創業安政元年の150年の歴史が誇る献上蒟蒻「お直り処 久米吉 宮前田楽」の蒟蒻懐石

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皆さんは、お直り処というものをご存知ですか?お直り処とは、古くから日本人は折々に感謝や願いを込めて神社に参拝し、神様のお力を戴くことを生活の一部としてきました。そして参拝の大役が終わり平常に戻ることを”ナオル”といい、神社では祭典が終わると「直会(なおらい)」が行われています。こちら「お直り処 久米吉 宮前田楽」さんでは、小國神社を参拝された方々がお直り場として利用していただけるよう、昨年2012年にオープンされました。創業安政元年の初代創業者久米吉さんが、遠州森町にてこんにゃくを作り始め、以来、初代久米吉伝統の技は代々引き継がれ、現在5代目に至り、その5代目当主である倉島正三さんが、創業以来150年もの間、森の大地が育んだ久米吉のこんにゃくやところ天などをもっとより多くの方に味わっていただき、森町の豊かな大地の恵みに深く感謝するとともに、そのご恩返しの1つに新たな試み”お直り処”としてこの場を活用していただきたいと願ってのことだそうです♪

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正面玄関の暖簾をくぐると、まず石畳のエントランスが続きます。右手小上がりで履物を脱ぎ、店内へ。

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店内は、趣きある日本古来の家屋を再現し、囲炉裏や吹き抜けの天井が見受けられます。仕切りをなくし広々としており、漂い溢れる木の温もりを感じれます♪

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大窓からの景色は、竹林の麗しい和の風情を愛でながら、目の前で備長炭に焙られた美味しい蒟蒻懐石をいただくことが可能です♪

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「大國様像」 小國神社の御祭神に縁ある大國様の木彫りです。来店された方々のご多幸を願い、店主が奉斎しています♪

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こちらは6名ほどが利用可能なテーブル席の個室です。今回はこちらで宮前田楽メニューで人気No.1メニュー「きんみずひき(金水引)」2,500円をいただきます♪

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着火し安定した温度の備長炭を目の前でセットしてくれ一気に温かい空気が生まれます。炭の温度は600℃~700℃にもなるので顔を近付けると危険です。炭の灯火はどこか心がホッと和み緩やかな癒しの時が流れますね♪

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先付け「蒟蒻そうめん」 つるんとした喉越しの良さもありますが、蒟蒻本来の弾力も楽しめ爽やかな1品。

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「蒟蒻サラダ」

柚子の風味を纏った玉蒟蒻をスライスしトッピングしたサラダ。お好みで味噌ドレッシングorバルサミコ酢ドレッシングでいただきます♪

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お次は仲居さんが、備長炭の周りに特製味噌を塗りながら串をセットしてくれます。和牛に関しては、あっさりと塩のみの施しです♪

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「蒟蒻料理 田楽」

蒟蒻、旬の地野菜、豆腐、宮崎黒毛和牛の4本。(※串の内容は、季節や日に依って異なります)

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串はおよそ片面5分ずつほど、じっくりと焼き上がるのを見守るようにそっと待ちながら、中根夫妻と楽しい歓談のひとときを過ごします♪

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表面の味噌が備長炭に焙られジュッ、ジュッと小気味良い音をたて、いい色加減に焼き上がり香ばしさを増していきます。蒟蒻は生でも食べれるものなので温かくなる程度で大丈夫だそうです♪

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「ご飯、季節の汁物、香の物」 汁物は、今が旬のとうもろこしのお汁です♪

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本日のデザート「ミルク寒天とフルーツ」

ぷるんと弾力のあるミルク寒天だったので、デザートにもヘルシーに蒟蒻が入っているのかと思ってしまったのですが、伺ってみると、どうやらこちらには入っていないのだそうです。しかし、”また考案してみます!”と気持ち良く対応してくださいました。カロリーオフな蒟蒻は、食事制限をされたい女性には嬉しいもの。しかし、蒟蒻の噛み応えたっぷりとした弾力と備長炭の焙りのおかげで味噌の香ばしい風味で軽過ぎることもなく美味しく且つヘルシーに食事を楽しむことができました。食事を楽しんだ後は、お隣にある小売販売店の「久米吉」さんへお邪魔しましょう♪

お直り処 久米吉 宮前田楽
静岡県森町一宮3843-7 TEL:0538-89-0033
営業時間:11:00~17:00、18:00~(要予約)
http://www.kumekichi.co.jp/miyamaedengaku/

静岡県森町一宮3843-7

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