湯河原フレンチ「エルルカンビス」友人ソムリエが3月よりホールスタッフとして活躍します!

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湯河原に出向くと必ず訪れるフレンチレストランがあります。
細い急勾配の坂道を上り、竹林に囲まれ幻想的な世界感を醸し出し、
日本情緒と洗練された和の技法を取り入れた本格フレンチを提供してくれる「HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」。
オーナーシェフの伊東淳一さんは、古き良き情緒を残した湯河原を気に入り、
自らが運営していた東京・恵比寿のレストラン「HERLEQUIN エルルカン」を9年でクローズさせ、
気持ち新たに、2006年3月にオープンさせたフレンチレストランです♪

以前の駐車場は、店舗よりも手前の急勾配の坂道を下り、少し離れたところにありましたが、
現在は、店舗前の小坂を上がった先の左手に広々とした駐車場を確保されており、
以前よりも停めやすくなっています♪

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駐車場より歩き、石階段を下り、玉砂利のアプローチを進めば、お店の入口へと辿り着きます。
その隠れ家のような佇まいと見事なロケーションから、
遠方から足を運ぶファンも多く抱え、知る人ぞ知るレストラン。
わたし達夫婦も2010年11月の誕生日旅行を機に足を運ぶようになり、早くも5年の月日が流れています。
湯河原の四季折々を楽しみながら、
伊東シェフが織りなす優しいフレンチをいただくために、定期的に足を運んでいます♪

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HERLEQUIN BIS エルルカン ビス」のコンセプト紹介

エルルカン ビス」が継承する本格フランス料理には、
たおやかなる日本情緒と洗練された和の技法が秘められています。
それは、口にした方だけに伝えられる美味しさの神髄。
お越し頂いた方だけにお届けできる、おもてなしの心です。
そして、湯河原という土地だからこそ味わえる新鮮な四季折々の食材と、
歴史と文化の薫るその風土もお客様に提供していけるものの一つ。
「日本の伝統的技法」と「おもてなしの心」
そして「新鮮な食材」がトリコロールとなって、「エルルカン ビス」が存在するのです。
そんな、美味しさの空間とくつろぎの時間を通して、
常に人と人との繋がりを大切にしていきたいと考えています。

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店内は、真っ白な漆喰の壁に墨色の天然石が並ぶ床、
竹林を見渡す窓ガラス越しに落ち着いた色調のテーブル席が45席用意され、
非日常を味わうに相応しく静かな時を刻み、優雅なランチタイムが始まります。
日本の風情溢れる優雅な竹林は、
日本人が本来持つ「静の心」と「動の心」が存在すると伊東シェフは考えられており、
こちらでは、その情緒を大切に無駄なものを無くし本当に必要なものだけを誂え、
豊かでゆったりとした時の流れの中、幸せだと感じられる瞬間を過ごしていただきたいと願われています。
フランス料理に日本料理の技法を活かし、
湯河原の土地を生かし、新鮮な四季折々の食材で作る本格フランス料理が堪能できます。

ランチメニューは、下記の通り2コース用意されいます。
今回は11月に伺ったばかりでしたが、前回訪れた際に、伊東シェフがスタッフを募集されていることをお聞きしており、
丁度、友人ソムリエが職場を探していたため、紹介させていただき、面接を兼ねてのランチとなります。
話し合いは順調に進み、2016年3月よりソムリエ兼ホールスタッフとして立たれることに決まりました!
エルルカンビスの常連様、どうぞ新しいスタッフをお楽しみになさってくださいませ。
今回のランチメニューは、11月に訪れたばかりということもあり、伊東シェフにお任せしています♪

「木漏れ日のランチ」3,780円(※サービス料別10%)
アミューズ、一の前菜、二の前菜、スープ、本日の魚料理 or 肉料理、デザート、ドリンク
「陽射しの中で宵の趣を」5,400円(※サービス料別10%)
アミューズ、一の前菜、二の前菜、本日の魚料理、本日の肉料理、小さなごはんもの、デザート、ドリンク

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最高のロケーションを誇るテラス席。
竹林が風で揺らぐ音が爽やかで、小鳥たちの鳴き声がまた心地良いBGMとなってくれます。
ご希望とあらばテラスでは、お食事後のコーヒータイムに移動も可能ですので、
スタッフさんにお声掛けされると良いでしょう♪

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「牡蠣の温かいブルーテ」

ブルーテとは、ベースにコンソメを使用した洋風茶碗蒸しのこと。
殻付きのままの牡蠣をブルーテの仕上がりに合わせて別に蒸し上げられており、絶妙な火入れ!
自家農園の大根のピューレにトリュフのジュースをほんの少しアクセントに忍ばせたブルーテは、
滑らかでコクがあり、優しく胃に染み入るような滋味深い味わいが楽しめます♪

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「北海道産天然鰤のスモーク」

北海道で水揚げされた上質な鰤を軽くスモークさせたもの。
エルルカンビス自家栽培農園「神里農園」でつくられた白菜のマリネを下に忍ばせています。
白菜はギリシャ風にマリネされており、
コリアンダーと白ワインと白ワインビネガーで漬け込み、柚子でアクセントを付け香り良く、
浅漬けでシャキシャキとした食感も楽しめ、脂ののった鰤の箸休め的な存在になります。
西洋わさびとセロリのソースにハーブの香りを纏わせてさっぱりといただきます♪

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「自家製パン」

お好みでオリーブオイルに付けていただきましょう♪

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「フォアグラのテリーヌ」

伊東シェフのスペシャリテでもあるフォアグラテリーヌは、厚切りしたフォアグラをグリルし、
煮詰めたホワイトポルト酒とルビーポルト酒を塗りながら、型に詰めて、38℃で仕上げています。
こちらのスペシャリテは、20年以上提供し続けているスペシャリテです!
フォアグラの下に敷かれているのはダックワーズ。
アーモンドパウダーの半分をローストしたクルミのパウダーに変更し、
お砂糖を少なくしてフレンチトースト仕立てで焼いたもの。
付け合せの柿と洋梨は赤ワインとポルト酒で煮詰めたものでマリネされています。
舌の上でとろけねっとりとした食感が絶品で燻製させた香りも味わいも濃厚なフォアグラテリーヌに、
フレンチトースト仕立ての柔らかなダックワーズが程好いクッションとなり、
香り高い濃厚なフルーツと一緒にいただくことで、リッチな感覚で絶妙なバランスでいただけます。
特に熟した深みのある柿との相性が抜群です♪

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「沼津産本鰆の焼き蒸し」

沼津港で揚がった本鰆を皮目を軽く焼いてからふんわりと蒸し上げています。
干し椎茸と原木しいたけのソースを魚の出汁で伸ばした優しい味わいのソースと合わせて。
自家農園で採れたての若い春菊のソテーと一緒に頂くと、風味が増し、爽やかです!
何より、完璧なまでの本鰆の火入れにただただ感動するばかりです♪

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「秀麗豚のロースト」

愛知県産の秀麗豚のヒレ肉に繊維に添って隠し包丁を入れ、
ベーコンで巻いて香りと脂を移しながら、じっくりと焼き上げていきます。
表面は焦がさないようにサラマンダーを使って遠火の強火でじっくり焼いた後、
ベーコンを外すことで、肉の水分は逃げずにしっとりした状態に仕上がり、
豚肉とは思えないほどにしっとりと繊細な肉質を楽しめます!
自家農園で採れた紅大根、レンコン、インゲン、カリフラワー、サツマイモを付け合せにし、
黒胡椒のソースで香ばしさと共に堪能♪

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「フロマージュインフロマージュ」

デザートは今年の新作をいただきます!
ベイクドチーズケーキをフードプロセッサーで回し、
泡立てた生クリームと合わせてコアントローで伸ばしたものが中に入っています。
簡単に説明すると、焼いたチーズケーキをクリーム状にしたものです。
そのクリームをロールケーキの生地で上下に挟み合わせ、
クレームダンジュというレアチーズケーキをその場でコーティングし、赤い果実のソースでいただきます。
シュワッと口溶け滑らかな食感が楽しめ、絶品!
満足感のあるリッチな味わいにも関わらず軽さがあり、乳製品の程好い酸味が食後のデザートにピッタリです♪

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「ブラジルプリン」

エルルカンビスでは、必ず定番のスペシャリテデザートのブラジルプリンが最後に提供されます。
ブラジルでは、プリンは「Pudim(プジン)」とよばれ、母親がおやつとして作っています。
特徴は、原料には牛乳を使わず、練乳とココナッツミルクを使用し、味が濃く、食べ応えがあること。
暑い土地柄のため、低温保存が必要な牛乳よりも安価で保存しやすい練乳とココナッツミルクが普及していたようです。
練乳とココナッツミルクと卵黄主体でつくるプリンは、脂肪分35%と20%の生クリームで割り、
味が濃く、リッチな味わいで食べ応えがあります!
そのプリンをベースに伊東シェフが、
マダムのお姉様がブラジル人とご結婚されたことをキッカケに、
ブラジルで作られているおやつプリンのレシピをもとに試行錯誤を重ねて、
日本人の舌に合うよう、独自のレシピを完成させて作ったプリンがこちらの「ブラジルプリン」です。
仙台の卵屋「花兄園」がこのプリンに惚れ込んでしまい、伊東シェフの監修のもと市販化されており、大人気だそうです!
伊東シェフオリジナルのブラジルプリンは、どこのプリンよりも美味しいです♪

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「コーヒー」

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デザートを少しずつとコーヒーをゆったりと時間をかけていただく至福のひととき。
竹林の笹が風に揺らぎ鳴り、小鳥のさえずりが心地良く響き渡り、
外は寒空ではありますが、店内にはポカポカとした陽が差し込み、癒しの時間が訪れています♪

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最後に伊東シェフとマダムと一緒に記念撮影!

階段を上がりきる最後の最後まで手を振って最高の笑顔でお見送りしてくださる優しい御2人。
今回は、友人ソムリエを紹介させていただき、無事に採用の運びとなりましたが、
「エルルカン ビス」では、まだまだキッチンスタッフを募集されています!
20代前半の男女で、これからシェフを目指したい方、
フレンチの伝統料理と繊細な日本料理の素晴らしい技術を身に付けられ、
独自のスタイルを確立されている志高き伊東シェフのもとで働いてみたいと思う方、
是非ともお問合せしてみてください!
伊東さん、マダム、そしてスタッフの皆様、新人ソムリエをどうぞ宜しくお願い致します♪

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この日は日帰りで、夜のイベントに合わせて大急ぎで浜松へ戻る帰路の途中、
湯河原パークウェイを通り、「十国峠」を抜けて箱根方面へ。
十国峠」は別名「日金山」ともいわれており、静岡県東部、熱海市と函南町を結ぶ峠です。
頂上から見える景色は圧巻の一言で伊豆や箱根などが見え、
世界遺産の富士山も見ることが出来る最高のビュースポットとしても有名です!
夕陽が沈みかける丁度その頃に差し掛かり、赤く染まる夕焼け空があまりにも見事で、
急ぐ気持ちを止め、車を停車し、ほんの一瞬ではありましたが、
赤く照らされる雄大な富士山を鑑賞。

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思わず見惚れてしまうほどに美しく駿河湾に沈みゆく夕陽。
友人ソムリエの新たな門出を祝うかのような神々しさを感じます。
大きな野心と2016年の抱負を胸に邁進していただければ幸いです♪

HERLEQUIN BIS エルルカンビス
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上744-49
TEL:0465-62-3633
営業時間:11:30~14:00 17:30~20:30
定休日:水曜日
http://herlequin.com/

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上744-49

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