おうちでイタリアを振り返りながらいただくイタリアンディナー

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イタリアから帰国し、時差ボケとの闘いも終わりを向かえる2日目の夜。イタリアから持ち帰った土産は、ほとんどが我が家のイタリアンを美味しくさせるためのものばかり。この日のディナーも楽しかったイタリアの8日間を振り返りながらのイタリアンディナーとなりました♪

「Lambrusco Secco Giuseppe Verdi/CECI ランブルスコ セッコ ジュゼッペ ヴェルディ」イタリア 赤

デイリー・ランブルスコのレベルをはるかに超えた、リッチで濃厚かつ複雑な微発泡タイプのイタリア赤ワイン。作曲家「ジュゼッペ ヴェルディ」の名前を冠したワインは、心地良い泡立ちで柔らかくヴェルヴェッティな口当たりと、ブラックベリーやチェリー、プラムのフレッシュで濃厚な香りと複雑でしっかりとしたボディで、ローストした肉や煮込み料理、サラミなどとよく合います♪

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antipasto「サーモンとアボガドのセルクル仕立てのサラダ」

今回イタリアでどうしても欲しかったものの内のひとつが、ローマのトレヴィの泉近辺にある雑貨店「Chiurato キウラート」さんのアクリル樹脂に本物のフルーツや唐辛子、麦や葉を閉じ込めた器「RICCARDO MARZI リッカルド マルツィ」。彩りが鮮やかで食卓に1枚あるだけで華やかな演出をしてくれる優れもの。アクリル樹脂であることから割れることなくお土産ものとしても持ち込みが簡単です。ただコースターで€13(日本円でおよそ1,820円ほど)、中皿で€35(日本円でおよそ4,900円ほど)、この大皿は€60(日本円でおよそ8,400円)と少々お値段が張るのが難ですが(笑)。実は、旅行に旅立つ数週間前にTV番組の「旅サラダ」でイタリア特集をやっており、その時に紹介されたのがこちらの器。もう、完全に一目惚れでわたしの心を奪っていきました!日本でネットでも検索してみましたが、全て完売(品切れ)。もはやイタリアへ買いに行くしかありません!相方に「このお店だけは絶対外せない」と懇願し行ってくることができました。そんな器に盛り付けた前菜は、サーモンとアボガドのセルクル仕立てのサラダです。セルクルの上層トラウトサーモンは、1cm角にカットし、塩、胡椒、サーモンパテで味付け。中段のトマトと胡瓜は、食感を残す程度に微塵切り、こちらも下味に塩、胡椒。トマトと胡瓜の水分は軽く絞って取り除きます。最下層のアボガドは、ペースト状にしマヨネーズ、塩、胡椒で味付け。セルクルで下層の部分から丁寧に敷き詰めて重ねます。セルクルを外し、サラダほうれん草とトマトと一緒に器に盛り付ければ完成です。まろやかで程好い脂が口中でとろりと美味しい前菜。味もさることながら見栄えも良いので、おもてなし料理としてもお勧めですよ♪

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Primo Piatto「イカ墨を練りこんだパスタ、イカとドライトマトのアーリオオーリオ」

イタリアで購入したイカ墨を練りこんだパスタ。イカと組み合わせるのがベストでしょう。色合いが悪いので、ドライトマトのカラーと酸味も生かして、アーリオオーリオのスパイスを使用して仕上げました。事前にイカは、生のスライスしたニンニクで軽くソテーしてボウルに取り出しておき、最後にパスタを乳化する際に再度投入すれば固くなりません。ニンニクが香ばしくスパイシーでドライトマト独特の塩気が良い出汁となり、イカの食感を楽しみながらいただけます♪

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Primo Piatto「ポルチーニ茸のリゾット」

ドライポルチーニ。これはイタリアならどこでも見かけますが、フィレンツェの「Mercato Centrale メルカート チェントラーレ」で購入しました。メルカート(市場)は、フィレンツェ人の生活に欠かせない市場です。地元の人の胃袋そのもので、屋根に覆われた市場の建物の中には地元食材のお店がずらりと並び、ハムやチーズ、お惣菜など旅行者にとっても便利なショップが目白押しなのです。こちらのリゾットは、ブイヨンを少しずつ投入し混ぜながら作るだけの簡単即席リゾットですが、購入したドライポルチーニをブイヨンで戻し、その出汁もそのまま入れているので美味しくない訳がありません!仕上げに5年熟成のParmigiano Reggiano パルミジャーノレッジャーノをお好みで振り掛ければ完成です♪

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Secondo Piatto「牛ロースのスパイスソテー」

トマト、スライスしたニンニク、ズッキーニ、ネギ、バジル、玉葱、パセリ、胡椒とふんだんに盛り込まれたパスタ用のスパイスを使用して牛ロースをソテーしました。ピリッとスパイシーで香ばしくワインのおつまみにピッタリです♪

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digestivo「リモンチェッロ」

南イタリアのアマルフィー海岸やソレント半島、カプリ島付近一帯の伝統的食後酒Limoncello リモンチェッロ。イタリアを起源とするレモンを用いたリキュールです。糖度の高い果実酒で、レモンの果皮をアルコール度数の高い蒸留酒に一定期間浸漬した後取り出し、砂糖水を加えて1週間〜1ヶ月ほど置く製法が一般的です。レモンの香りがし、爽やかで甘味もあるので口当たりが良く飲みやすいのですが、アルコール度数は30%以上あるため、アルコールが苦手な方は炭酸水などと割って飲むのが良いでしょう。アルコールが得意な方は、冷蔵庫や冷凍庫(アルコール度数が高いため凍結はしない)などでキンキンによく冷やして食後酒としてストレートで飲む一般的な飲み方を試してみましょう。おうちディナーなら、時間も金額も気にすることなく優雅に過ごせますね(笑)

Chiurato キウラート
住所:Via Due macelli 61 Roma
(スペイン広場のマックの隣)
※日本語が通じるスタッフさんがいます

Mercato Centrale メルカート チェントラーレ(フィレンツェ中央市場)
住所:Mercato Centrale S. Lorenzo, Via dell’Ariento, Firenze, Italy
(駅から東、サン・ロレンツオ教会へ向かって徒歩5分ほどのところ)
営業時間:月曜日~土曜日(月~金7:00~14:00、土7:00~16:00)
※日本人スタッフがいるショップもあります

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