地下にワインセラーを持ち美味しいワインと共にイタリア料理が楽しめる「Vicino ヴィチーノ」

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今より10年も前の2003年にオープンされたイタリア料理「Vicino ヴィチーノ」さん。2011年1月26日に千種区春岡通に移転オープンされました。以前はビル1階のテナントで営業されていましたが、移転先は地下鉄吹上駅から南東方面の住宅街の中にあり、一軒家の隠れ家的なレストランです。隠れ家と言っても食べログでも上位ランキングで、タクシーの運転手の方も存じ上げているほどの有名店。”ヴィチーノ”とはイタリア語で”近く”を意味するそうで、お客様にとって近い存在でありたいという想いからこの店名を付けられたそうです。今回は、わたし達夫婦が名古屋で大好きなイタリアンの「la vena del legno ラ ヴェーナ デル レンニョ」さんのオーナー内田夫妻と一緒にランチに出向きました。ヴィチーノさんは以前から伺ってみたかったお店なので、今回内田夫妻にご紹介いただいて嬉しい限りです。店前のオリーブの木の前には駐車場3台確保されています。入り口のカラフルなタイル張りが可愛らしいですね♪

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こちらは大変人気店で平日といえどもいつも予約を取るのが難しい為、早めの事前予約をお勧めします。店内は、ぬくもり溢れる暖色系で温かみのあるランプ照明や落ち着いた木目のインテリアが居心地の良い空間を創り出しています。手前には、イタリアのタマニーニ社製の手動スライサーが設置されており、見た目にも美しいイタリアンレッドが色鮮やかで目を惹きます♪

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カウンターテーブルはフラットでキッチンの様子が店内から見渡せるようオープンになっています。カウンター6席、テーブル席は14席とゆとりある空間。

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オーナーシェフとサーブしてくれるスタッフさん2名で営業されており、とても気さくなスタッフさんたちです。この日も「わざわざ遠方からのご来店ありがとうございます」と、にこやかな笑顔と丁寧な挨拶で出迎えてくださいました。こちらのランチはPranzo Aコース1,800円とPranzo Bコース3,150円の2つのコースを用意されています。今回はメインの付くBコース3,150円をオーダー。まずは白ワインをセレクトしてもらいます♪

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白ワイン「アメーデオ・ビアンコ/ザヴァッローニ」

白ワインはボトルでいただきました。1800年代中頃に創立された歴史のあるワイナリー「ザヴァッローニ」現オーナーのステファノ ザヴァッローニ氏(37)が(故)祖父であるアメーデオに捧げるワイン。ブドウの出来が良かった年のみ生産され、Albana di Romagnaを樽熟成させた極少量生産の希少ワインです。品種アルバーナ100%でフルーティーな味わいでありながらすっきりと辛口ですが、バナナや熟れた桃などの旨味を感じる厚みもあり美味しいワインです♪

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前菜「長久手産有機野菜と季節野菜のミネストラ」

大豆や小麦、有機野菜や季節野菜をふんだんに使用し柔らかく煮込んだミネストラは生ハムを浮かべて。スープには優しい塩加減、生ハムの塩分とのバランスを考えてのことでしょう。少々オイリーですが、こちらのオリーブオイルは料理によって使い分けるほどのこだわりがあると聞きました。カリカリに焼かれたバゲットを添えて。

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「ローマ風トリッパの煮込み」

トリッパは柔らかくとろとろに煮込まれており、臭みなく食べやすいです♪

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自家製パン「バゲットとフォカッチャ」

どちらも水分量が過去一番ぐらいに多く、外はカリッと中はふんわりもっちり食感が楽しめる軽いパンです♪

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パスタ「フレッシュトマトとトマトソースのスパゲティ」

トマトソースはトマトのフレッシュ感とトマト本来の甘味と酸味のバランスの良いソースでシンプルな味わい。 パスタの茹で加減は最高ですが、ソースの多さとオイリーさが少々気になるところ。

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パスタ「ブロッコリーとドライトマト、アンチョビのスパゲティ」

色鮮やかなブロッコリーとドライトマトのアクセントが利いています。塩加減は程好い感じに仕上がっています♪

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パスタ「黒毛和牛のボロネーゼソースのミッレリーゲ」

ラグーソースなどによく合うショートパスタのミッレリーゲを使用。黒毛和牛はほろほろに煮込まれており濃厚でワインの当てに楽しめる一皿♪

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1皿1皿丁寧に作られていく様子が伺えるキッチン。食事の合間合間もこういった風景が望めるお店は楽しいです♪

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メイン「メダイのポワレ サルサベルデ」

ふっくらと身の厚い白身魚を彩り鮮やかなグリーンソースでさっぱりといただきます。添え野菜は、玉葱、小蕪、ほうれん草。

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メイン「三州豚と短角牛の自家製サルシッチャ」

三州豚と短角牛の2種類の肉を使用し旨みを凝縮したサルシッチャは、皮はパリッと分厚く、中は弾力と肉質の旨みを味わえる仕上がりに。手前に粒マスタードと奥にピリッと辛い唐辛子のソースを添えて味に変化を付け楽しめます。添え野菜は、茄子と小蕪。

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赤ワイン「サグランティーノ・ディ・モンテファルコ」

赤はグラスでいただきました。ウンブリア州のサグランティーノ種100%で、まろやかなタンニンを感じることのできるバランスの良いアロマティックなフルボディのワインです♪

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ドルチェ「紅玉を使ったアップルパイ、牛乳のジェラート添え」

サクサクのパイの表面にはナッツをふんだんに使用しており食感が楽しめます。林檎が出回る季節になりましたね。牛乳のジェラートは滑らかで優しい味わい♪

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カフェ「コーヒー」

過去にないほど熱々のコーヒーに驚いていると、内田くんが教えてくれました。「名古屋では熱々のコーヒーでないと怒られます」と(笑)そうなんですね。コーヒーの美味しくいただける適温という問題ではなく、県民性のようです。面白いですね♪

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オーナーシェフの竹内健さんが挨拶に来てくれました。内田シェフとは1つ年の差で年下の竹内さん、お髭で貫禄があります(笑)来月のイタリア旅行のお勧めレストラン情報を伺ってみると、いろいろな本を紹介してくださいました。そして様々な裏技情報などなど、経験された方たちならではのお話が聞けました。ありがとうございます♪

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店内から伺える地下のワインセラーを特別に見せていただきます。地下へ降りる階段もタイルで、壁には小さな画がそれぞれに味のある額におさまり可愛く並んでいます。こういったインテリアへの気遣いも素敵ですが、オーナーシェフの竹内さんはフィアットのチンクエチェントがお好きなようで店内の棚にミニカーが飾られてあり、そういったこだわりの小物なども楽しめるお店です♪

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ひんやりと涼しく安定した温度環境の整ったワインセラー素敵です。シェフ竹内さんのセレクトしたこだわりのワインが眠っており、料理に合わせてくれるのでお任せしてみると良いでしょう。次回は夜に伺ってみたいと思います♪

Vicino ヴィチーノ
愛知県名古屋市千種区春岡通7-58 TEL:052-762-3986
営業時間:水曜~日曜日11:30~13:30(L.O)18:00~21:30(L.O)火曜日18:00~21:30(L.O)
定休日:月曜日(火曜日はディナーのみの営業)
http://www.vicino.jp/

愛知県名古屋市千種区春岡通7-58

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