれの楽しみ方がありますが、
是非とも浴衣姿での夏の京都をお勧め致します。
さて、京都の夜を満喫した翌日は大阪へ向かいます♪

京都観光情報
祇園祭2015
http://kyoto-design.jp/

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