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カトマンドゥの旧王宮「ダルバール広場」にてネパール王国の歴史を探る!

2017/10/09

ネパールの首都となるカトマンドゥ中心には、世界遺産に登録されたカトマンドゥの「ダルバール広場(Durbar Square)」があります!「ダルバール(Durbar)」とは、ネパール語で「宮廷または王宮」を意味し、マッラ王朝時代の3人の兄弟となるそれぞれの王が宮廷の美しさを競い合い、見事な装飾を施した宮殿や寺院を建設したため、現在もカトマンドゥ、パタン、バクタプール3つの王宮広場がネパールの一大観光名所となっております!

しかしながら、こちらの広場も2015年4月25日に見舞われたネパール大震災の大きな被害を受け、ほとんどの建物や寺院が崩壊してしまっています。現在は、多くの国からの支援により、復旧作業が進められているものの、まだその完成が見られるのはおそらく6年程を要するとのことで、少し先の話となりそうです。

それぞれの「ダルバール広場(Durbar Square)」は、地元住民の生活道路にもなっているため、観光客も加わり、とても賑わいを見せております。地元住民に入場料はありませんが、観光客のみ入場料が発生するためチケット売り場にて購入致しましょう!カトマンドゥの入場料は、2017年9月の時点にて、1,000ルピー(日本円にして約1,070円)※2017年9月現在のレート(1ルピー=1.07円)。チケットは、「ハヌマン・ドカ(Hanuman Dhoka)」の入場料込みとなります!

ニューロード(New Road)側から入場すると「マヘンドラ博物館(King Mahendra Memorial Museum)」など12世紀~13世紀の歴史的建造物が建ち並び、赤煉瓦造りに繊細な木彫りの彫刻が見られるものの、足場が組まれるその姿は震災による甚大な被害を物語っております。

バサンタプル・ダルバール(Basantapur Durbar)」前の「バサンタプル広場(Basantapur Square)」では、市場が開かれ賑わっています!

土産物が多く、ヒンドゥー教や仏教にまつわる神様のミニチュアにはじまり、象の頭を持つ商売の神様となるガネーシャ(Ganesha)をモチーフにした飾り物などが並ぶ中、数珠やブレスレットにペンダントトップなどのアクセサリーなどがギッシリと並びます!興味を示すと、少々しつこく営業されるので要注意!

バサンタプル広場を進むと「クマリの館(Kumari Bahal)」があります!窓枠の木彫りの彫刻は見事なもので、2頭の獅子に守られた館には、ネパールで女神クマリの化身、生き神として崇められる少女「クマリ(kumari)」が住んでおり、不思議なことに、こちらの館は震災の影響が最小限であったことが話題になり、ニュースで取り上げられたほど!数本の木で支えられてはいるものの、倒壊を逃れられたのは奇跡と言われています!

入口を進むと「クマリ・チョーク(Kumari Chowk)」と呼ばれる中庭があり、見事な木彫り彫刻を施したバルコニーが伺えます!

男性が顔を出している場所は、通常クマリが顔を出してくれる窓になります。普段は、定時となる11:00~12:00の間、または、16:00~17:00の間であれば、館の住人となるクマリのお世話係に御布施を渡すことで、クマリが御見えになるとのことですが、この日は生憎「厄日」ということで、その御姿を捉えることはできませんでした。カトマンドゥのクマリは、写真撮影が一切禁止されており、窓に出られたとしても、その御姿を写真に収めることはできません。

年に1度、雨季明けとなる9月に、8日間に渡り開催される大祭「インドラ・ジャトラ(Indra Jātrā)」にて、生き神クマリはこちらの山車に乗り、3日間街中を巡り人々へ祝福を与えます!

クマリの館を進むと、広場北側には「シヴァ・パールヴァティ寺院(Shiva-Parvati Mandir)」があります!こちらは、18世紀後半にゴルカ王朝のバハドゥル王によって建てられたものとなり、緻密な彫刻が施されています!上層窓からは、シヴァ神とその妃であるパールヴァティ妃が街の人々を見下ろしていらっしゃいます!仲睦まじく寄り添うその御姿をよくよく観察すると、シヴァ神の左手は、パールヴァティ妃の肩を引き寄せているのではなく、左胸をガッチリと掴んでいらっしゃる様子が伺えます!(驚)シヴァ神が多くの女神様を妃に召されてきた理由が此処に!?(笑)

広場中央にある「マジュ・デワル(Maju Deval)シヴァ寺院」は完全に倒壊されてしまい、三重の塔で一際高い建物であったにも関わらず、その見るも無惨な状況が震災の恐ろしさを物語っています。手前の三輪車の乗り物は「リクシャー(Rickshaw)」といい、人力車のようなものになります。料金は事前交渉で価格は様々ですが、広い王宮広場や市内観光を希望する方は乗ってみるのも良いでしょう♪

17世紀末にパールティベントラ・マッラ王によって建てられた「ナラヤン寺院(Narayan Temple)Trailokya Mohan」前には、インド神話に登場する神鳥「ガルーダ(Garuda)像」があります!

12世紀頃の建造物とされており、ネパール最古の建造物の寺院となる「カスタマンダプ寺院(Kasthamandap Temple)」も悲しくも倒壊しています。震災当時、この前にて献血をされていた方々を含め、200名ほどが尊い命を亡くされています。「カスタマンダプ」とは「木の家」という意味を持ち、1本の沙羅の木から切り出された木材のみで造られたと言われており、カトマンドゥの地名はこの寺院に由来するのです!

同じく「インドラ・ジャトラ(Indra Jātrā)」の祭りの際に御姿を現す神「セト・バイラヴァ(Seto Bairav)」を観ることができました!バイラヴァとは、破壊の神シヴァの恐ろしい暗黒面の性格を表した呼び名になります!

巨大なバイラヴァ神の大きな口中から伸びる棒は、ネパールの地酒であるチャンが注がれるとのことで、祭りではその酒を飲む儀式があるそうです!

無数の鳩の群れが広がるのは「ジャガナート寺院(Jagannath Mandir)」前。鳩が一斉に飛び立つ様子と古き良き時代の歴史的建造物となる背景の融合が抜群の撮影スポット!

1670年にプラタップ・マッラ王により建てられた石柱「プラタップ・マッラ王の石柱(King Pratap Malla’s Column)」には、王の像を中心に2人の妻と5人の息子の像が施されていたのですが、微笑ましいその王家の姿は今も倒壊したままとなっています。ネパール人には「輪廻転生」を信じる人が多く、「もしかしたら、自分の前世は鳩かもしれないから」と鳩に餌を与える人が多いようで、こちらの鳩は餌に困ることはなく、ふっくらとしています♪

ジャガナート寺院(Jagannath Mandir)」では、ガイドのマハラジャン ナレス (Maharjan Naresh)さんが面白い話を聞かせてくれました!

こちらに施された彫刻に注目すると、そこには、男女や動物の交わりを描いたものが多く見られます!何故、このような男女交合像が施されるのかは諸説あるようですが、ひとつには、一種の性教育の一環で「この行為は神様もお認めになっています」と示唆する説。そして、もう1つには、雷神は女神であるため、この像を恥ずかしがり近寄らないのでは?と「避雷」のために掲げているのだとか!物事には何らかしらの意味があるとは思いますが、後説に思わず納得してしまいました(笑)

旧王宮となる「ハヌマン・ドカ(Hanuman Dhoka)」へ入場します!

ハヌマン(Hanuman)」とは、ヒンドゥー教のサルの神であり、「ドカ(Dhoka)」とは門のことを表します。門の脇に真っ赤な傘を被った「ハヌマン像」があることから、この名で呼ばれているそうです!

ハヌマン・ドカ(Hanuman Dhoka)」内の「ナサル・チョーク(Nassal Chowk)」では、今でも海外からの元首が訪れた時などには、この中庭にて国家行事が行われます!宮廷の起源は、リッチャヴィ王朝時代にまで遡りますが、現在の建造物のほとんどは、17世紀のマッラ王朝時代に完成したものになります。赤煉瓦とは対象的となり、真っ白な西欧風の建造物は、19世紀のラナ家専制時代に増築されたもので、周囲とは一風変わった雰囲気を醸し出しています!

回廊には、1743年~2008年まで活躍された歴代王の写真がズラリと展示!

歴代王の中には、2001年6月に開かれた王族の晩餐会にて銃を乱射し、9名もの王族の命を奪った後、自ら命を断ち、危篤状態のまま名目上国王に即位し、その3日後に死亡してしまったことで、たった数日しか王でいられなかったという第11代君主の「ディペンドラ・ビール・ビクラム・シャハ・デーブ(Dipendra Bir Bikram Shah Dev)」という王がおられるのだとか!(驚)この王族争いの悲話は「ネパール王族殺害事件」と騒がれるも、その真相は未だ迷宮入りとなっているそうです。その後、ディペンドラの叔父である「ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ(Gyanendra Bir Bikram Shah Dev)」が第12第君主として即位するも、2006年4月に大規模な民主化運動を発端に王制は廃止され、ギャネンドラは退位することになり、ネパール王国はその長い歴史に終止符を打つのです。

王朝時代の歴史を学ぶと共に、震災の復旧作業の様子が伺えるネパールの首都カトマンドゥの「ダルバール広場(Durbar Square)」の1日も早い復興を願っております!


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