「トラットリア アルマンド」はフィレンツェでまた足を運びたい老舗のトラットリア有名店

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フィレンツェの中心街を少し離れ、フィレンツェS.M.N駅からは徒歩10分圏内の老舗トラットリア「Trattoria Armando トラットリア アルマンド」さん。創業1957年と50年以上もの歴史があり、各界の著名人がこぞって足を運んだ有名店です。店名の”アルマンド”とは、創業者の祖父の名前から取っており、家族経営で成り立っています。現在のオーナー業は、娘のアレッサンドラさんが引き継ぎ、母親のジョヴァンナさんが料理を担当し、マンマが作るトスカーナ料理を名物とし堪能できるお店です。るるぶイタリア’14のフィレンツェのお勧めグルメスポットでも紹介されており、イタリア旅行観光ガイドのサイト「AMO ITALIA アーモイタリア」さんでも大絶賛されています♪

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店内手前には、2名掛けのテーブル席が2つ。壁にはズラリとワインボトルが並び、いかにもイタリアのトラットリアといった雰囲気を醸し出しています♪

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こちらがメインホール、席数は50席ほど。壁一面には、オペラ座出演者たちの写真が並びます。外壁と同じクリームイエローの温かみのある壁、柔らかな照明、木製のスツールがどこか懐かしさを感じる落ち着いた空間で、半個室風の奥部屋もあります。店内を見渡せば、地元民の方々に愛されている雰囲気が十二分に伝わってきます。こちらのお店のランチは、メニュー料金より20%OFFになるというのも嬉しいサービスです♪

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「パン」 何よりも先にテーブルの上に並ぶのがパンで、サービス料(10%)内に席料共に含まれています。入れ物が可愛いですね♪

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「1/2 litro bianco toscano da tavola(トスカーナ・テーブルワイン500ml)」€5(日本円でおよそ700円)

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Primi piatti「Spaghetti alla Carrettiera(トマトソースパスタ)」€14(日本円でおよそ1,960円)

カレッティエッラという名前の由来は、馬車引き夫が客待ちをする忙しい合間にさっと提供できるよう、シンプルな具材と茹で時間の短い細いパスタを合わせたという説だったり、厳冬期に客待ちをする彼らが身体を温めるため、ニンニクと唐辛子の効いたソースのパスタだったという説などがあるそうです。この名前のパスタは地方によっていろいろなレシピがあり、例えばシチリアではパン粉とリコッタチーズを入れ、ローマではマグロとマッシュルームを入れたパスタをそう呼ぶのです。ニンニクと唐辛子を利かせたアーリオオーリオペペロンチーノにトマトを加え、シンプルで簡単であるがゆえに腕の見せ所が楽しめるパスタです。こちらのカレッティエッラは、パスタの湯で加減、味の濃さ、オイルの量、絶妙な乳化具合、シンプルな食材のバランス、どれを取ってもパーフェクトです!ニンニクが多めのパスタですので、ニンニクが苦手な方にはお勧めできませんが、ニンニクのアタックの強さ、トマトの甘味と酸味のバランス、ピリッと刺激のある辛さが癖になります!ぜひ、こちらにいらしたらこのSpaghetti alla Carrettieraはオーダーしてみてくださいね♪

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Primi piatti「Risotto ai funghi porcini(ポルチーニ茸のリゾット)」€18(日本円でおよそ2,520円)

”ポルチーニ”という言葉は、イタリア語で”豚のような奴”という意味(単数形はポルチーノ)で、きのこ全体が丸々と膨らんでおり、まるで子豚のような愛嬌のある姿に因んで命名されたものです。香りが芳醇で、フレッシュなものはナッツのような濃厚さが感じられ、乾燥されることで醤油のような強い香りを発する独特な風味のキノコです。ポルチーニ茸は、”茸の王様”ともいわれ、イタリアでも高級食材の1つと言われています。そんなキノコ、ポルチーニ茸の旨味がたっぷりと感じられるリゾット、美味しくないわけがありません!このリゾットを食べた瞬間に、「これだよ、これ、これがイタリアだよ!」と、訳の解らない台詞を口にしたわたし達です(笑)こちらでは、旬な食材をリゾットにされているので、そのシーズン毎のリゾットをお楽しみくださいね♪

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「ミニサラダ」 メイン料理に付いてきます。

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ドレッシングはお好みで、といわんばかりにオリーブオイルとバルサミコ酢がボトルで出てきます。そして、このオリーブオイルとバルサミコ酢もとても美味しかったので、何処かで見掛けたら購入しようと思い、思わずパチリ♪

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Secondi piatti「鶏肉料理」€18(日本円でおよそ2,520円)

料理名がわかりませんが、大好きな鶏肉と旬の茄子の料理をオーダーしました。フィレンツェではTボーンステーキを食べるようにお勧めされていましたが、隣のテーブルでTボーンを食べている現地の方のソレを観て、あまりのボリュームにあんぐり(笑)ディナーのことも考えると、2人では到底入りきらないと断念しました。しかし、こちらの鶏肉料理にして正解です!柔らかくジューシィーな鶏肉に包まれた瑞々しい肉厚な茄子がまた絶品でした!付け合わせにも茄子の素揚げしたものと葉野菜とトマトで、見た目とてもシンプルでしたがお味は最高で大満足でした。次回はお腹に余裕を持たせて、または大人数で行くかしてTボーンステーキも是非食べてみたいと思います♪

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創業者の娘でもあり、現在オーナーのアレッサンドラさん。とても気さくでチャーミングな方で、日本語は話せませんが、にこやかに対応してくれます。今回は、参考にしたアーモイタリアでお得な情報が掲載されていたので、そちらの特典をオーダー。アーモイタリアのこちらのサイトページを見せると、食後のカフェまたはグラッパかリモンチェッロのいずれかを無料サービスしてくれます。わたし達夫婦は食後酒としてグラッパとリモンチェッロをいただきました♪

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「グラッパ」

イタリア特産の蒸留酒で、ブランデーの一種です。ワインを蒸留して作る一般的なブランデーとは違い、ブドウの搾りかすを発酵させたアルコールを蒸留して作ります。多くは樽熟成を行わないので無色透明ですが、ブドウの香りを程よく残し、アルコール度数は30度~60度と少々お高めです。真っ昼間からのほろ酔い気分、日本だと指摘されそうですが、イタリアであれば何の違和感もなく味わえるから不思議ですね(笑)

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「リモンチェッロ」

試験管のようなメモリの付いたグラスが可愛いく、キンッキンッに冷やされた自家製のリモンチェッロが出てきました。イタリアを起源とするレモンを用いたリキュールで、伝統的なレモン・リキュールとして1つのジャンルを築いており、家庭などで作られる以外にも、複数の酒造メーカーが製造しています。市販のもののように甘過ぎず、凝縮感がありながらもさっぱりとしており、かなりのアルコール度数だと思われますが、グラッパ同様にとても美味しくいただきました。イタリア(ヨーロッパ全般)では、日本のように公共トイレなどはほとんどなく、レストランやカフェを利用した際にお借りするのが良識とされています。お帰りの際には、「お手洗いはどこですか? Dove il bagno? ドーヴェ イル バーニョ?」と、忘れずに♪

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歴代のオペラ歌手や演奏家、ダンサー、俳優と錚々たるメンバーの写真とサインたち。2007年に亡くなられたイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティ(伊:Luciano Pavarotti)のサイン入り写真があったり、ハリウッドスターなどの写真もありワクワクしてしまいます。丁度、隣のテーブルにいらした日本人の素敵なご夫婦もネット検索でいらしたようで、今回のイタリアの旅ではフィレンツェに5日ほど滞在されているとのこと。1つの街に長期滞在し、のんびりとした旅行もまた良いですね!こちらは、フィレンツェに訪れた際に必ず立ち寄りたいお店となりました♪さて、お次はフィレンツェの街を歩きウィンドーショッピングしながら、人気ブランドのセレクトショップの紹介です♪

Trattoria Armando トラットリア アルマンド
住所:Via Borgognissanti 140/R, Firenze Italy TEL:+39 055217263
営業時間:ランチ 12:15-15:00、ディナー 19:15-22:30 定休日:日曜日、月曜ランチ、8月のランチ
http://www.trattoria-armando.com/

Via Borgognissanti 140/R, Firenze Italy

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