広大な日本海と雄大な山に恵まれている北陸の地富山で、ふんだんに地場の食材を取り入れ、
繊細な日本料理がいただける「御料理 ふじ居」さん。
富山大学から程近くのドラッグストアの駐車場敷地内と一風変わった場所に
ぽつんと小さな木造建築があり、暖簾を掲げられています。
今年で5年目を迎えられた「御料理 ふじ居」
旬の食材を用いて、季節に合わせた上品で繊細な日本料理が堪能でき、
地元のファンのみならず県外からのファンも多く存在し、とても賑わっています。
店内はこじんまりとされており、カウンター6席、テーブル4席×2、座敷4席。
ランチは、2500円から用意されており、富山マダムに大人気。
ディナーも前もって予約しておけば、ご予算に応じてコースを組み立ててくださいます。
今回はランチのため、リーズナブルに1人3,000円でお願いしてあります♪
奥に一部屋、小上がりの座敷の個室もあるので接待にも活用できます。
京都や金沢で長く修行を積み重ねた店主の藤井寛徳さんが、確かな技術の日本料理を提供しています。
四季折々の旬を味わえる割烹料理。
お客様の目の前に、調理前の新鮮な素材をお出しし、
藤井さん自らが料理方法や素材について丁寧に説明してくれます。
「新ジャガと海老とオクラの酢橘ドレッシング」
新ジャガを細かく千切りにし、さっと霜降りし味を付けた鰹と昆布の出汁に漬け込んだものに、
自家製酢橘のドレッシングを一掛け。
優しい出汁の味わいで胃にすんなりと馴染む先付けです♪
「もずのしんじょうの椀物、白えび添え」
能登産もずくで作ったしんじょうに、炙った富山産白えびを添えて、
能登産ジュンサイが入り、胃にすぅ～っと滲み渡る椀物。
富山の名産である白海老は、炙ることで香ばしさと甘さが増します。
お店自慢の最高の昆布と鰹で出汁をとった煮物椀の鰹節は、かんなで削りたてを使用しており、
椀の蓋を開けた瞬間に立ち込める香りが抜群です♪
「新玉ねぎの白えび餡かけ」
新玉ねぎをじっくりローストして、
玉ねぎの汁に鰹と昆布の出汁を合わせてじっくりと炊いたものに白えびの出しを加え餡にしたもの。
白えびの香りが贅沢です♪
鰹を大量の藁で火を熾し、皮面がこんがりとする程に香ばしく燻していきます。
「季節のお料理の盛り合わせ」
藁で炙った香ばしい鰹、しっとりと柔らかな出汁巻き卵、輪島の鱸、風味豊かなインゲンの黒胡麻和え
鶏モモ肉焼きあげた松風、真鯛の煮こごり、さっぱりとした能登産もずく酢、茄子の田楽、
ぷりぷりとした弾力のこんにゃくの鞠、優しい味わいの自家製の飛龍頭に紫蘇ご飯と盛り沢山。
篭に品良く盛り付けられたお弁当仕立ての盛り合わせで、
一口サイズで少しずつ品数多く楽しめます♪
「あおさの味噌汁」
昆布出汁に煮干を加えた、赤出汁ではなく、合わせ味噌の上品なあおさの味噌汁。
あおさの香りと茗荷のアクセントが最高です♪
「酒粕風味アイス 小豆ぞえ」
満寿泉純米大吟醸プラチナの酒粕で香り付けしたアイスクリームに、
能登大納言を土鍋でじっくり炊いたものを添えて。
デザートですが、コクがあり、こっくりとお酒を嗜んでいるかのような満足感に溢れています♪
「抹茶」
甘味に合わせてお抹茶を一杯ずつ点ててくださいます。
贅沢なお抹茶の味わいと風味。
ほっと心休まる瞬間が訪れます♪
富山から浜松に戻り、数日後に「ふじ居」の店主である藤井廣徳さんより、
直筆の御礼のお手紙を頂戴しました。
昼夜と営業されていてお忙しい中、なかなかできることではありません。
心温まるおもてなしと御料理の数々も然ることながら、
流石、京都で修行されてきただけあり、粋な計らいをしてくださいます。
藤井さん、またゆっくりと寄らせていただきます♪
御料理 ふじ居
富山県富山市五福5388 TEL：076-471-5555
営業時間：11：00～13：00 18：00～22:00(L.O.21:30) 定休日：月曜日・第3火曜日
http://www.oryouri-fujii.jp/
