「おせち料理」とは、正月に食べるお祝いの料理。
「おせち」とは「お節供(おせちく)」の略で、年の始めにその年の豊作を祈って食べる料理や武家の祝い膳、
新年を祝う庶民の料理などが混ざり合って出来たものです。
さらに、正月三が日は主婦を家事から解放するという意味を含め、保存の効く食材が中心になったと言われています。
「おせち」とは本来、暦上の節句のことを指し、その際に食べる料理を「おせち料理」と呼んだため、
現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われています。
おせち料理は”めでたさを重ねる”という意味で縁起をかつぎ、重箱に詰めて出されます。
そして、伝統的なお節料理には、縁起の良い意味や願いが込められています。
地方や家庭ごとにお重の中身は様々ですが、
最近では、料亭やレストラン、専門店のおせち料理が大変人気で、
年末は「おせち料理」の制作で追われる飲食店も多いようです。
我が家では、温かい料理は温かいうちに食べるのを鉄則としており、
あまり保存食を好まないため、完璧な「おせち料理」の世界とはほぼ無縁となりますが、
それでも、形だけでもと思い「遠鉄百貨店」のデパ地下へ買い出しに出向きました(笑)
作れるものは作り、買ったほうが楽なものは購入し、釋永岳「黒釉シャーレ(28cm)」に盛り込み完成させます。
そんな我が家の2016年の「おせち料理」は、
「海老の焼き物」=海老は長いひげを生やし、腰が曲がるまで長生きするとされ、長生きの象徴。
「田作り」=小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた田作りは、五穀豊穣を祈願。
「黒豆」=「まめに働く」と語呂合わせで、まめに元気に働けるように祈願。
「紅白なます」=お祝いの水引をかたどったもので、おめでたい意味があります。
「いくらの醤油漬け」=子宝に恵まれるように祈願。
「栗きんとん」=黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理で、「勝ち栗」と言われ縁起もの。
「煮しめ」=里芋は子宝を祈願、蓮根は先を見通せるようにとの意味があり、くわいは大きな芽に出世を祈願。
「昆布巻き」=昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起もの。
「紅白かまぼこ」=蒲鉾は「日の出」を象徴し、元旦にはなくてはならない料理で、紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表します。
「八幡巻き」=細く長く地中にしっかり根を張る牛蒡は縁起の良い食材。
「高野豆腐」=高野豆腐はその形から「盾豆腐」と呼ばれ魔除け。
「伊達巻き」や「錦玉子」は苦手なので、「出汁巻き玉子」を添えて我が家らしく参ります♪
「寒ブリの刺身」×釋永岳「黒釉台皿(28cm)」
「桝田酒造店」の「満寿泉プラチナ寿・純米大吟醸」×釋永岳「呑みすぎる盃・薄杯」
北海道産の新鮮な寒ブリを柵で購入し、刺身にして、
大根でつまをつくり、大葉と共に釋永岳「黒釉台皿」に盛り付けます。
程好く脂ののった寒ブリに、山葵を一乗せし、いただきます。
「桝田酒造店」の「満寿泉プラチナ寿・純米大吟醸」は釋永岳「呑みすぎる盃・薄杯」でいただきます。
厚みのある華やかでフルーティーな香りと
果実を思わせる円熟味を帯びた芳醇な味わいが見事にバランスし、非常に洗練された仕上がり。
「満寿泉」の最高峰に位置する純米大吟醸に相応しく、
魅力的な色気ある豪華絢爛な1本です♪