三ヶ日から移転された手打ちそば「陶そば正」の辛味大根を使用したおろし蕎麦※2013年10月閉店

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三ヶ日にあったお店を移転し、小豆餅にOPENさせた手打ちそば「陶そば正」さん。こちらは、信州産蕎麦を使用した手打の自家製粉蕎麦です。以前、三ヶ日にあった頃から噂には聞いていたので、近隣に移転されたことを知り伺うことにしました。店主の正木智晃さんは、趣味の陶芸からの流れで蕎麦に目覚められたそうで、50歳の時に第2の人生を歩もうと脱サラされてお店を構えることになり、来年を迎えれば蕎麦屋として丸10年になるのだそうです。実際に趣味であった陶芸の器は、三ヶ日尾奈窯の手造り品(虹の森工房:陶芸教室)店主の他、陶芸スタッフにて焼成したものが主で、店頭にも並び、湯呑や蕎麦の器、そば猪口などもご自身の作品を使用されています。それで”陶そば”と店名に付くのですね♪

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店内は、カウンター7席、テーブル席8席。店主が1人で切り盛りされています。蕎麦は、信州産:八ヶ岳、蓼科、浅間山麓の蕎麦の実を石臼で製粉した挽きぐるみを使用し、かえしは濃口醤油、味醂、ザラメを本がえし。出汁は利尻昆布、本鰹節、宗田節、鯖節、鯵節を使用。メニューには、10割、8割と書いてありますが、基本は10割で8割はほとんどやられないそうです。山の幸としては、珍しく鹿の刺身がいただけます。天ぷらなどでいただく、長野県(南信濃村)水窪産の野生山菜など、たらの芽、鬼さんしょう、山うど、くずの芽、雪の下、ぬるっぱ、むかご、下仁田ネギなど季節により異なりますが、自家栽培で採れるものも多いのだそうです。海の幸としては、海老:ホワイトタイガー(インドネシア産)入荷時には浜名湖、遠州灘産の海老、小魚を使用されています。

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こちらが店主の正木智晃さん。出来上がった料理を1皿1皿丁寧にお客様に説明してくれます。頑固そうなお顔立ちで少々強面ですが、話をきちんと聞いて正しい食べ方をすれば、いろいろなこだわり情報を教えてくれますよ♪

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「蕎麦茶」

”最低2分は蒸らしてください”と言いながら出してくれました。蕎麦の香りでほっと一息。本当に美味しい蕎麦茶です。蕎麦の実を丸ごとふんだんに淹れた蕎麦茶には、ルチンというポリフェノールの一種が含まれています。この成分には、活性酸素を除去する酸化防止作用があり、植物が紫外線から身を守るための効果があるので、飲むことで夏場の紫外線対策にもなるそうです。そして高血圧、心臓病、動脈硬化、糖尿病、肝疾患などの生活習慣病を予防し、カフェインを含まないので子供や妊婦さんでも安心です。

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「おろし蕎麦 粗挽き10割」 1,100円

おろし蕎麦は、ざるそばにこのおろし大根が付いてきます。店主から、”辛味大根は、先端の辛い部分と中くらいとどちらがいいかね?”と尋ねられ、辛いもの好きの相方が調子づいて先端を希望。すると味わったことのない驚くほどの辛さに涙が出ました(笑)次回は、中くらいの辛さでお願いした方が良さそうです♪

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おろし大根には、店主が自家栽培している九条ねぎと、鹿児島の甘口醤油をたっぷりと入れて、こちらに蕎麦をくぐらせ、ずずっといただくのが良いでしょう。辛味と醤油の甘みとコクが相まって夏の蕎麦にオススメです♪

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手前は、蕎麦刺しで違った食感が味わえ面白いです。10割のつなぎ無しでこれだけ綺麗な長さが保ててれば良いですね。喉越しも香りも楽しめます。しかし、今回は大根の先端を希望したばっかりに、おろし大根は辛さが際立ってしまい、蕎麦の旨味を感じられないのがオーダーミスでした。残念!でも夏のおろし蕎麦はさっぱりと喉越し良く美味しいですね♪

陶そば正
浜松市中区小豆餅2-32-12 マンション丸山1F TEL:053-439-0139
営業時間 11:30~14:00 18:00~20:00 定休日:月曜日、火曜日 ※2013年10月閉店

浜松市中区小豆餅2-32-12

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