「加太淡嶋温泉 大阪屋ひいなの湯」器と旅するシリーズ〜関西編〜

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加太の老舗旅館である淡島温泉「加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯」の料理長として活躍される赤間 博斗 (Hiroto Akama)さんにも私たちladeが企画する『器と旅するシリーズ』を御紹介させていただくと、シンプルモダンな器を用いることのない「旬魚旬菜 あくら」にて「新しい挑戦」と快くCollaborationして頂きました!

富山の作家たちの作品は、企画第一弾として登場した陶芸家の「釋永 岳 (Gaku Shakunaga)」の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを誇るシャープな器と、企画第二弾で参加して頂いた下尾 和彦 (Kazuhiko Shimoo)さん&下尾 さおり (Saori Shimoo)さん御夫婦のユニット作家「Shimoo Design」の「日本の美」を象徴し、合理的且つ美しさを忘れない木製器、最後は寺院用の”おりん”を造り続けて100年を超える「シマタニ昇龍工房」四代目跡取りの島谷 好徳 (島谷好徳)さんが新たに生み出したブランド「syouryu」の錫100%の折り紙のように自由に変幻する器と富山を代表する作家作品となります!

肉料理には和歌山の高級和牛である「熊野牛」を「釋永岳」の「黒釉 台皿(28cm)」に合わせてくださり、赤間さんの得意分野であられる摘み菜と共に春の香りを楽しみながら、香川のホワイトアスパラガスを添えて頂きます!きめ細やかな肉質で柔らかく甘味豊かな味わいが楽しめる熊野牛とシャキシャキとした食感と香りが楽しめるホワイトアスパラガス。摘み菜は周辺で摘んで来られたもので、食べるとギシギシと音がすることから”ギシギシ”と名付けられた雑草や”タネツケバナ”、”野生のクレソン”、クローバーのような”ハナカタバミ”などを用意してくださり、それぞれに異なる香りと甘味、酸味が楽しめます!

「足赤海老と摘み菜の天麩羅」には「Shimoo Design」の「浮様 丸盆(32cm)」を合わせてくださり、ユキノシタ、ツルナ、ヨモギを和歌山の特産品である柑橘類の”じゃばら”と生姜と塩で作る自家製塩「邪気払塩」で頂きます!

「鯛のかぶら蒸し」には、同じく「釋永岳」の「黒釉 薄鉢(22cm)」を合わせてくださり、鯛、筍、海老芋、菜の花を優しい餡で頂くと、出汁の優しさが胃に染み渡ります!

食事と共に、大女将が詰めているとても香ばしい熱々の「ほうじ茶」が出て参りました!良く関西方面の旅館ではほうじ茶を出されることが多いのですが、この大女将の「ほうじ茶」の旨味豊かな香ばしさは格別です!

火に掛けて温めた「浅利の潮汁」は、御猪口で頂いた後に「鯛茶漬け」にできる二度美味しい食べ方で。特製の胡麻だれ醤油に漬け込んだ「鯛の胡麻だれ」は先ず炊き立ての白飯にかけて頂き、胡麻の風味や鯛の食感を楽しみ、お次は浅利の潮汁をかけて鯛茶にして頂き、これ以上ない満足度が得られます♪

〆のデザート「赤味噌のジェラート」には、
斬新なアイデアで「Syouryu」の「すずがみ・さみだれ(18cm)」を合わせてくださり、まさかの氷を忍ばせたアイスクーラーとしての台座にデザートを乗せて!錫の性質を良く理解された上でのナイスアイデアです!

こちらの赤味噌ジェラートは、このジェラートのためだけに「和歌山の味噌ガール」から仕入れた赤味噌を使用されているようで、こっくりとした赤味噌の芳醇な香りが楽しめます!添えられた苺は、マスカルポーネとカカオシロップを和えて、さらに100%カカオのパウダーを纏わせることで、ほんのり大人なデザートの完成です!

赤間さん曰く、「前以て、どのような器で、とお話をいただいていたら、このアイデアは出て来なかったように思います。瞬時に判断したからこその発想ですね!」と。それこそが私たちがこの企画に求めるものであり、「新しい挑戦」を受けて下さった赤間さんに感謝感謝です!赤間さんも楽しんで下さったようで「是非、工房へも足を運んでみたいです!御紹介下さい!」と関心を得て下さったようで嬉しい限りです!今回のCollaborationも大成功です!赤間さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

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