蕎麦といえば「翁達磨」を知らない人はいないでしょう。
翁達磨は伝説の蕎麦名人と言われる高橋邦弘氏が営む蕎麦屋のこと。
現在ある広島の雪花山房は2015年5月6日に閉店し、大分に技術を伝承するため移店されるそうです。
そんな達磨で修行された蕎麦職人の山崎利春氏が富山で開店されたのが「富山達磨」さん。
素材・作り方・味すべてにこだわり、一人でも多くの人に
「美味しかった」「食べて良かった」と思われるよう心を込めて蕎麦を作られています。
自家製粉と手打ちにこだわった達磨一門の蕎麦を味わえるのは、北陸で富山達磨だけということと、
大好きなショコラティエの「パティスリージラフ」さんの隣にあることから、
何度か足を運んでみたのですが、いつも満席でなかなかお邪魔することができませんでした。
今回は、運良く空いていて入店できましたので蕎麦を堪能してきたいと思います。
座敷席
神通川近くの路地にひっそり佇む和モダンな店舗を一歩入ると、木のぬくもりが感じられる落ち着いた店内。
天然木のフローリングにはテーブルが並び、カウンターから見える庭の景色は風情があります。
奥には趣のある座敷もあり、今回はそちらで蕎麦をいただくことに致します。
「ざるそば」800円
細打ちで綺麗な蕎麦が出てきました。
玄蕎麦は北海道、茨城、長野から6種類仕入れられていて、時期によって玄蕎麦の配合を変えているそうです。
ざるそばは、蕎麦の美味しさを一番感じることができます。
香り・歯ごたえ・喉ごしは、厳選された材料と一切手を抜かない手打ちだからこそ蕎麦本来の味が楽しめるというもの。
達磨さんでは黒皮が残ってしまわないように、玄蕎麦を8種類の大きさに分けて皮を剥かれています。
黒皮をむいた後、必要な量のみ製粉するので、毎日新鮮な蕎麦を提供されているそうです。
つゆは厳選した北海道函館市南茅部町の真昆布、鹿児島県枕崎市の枯本節、伊豆産の茶花どんこでとった「だし」に、
松本大久保しょうゆでとった返しを合わせて、きりっとした味わいです。
「田舎そば」800円
一般的に太めに切られたそばは弾力があり、田舎らしい素朴な味わいが楽しめるものですが、
こちらの田舎はムニュッとした柔らか食感で、好みの蕎麦ではありませんでした。
ざるそばの方が美味しかったですね♪
「野菜天ぷら」600円
茗荷、アスパラ、茄子、しめじの野菜の天ぷら。
サクッと揚がった天ぷらは、蕎麦との相性も良く、塩または天つゆで美味しくいただきます♪
「そば湯」
どろっととろみの強いそば湯ですので、好みは分かれると思いますが、自然のとろみのそば湯だと嬉しいです。
軽い昼食の後は、お隣のパティスリージラフさんでデザートを食べることにしましょう♪
富山 達磨
富山県富山市黒瀬北町一丁目8-8 TEL:076-492-3989
営業時間:11:30~15:00 定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日振替休日)
http://toyama-daruma.com/