「ジ オリエンタルテラス トリゼン」にて「Hugel」を招き「Wine Maker’s Dinner Vol.4」

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ホワイトストリート沿いの大きなヤシの木が目印となり、その坂を登りきると小高い場所に位置したそこは、
佐鳴湖を一望でき最高のロケーションを誇る「THE ORIENTAL TERRACE TORIZEN ジ オリエンタルテラス トリゼン」。
旧名である「鳥善」さんは、明治元年の創業であり、時代の背景と共に営業形態を変えられながら、
今年2015年で何と152年の歴史を誇り、7代続く老舗となります。
昭和38年に鍛冶町にあった本店を現在の閑静な佐鳴湖湖畔に移し、
2000坪を超える会場からの見事なまでのロケーションが話題となり、
今や結婚式や披露宴会場として、またはイベントなどのパーティー会場として数々の著名人なども足を運ぶなどし、
大変人気の高い老舗レストランです。
長い間、和食店として運営をされてきたレストランを2009年9月
オリエンタルなアジアンリゾートを彷彿とさせるラグジュアリーな空間に一新しリノベーションされ、
フレンチを修行してきた若き料理長の前川智裕さんを迎え入れられてからというもの、
幅広い年齢層に愛される高級レストランへと進化しております♪

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重厚感に溢れており、オリエンタルテラスの名に相応しい
アジアンテイストのエントランスは、まるで浜松ということを忘れさせてくれ、
異国の高級リゾートホテルやオーベルジュでお出迎えを受けているかのようなしつらえです♪

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フロントロビー

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ラウンジ

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ジ オリエンタルテラス トリゼンの宴会場である「The Galleria(ザ・ギャラリア)」にて、
フランスはAlsaceのドメーヌ「Famille Hugel(ファミーユ・ヒューゲル)」を招き開催された
Wine Maker’s Dinner Vol.4(ワインメーカーズディナー)」。
およそ80名ほどのワイン愛好家の皆様が集う中、わたし達WEBマガジンladeも参加して参りました♪

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Famille Hugel」は13代に渡り家族経営で337年続く老舗ドメーヌです。
Hugelのワインの美味しさを伝えるために世界中を飛び回る、
Etienne Hugel(エティエンヌ・ヒューゲル)さんと
ソムリエの資格を持つ日本人のお美しい奥様のKaoru Hugel(カオル・ヒューゲル)さんと一緒に記念撮影♪

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結婚式場「ミュゼ四ツ池」のマネージャーの水口智章(Chiaki Mizuguchi)さんと
同じくミュゼ四ツ池浜本さん、
水口さんの奥様で「フラワーコンシェルジュそれいゆ」の
フラワーコーディネーターを担当される真里(Mari)さんたちとご一緒させていただきました♪

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乾杯には「2013 Hugel Gentil(ヒューゲル ジョンティ)」が用意されます♪

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ジ オリエンタルテラス トリゼンで開催されるワインメーカーズディナーは今回で4回目となり、
1回目はフランスの「Famille Perrin(ファミーユ・ペラン)」を招き、
2回目にはカリフォルニアの3大メーカーズ、
3回目はレバノンの「Chateau Musar(シャトー・ミュザール)」、
そして、今回はフランス・アルザスの「Famille Hugel(ファミーユ・ヒューゲル)」となり、
今回はインポーターの「Jeroboam(ジェロボーム)」と
WINE BOUTIQUE PANIER(ワインブティックパニエ)」の小野 哲義さんの協力によりイベントが実現!
毎年、大変好評のイベントとなっています♪

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「2013 Hugel Gentil(ヒューゲル ジョンティ)」
葡萄品種:Riesling15%、Gewurztraminer19%、Muscat2%、Pinot gris24%、Sylvaner & Pinot Blanc40%

高貴品種のブレンドによって作られたワインを「ジョンティ」と呼んでいた
アルザスの古い伝統を復活させたものです。
ジョンティには、ゲヴェルツトラミナーのスパイシーなフレーヴァー、
ピノ・グリのボディ、リースリングのフィネス、ミュスカの果実味、
そしてシルヴァーナーの爽やかさが見事に調和しています。
この年の2013年は、稀に見る様々な変化に富んだヴィンテージとなり、
凝縮感があり、ピュアでバランスのとれたクラシックなアルザスのヴィンテージと言えます。
花とフルーツに満ちた香りが魅力的で、フレッシュな若々しい味わいが楽しめます♪

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壇上に立たれワインを説明してくださるEtienne Hugelさんは、
今から25年前に来日して以来、毎年日本に足を運ぶほどの親日家でいらっしゃいます。
Etienneさんは日本語は話せませんが、日本人の奥様を迎えられており、
とても素敵な御夫婦です♪

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Etienne Hugelさんは、1958年アルザス・リクヴィール生まれで、1979年ストラスブール大商学部を卒業後、
ブルゴーニュの「ジョセフ・ドルーアン」やボルドー・ソーテルヌ地区での醸造研修を経て、1982年にファミリー・ビジネスに参加。
地元品種をブレンドしたワイン「ジョンティ」を発案され、販売促進担当として年中、世界中を駆け巡っています。
親しみやすいほどにフレンドリーで、スピーチには時折ジョークを交えるなどし、
とてもユーモアセンスにも溢れているチャーミングな御方です。
現在、ヒューゲルの醸造は、Etienneの兄である
Jean Philippe Hugel(ジャン・フィリップ・ヒューゲル)が1994年より社長に就任されており、
家族総出で先祖代々から引き継いでいる主要の原則を忠実に実行し、
アルザスワインを守り続けられています♪

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Executive Chefの前川智裕さんより、この日のために生み出した料理の数々の説明が入ります。
Hugelのワインをソースやフレーバーに用いるなど、趣向を凝らした6皿の料理とワインをマリアージュしていきます♪

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Amuse「~天国の味~
北海道産紫雲丹とトリュフの香り高き響演」

北海道産の紫雲丹の下には、スクランブルエッグ入りの濃厚なマッシュポテトを添えて、
香り高きトリュフのソースでまとめています。
軽くトーストしたブリオッシュでほんのりと温かい状態で提供され、
香りと風味を楽しむアミューズ♪

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「2011 Hugel Riesling Estate(ヒューゲル リースリング エステイト)」
葡萄品種:Riesling100%

ヒューゲルの新商品として、数カ月前にリリースされたばかりのリースリングエステイトは、
葡萄の半分以上をグランクリュ シュナンブール使用されており、
ブルゴーニュと同じマール土壌で一番傾斜の激しい斜面の畑において、
最も複雑なミネラルを備えた素晴らしい個性を
味わえ、飲み応えのあるリースリングです♪

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Hors-d’ Oeuvre「~うららかな春を待ちわびて~
炙り鱈葉蟹と白菜の小さなゼリー寄せ ほのかな柚子の香りを添えて」

ワインとの相性を考慮して、柚子を使った和テイストの料理に仕上げられており、
蟹と白菜のテリーヌ仕立てと
軽く炙ったタラバ蟹を添えたサラダ仕立ての二段構え。
白菜のシャキシャキ感を程よく残し、柚子の香りを纏った蟹であっさりとしたテリーヌと
炙りを入れて香ばしさを出したタラバ蟹をグレープフルーツやトマト、チコレや百合根に合わせたサラダ仕立ては、
柚子果汁や柚子ピールにマヨネーズを合わせた柚子クリームでいただきます♪

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「2012 Hugel Gewurztraminer Estate(ヒューゲル ゲヴェルツトラミナー エステイト)」
葡萄品種:Gewurztraminer100%

北イタリアが原産のこの葡萄品種は、
涼しい夜にゆっくりと熟すことで個性が最大限に表れる、アルザス地方の象徴です。
辛口で極めてアロマティックさを、2012年は2011年と似ていますが、
より豊かで深い味わいのヴィンテージとなっており、芳香でフルーティーな濃厚さが楽しめます♪

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WINE BOUTIQUE PANIER(ワインブティックパニエ)」の小野 哲義さんは、
浜松を拠点とし、最良のワインを広めるために日々様々なイベントを企画され、
ワインを愛する人たちとのネットワークを確立させており、
醸造家との繋がりを大切にし、個性溢れるワインを取り扱われています。
ワインブティックパニエでは、記念日に飲む特別なワイン、大切な人へ贈る上質なワイン、気軽なおうちワインなど、
ニーズに合わせたワインをセレクトしてくださいます♪

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Hors-d’ Oeuvre「~今宵 日・仏の素晴らしき出会いに~
フランス産フォアグラのテリーヌ 芳醇なヒューゲル・ジョンティのクリスタルと抹茶、グリオット」

フォアグラのテリーヌは、ヒューゲルのジョンティを纏ったフォアグラテリーヌ、
抹茶のフォアグラテリーヌ、キャラメリゼしたフォアグラテリーヌの3種。
バルサミコソースやマンゴーソースで合わせます♪

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「2009 Hugel Pinot Gris Jubilee(ヒューゲル・ピノ・グリ・ジュビリー)」
葡萄品種:Pinot gris100%

17世紀から名高く素晴らしい土壌を持つリクヴィールは、
その土地に対する大きな期待感を演出しています。
素晴らしいミネラルを伴った、深く上品な口当たりの良さは、
今後数十年間より一層高まり続けていくことでしょう。
少なくとも5年~8年後に驚く程の芳醇さと豊かさをもって本当の底力を表すようです。
フォアグラにも引けを取らない芳醇さで、
滑らか且つクリーミーな口当たりのフルボディな味わいを楽しませてくれます♪

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Poisson「~潮風 茜色の夕べに捧ぐ~
オマール海老と北海道の帆立貝の軽いナージュ 甲殻類のエキューム」

魚介の旨味を十分に吸い込ませたリゾットに帆立とオマール海老の香りと甘味を楽しむ一品。
プチヴェールや蕪、ペコロスを添えて♪

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「2008 Hugel Pinot Noir Jubilee(ヒューゲル・ピノ・ノワール・ジュビリー)」
葡萄品種:Pinot noir100%

真のミネラルをともなったピノノワール、
奥深く年を追う毎にコート・ドールの味わいに近付いています。
明るいガーネット色で、口当たりは軽やかで、程よい重みが感じられ、
バランスの取れた赤ワインで、肉料理やチーズに最適です♪

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Viande「~情熱のテロワール~
67℃で火を入れた蝦夷鹿肉の低温調理 カシスソースとコーヒーソルト」

低温調理で火入れした蝦夷鹿肉は、
しっとりとした繊細な肉質で赤身の濃い味わいを引き出しています。
カシスのソースとビーツのピューレとの相性も良く、
コーヒーソルトでほんのりと香るコーヒーの風味をアクセントに利かせて楽しみます♪

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「2007 Hugel Gewurztraminer Vendange Tardive(ヒューゲル ゲヴェルツトラミナー・ヴァンダンジュ・タルディヴ)」
葡萄品種:Gewurztraminer100%

ヒューゲルは、遅摘みワインと貴腐ワインのスペシャリストとして、とても有名です。
クラシックのヴィンテージの後によく熟したもののみが厳選され、最高の年のみ摘み取ります。
ボトリティス シネリアと呼ばれる貴腐菌の働きによって、ほぼ無限大に熟成が可能です。
甘口ではありますが、しつこさはなく、品のある甘美な味わいが楽しめます♪

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Desert「~華やかな余韻に抱かれて~
ロックフォールピカンテの滑らかなガトー・ド・フロマージュ 紅玉の甘酸っぱいコンポート」

ブルーチーズの滑らかなチーズケーキに
紅玉のコンポートを添えて、甘味と酸味と塩気で余韻を楽しむデザートは、
メレンゲチップスと林檎の香りを纏わせたバニラアイスを添えて♪

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「illyのコーヒー」

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宴も終盤を迎える頃に、Etienne Hugelさんと奥様のKaoruさんが壇上に上がり、
素敵なプレゼントが当たる抽選会が始まりました!
ヒューゲルのワイングッズやワインが当たる素敵な抽選会では、
同席した水口夫妻が2人して、ワインオープナーを当てるという快挙で、
その1つをお分けいただけるという嬉しいサプライズがありました♪(感謝♪)

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Executive Chefの前川智裕さんより、御礼が述べられて会は終焉を迎えます♪

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最後にEtienne Hugelさん御夫妻と会場にいらした皆様と一緒に記念撮影!
アルザスの大好きなワインを囲みながら、美味しい料理に舌鼓し、
さらに、醸造家を交えて、ワインについて語り合える貴重で優雅なひとときを体験することができました!
これからも楽しいイベントで皆様と楽しい時間を共有できれば幸いです♪

THE ORIENTAL TERRACE TORIZEN ジ オリエンタルテラス トリゼン 【旧店名】鳥善
浜松市中区佐鳴台6-8-30
TEL:053-447-3241 年中無休
営業時間:ランチ 11:30~15:00 LO:14:30(※平日ランチ営業)
ディナー 17:30~22:00 LO:21:00、土・日・祝日 11:00~22:00 LO:21:00
http://www.torizen.co.jp/

浜松市中区佐鳴台6-8-30

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