「ヴァンジ美術館」彫刻と自然の融合!クレマチスガーデンにて至福の休日

長泉町の愛鷹山中腹にある「花、アート、食」がコンセプトとなり、自然と芸術が融合した文化複合施設「クレマチスの丘 | Clematis no Oka」。

こちらは、1973年にスルガ銀行元頭取の岡野喜一郎氏が戦後の具象画壇を代表するフランスの画家「Bernard Buffet(ベルナール・ビュフェ)」のコレクションを展示・収蔵する場として「ベルナール・ビュフェ美術館」と「井上靖文学館」を建てられたことが始まりとなります。
その後、2002年4月28日に「ヴァンジ彫刻庭園美術館 (Vangi Sculpture Garden Museum)」を開館、そして、2009年には「Izu Photo Museum」を続けて開館し、四季折々の草花が楽しめる「クレマチスガーデン」や複数のレストランを配する文化複合施設として発展させています!

イタリアを代表する現代具象彫刻家の「Giuliano Vangi(ジュリアーノ・ヴァンジ)」の個人美術館「ヴァンジ彫刻庭園美術館」では、1960年代から最近までのヴァンジの彫刻を常設コレクションとし、館内のみならず、伊豆や箱根の山々を見渡せる広大な庭園「クレマチスガーデン」でもその作品を拝むことが可能です!

また、定期的に国際的な視野による絵画や写真、インスタレーションなど企画展を開催され、来館者へアート性の高い情報発信の場として有効活用されており、現在は、4月22日(土)~11月30日(木)までは、開館15周年を記念された記念展「生命の樹~Tree of Life」 を開催!
Rosilene Luduvico、小林孝亘、佐々木愛、杉戸洋、スズキコージ、村瀬恭子、持塚三樹、華雪、大矢真梨子、宮崎学、本橋成一、イケムラレイコ、棚田康司、戸谷成雄、Giuliano Vangiらの15名の作家たちが「樹木」をテーマとした作品を展示されています!

けやきの森の中にある「うつわ茶房 KEYAKI」では、8月3日(木)~10月3日(火)まで、植物屋の小田康平氏が運営する「叢 – Qusamura」と小野哲平、寒川義雄、田宮亜紀、松永圭太、村上躍、吉田直嗣ら6人の陶芸家とのコラボレーションする「叢 空間植栽 展」が開催されており、小田康平氏が日本中を旅しながら収集した選りすぐりの個性的な植物を楽しむことができ、陶芸家の器との掛け合いも大変見応えがあります!多肉系も器も素敵!

さらに、4月22日(土)~11月30日(木)までは、現代アーティストの「日高理恵子」のモノクロームの世界観を演出する「空と樹と」を開催!

館内では、8/27(日)上映予定の映画「バオバブの記憶」の作品を観ることもできました。
セネガルの首都であるダカールから車で2時間の場所にあるトゥーバ・トゥール村の人々が大切にするバオバブの御神木。
村のひとりの少年に焦点をあて、その少年と家族の日々の営みを1年通して撮影し、バオバブと共に生きる人々の暮らしを描いた作品となります。
その幹の太さは、まるで象の足を彷彿とさせるかのような巨木となり、100年、500年、1,000年の歴史と共に生きてきたバオバブをゆっくりと眺めるだけでも、自然の偉大さに気付けるのかもしれません。

館内を出て、「クレマチスガーデン」へ足を伸ばすと、ふかふかの芝が植わり、裸足での散策が心地良い安らぎの時間となります♪

こちらには、約250種2,000株もの様々な品種のクレマチスが植栽されており、1年を通してクレマチスの魅力に触れ合える庭園となり、その他にも四季折々の草花がシーズン毎に姿を現し、彫刻と自然の融合が楽しめます!

ヴァンジの彫刻「水を着る女」が佇む涼し気な鏡池には、色鮮やかな睡蓮が花開き、凛とした出で立ちで出迎えてくれます。
「目でみて心で考える」をテーマに、室外作品に関しては直接手で触れることが出来るため、感性を高めることができ、絶好の撮影スポット!

わたし達も大好きな作品に触れ合うことで、ヴァンジの創造性を肌で感じ、本当に有意義な時間を過ごすことができました♪こんな休日を記念日に過ごせて本当に幸せです♪

 

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