三方原町の住宅街にひっそりと佇む隠れ家のようなイタリアン「リストランティーノ イプシロン」さん。自宅兼店舗とされており、場所はとても判りにくいのでグーグルマップで住所検索されるのがベストかもしれません。おおまかに説明するとすれば、金指街道を走り浜松環状線を越したところのセブンイレブン交差点を左折、3本目の小路を右折。左手に見えます電柱に”イプシロン入口”と書かれたところを左折すると奥に7台ほど置ける駐車場があり、ベージュの洋風な一軒家があり、そちらの1Fとなります。入口には、小さなイーゼルにメニューが記載されています。手前に落ち着いた白黒のデザイナーズハウスの一般住宅があるのですが、そちらと間違えてしまう方が多数続出しているとのことですので要注意です!この日は日曜日でどこのレストランも賑わっておりましたが、イプシロンさんはタイミング良く入店することができました♪
店内は、カウンター席5席、テーブル席14席としっとりとした落ち着いた色調の空間です。こちらのオーナーシェフ遠藤裕児さんはフレンチやイタリアンの経験があり独立され、奥様と二人三脚で営まれています。さて、今回はメインやドルチェ、カフェが付くランチコース1,900円をオーダーしました♪
ランチコースは3コースから選べます。
ストゥッツィキーノ(突出)、アンティパストミスト(前菜の盛り合わせ)、ズッパ(スープ)、パスタを1,000円。
前菜、パスタ、メインの内容が変わり、ドルチェやカフェが付くフルコースを1,900円と2,700円(要予約)の2コース用意。
アミューズ 「フォアグラのロワイヤル 大根のソースをかけて」
フォアグラの濃厚なロワイヤルにさらっとした大根のソースでまろやかに。紫芋をスライスした素揚げしたものがカリカリの食感でアクセントになっています♪
「自家製くるみパン」 大粒のくるみがゴロゴロッと入った食感が楽しめるふわふわパンはおかわり自由です♪
前菜「太刀魚を巻いた帆立貝柱 イカ墨のソース、フォンドボーで煮た穴子のライスサラダ、ピザパイに乗せたじゃがいものピュレ 卵黄のソースをかけて、豚バラ肉のリエット ガーリックトーストと共に、魚介のスープ ターメリック風味 浅利の泡をかけて」
前菜はバランス良く5種の盛り合わせプレートになっています。今回は色味が茶系が多かったですね。先日、女子会をした際に「料理は味わいはもちろんのことだけど、見た目はもっと大事」という話をしたばかり。手の込んだ丁寧なお仕事をされているだけに、少し残念ですね。
パスタ「ほうれん草と自家製リコッタ 、鶏ひき肉を詰めたラビオリ、プチヴェールのクリームソース」
コース内のパスタは生パスタと乾麺が用意されているので、どちらもオーダー。鶏ひき肉なので、あっさりとした印象でしたが、その分チーズのクリームソースが濃厚です。ラビオリの食感がしっかり目。
パスタ「海老のラグースパゲティ」 ラグーソースがパスタによく絡んでいるため、塩気をしっかり感じるお味です。
メイン「地元産猪のロースト、青胡椒のソース」
メインが肉 or 魚から選べるのですが、猪があったので迷わずそちらをオーダー。ヒレとロースの部位で出してくださいます。火入れがしっかりとしていたので、もう少しレアでいただけると嬉しいです。ただ、よく方々でシェフにお話を伺ってみると、ほとんどのお客様が割としっかりと火入れしてほしいと望むと聞くことが多いです。こればかりは好みの加減があるのでなんとも言えませんね。付け合わせの野菜は、人参、芽キャベツ、蕪、青梗菜などです。
デザート「アプリコットのムース、ヨーグルトのスプーマ」
ヨーグルトのスプーマは口溶けが良く、アプリコットのムースの下には苺を敷き詰めて甘みを抑えたさっぱりとしたデザートです。
ドリンク「コーヒー」
食後に手の空いていた遠藤シェフとしばし歓談。浜松の洋食系のレストランが何店舗か閉店される話の流れで、世代交代、若い世代が頑張っていかないと!と語ってくれました。新規開店のお店もできてきてはいますが、外食がもっと楽しめるようになればいいなと思います♪
リストランティーノ イプシロン
浜松市北区三方原町1854-23 TEL:053-571-5772 定休日:木曜日、第1第3水曜日
営業時間:11:30~14:30(L.O.)※ディナーは要予約18:00~20:30(L.O.)
http://ipsilon-y.net/