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奈良

華厳宗大本山「東大寺」大仏殿にて奈良の大仏様を拝観しながら鹿と戯れよう

奈良時代に聖武天皇が仏教の考えと、国を守るために建立した奈良にある華厳宗大本山の寺院「東大寺」。 「奈良の大仏」として知られ、日本の文化に多大な影響を与えてきた寺院でもあり、 聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心をなす「総国分寺」と位置付けられ、 1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。 アクセスは、JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」で下車し徒歩5分、 または近鉄奈良駅から徒歩20分圏内に位置し、奈良公園内にあります。 近隣には、有料の駐車場が数箇所点在してるため車でのアクセスも良好です。 奈良と言えば奈良公園、奈良公園と言えば東大寺、東大寺と言えば鹿。 こちらには修学旅行以来の再訪となりますが、たくさんの鹿がお出迎えしてくれる光景はなかなかの楽しさがあります。 奈良公園の鹿は、春日大社を創建する際に鹿島(茨城県鹿島神宮)から勧請した神が、 白鹿に乗って春日山に入ったという言い伝えから、神の使いとして大切に保護されており、国の天然記念物に指定されています。 奈良公園内に生息するおよそ1200頭もの鹿は、飼育されているわけではなく、全て野生の鹿となります。 鹿の餌は、公園内の芝生や笹、木の芽などが主となり、 南大門前の参道にて販売されている「鹿せんべい」は、彼らのおやつとでも言いましょうか。 鹿せんべいの販売所前にて鹿せんべいを求めて並んだ瞬間から一斉に鹿に囲まれるのでご注意ください♪ 鹿は、「おせんべい!おせんべい!くださいな♪」と鼻で人を突きながら催促して参ります。 勢い良く鹿に急かされるため、慣れないと最初は若干の恐怖心に駆られますが、 逃げても追ってきますので、購入すると決めた際は、囲まれ突撃される覚悟をしてください(笑) 慌てずに1枚1枚(半分に割ってもOK)渡してあげましょう。 あまり小さくし過ぎると手まで食べらそうになるのでお気を付けください。 1束10枚入りの「鹿せんべい」150円となり、あっという間に驚きの早さで瞬食されます!(驚) 鹿せんべいの材料は、米糠と小麦粉のみで着色料や香辛料、調味料は一切使用しない無添加優良食品です。 鹿せんべいは、「奈良の鹿愛護会」の証紙が巻かれており、 「このせんべい代は可愛いシカの保護にあてます。ご協力ありがとう」と書かれています。 「奈良の鹿愛護会」とは、病気や怪我をした鹿の保護活動、 保護のための調査研究、生育環境保全のための活動などを行っている一般財団法人です。 穏やかな顔立ちで可愛らしい鹿ですが、やはり野生動物ですので、 鹿に接する際には十分に注意して下さいね♪ 南大門 こちらの南大門は、創建時の門は平安時代に大風で倒壊してしまい、 現在の門は鎌倉時代に東大寺を復興した重源上人(ちょうげんしょうにん)が再建されたものとなります。 南大門の軒下周辺にも鹿が寛ぐ姿が観られます。 あちらこちらに鹿のコロコロとした糞が転がっているので、足元にはお気を付けくださいね♪ 阿形の金剛力士像 南大門の右手には「湛慶」作の吽形(うんぎょう=口を閉じた像) 左手には「運慶」「快慶」作の阿形(あぎょう=口を開いた像)の「金剛力士像」がおり迫力満点です。 参道周辺は緑生い茂る木々に囲まれており、静かで安らぐ時を過ごせます。 中門 入母屋造の楼門である中門は、享保元年(1716年)頃に再建されたものとなり、国の重要文化財に指定されています。 中門内には、東方を守護する持国天と西方を守護する毘沙門天の2体の武神が祀られています。 中門の両脇からコの字形に回廊が伸び、大仏殿に通じ、 中門左手に大仏殿へ入場するための券売所が設置されています。 大仏殿・法華堂・戒壇堂と、各お堂毎に入堂料が必要で、 大仏殿の入堂料は、大人(大学生以上)500円、小学生300円となります。 大仏殿(東大寺金堂)入堂券 大仏殿(東大寺金堂) 東大寺の本尊である盧舎那仏坐像(奈良の大仏)を安置している大仏殿(東大寺金堂)。 正式には、東大寺金堂といいますが「大仏殿」の名で広く知られており、 東大寺の公式サイトでも主に「大仏殿」と表記されています。 現在の建物は1691年(元禄4年)に完成し、1709年(宝永6年)に落慶したもので国宝に指定されており、 現存する大仏殿は、正面の幅57.5m、奥行き50.5m、棟までの高さ49.1mと境内で最大の建物となります。 大仏殿前には、観光ガイドや先生の指示に従う多くの修学旅行生で賑わっております♪ 金銅八角燈籠(こんどうはっかくとうろう) 大仏殿の正面にある「金銅八角燈籠」は、高さ4.6mの高さを誇り、 幾度もの火災を免れたこの燈籠は、奈良時代の代表的な工芸品として 国宝に指定されています。 上から、宝珠、笠、火袋、中台、竿、基台から成り立っています。 8角、8面、8つの蓮弁によって構成されているため八角燈籠と呼ばれます。 火袋には、竽・銅跋子(シンバル)・縦笛・横笛を奏でる音声菩薩(おんじょうぼさつ)と呼ばれる天女像の浮き彫りが4面あり、 他4面は、扉になっており唐獅子が浮き彫りされており、見事な燈籠です♪ 東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう) 一般には、奈良の大仏として知られる「東大寺盧舎那仏像」。 天平15年(743年)に聖武天皇は「生きとし生けるものが共に栄えること」を願い「大仏造立の詔」を発し、 天平17年(745年)に制作が開始され、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われています。 奈良時代に制作された部分は、台座・右脇腹・大腿部などの一部で、 頭部は江戸時代、体部の多くは鎌倉時代に補修されたものとなり、 その巨大なお姿は、金銅像で像高はおよそ15m、重さは何と250t、顔の幅は3.2mにも及びます。 昭和33年(1958年)2月8日に「銅造盧舎那仏坐像」の名で彫刻部門の国宝に指定されています。 大仏の頭のブツブツは、「螺髪(らほつ)」と呼ばれ、「螺髪」の「螺(ら)」とは巻貝のことで渦巻き状の形をしており、 その1つ1つは、直径約22cm、高さ約21cm、重さはおよそ1.2kgにもなります。 おでこの中心にあるホクロのようなものは、「白亳(びゃくごう)」と呼ばれる産毛の一種で、 世界に渡り隅々までに慈悲の光が届き、悩む人や苦しむ人を見通すことが出来るのだと言われています。 大仏殿内部にある柱には、大仏の鼻の穴と同じ大きさの四角い穴が開いており、 そこをくぐり抜けると、無病息災のご利益があると言われています。 小学生の修学旅行生たちは皆くぐり抜けていましたが、大人は厳しいサイズとなりますのでご注意ください。 大仏様の右手は施無畏(せむい)と呼ばれる形で、「恐れなくてよい」と励ましを表す形となり、 左手は与願印(よがんいん)と呼ばれる形で、「何かを与える仕草」を意味し、あなたの願いを叶えましょうと表しているのです。 この2つを組み合わせた手の形を施無畏与願印(せむいよがんいん)と言います。 大仏様の大きさに圧倒されつつも、その偉大な右手を拝借しパワーを頂戴致します♪ 大仏様の左手の実物大の模型を間近で拝見すると、その大きさを伺い知ることができます!(驚) 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) 大仏様の左右に脇侍として安置されているのは、「虚空蔵菩薩」と「如意輪観音菩薩」です。 如意輪観音像は元文3年(1738年)頃に完成しており、虚空蔵菩薩像は遅れて宝暦2年(1752年)の完成とされ、 2体は木造となり、そのお姿はほぼ左右対称形となり、 江戸時代の代表的な仏教彫刻とされ重要文化財に指定されています。 虚空蔵菩薩は、虚空のように広大無辺な福徳と知恵によって人々を救うという菩薩として信仰されており、 如意輪観音は、 全ての願いを叶える「如意宝珠」と煩悩を打ち砕く「法輪」を持つことから、 この世に生を受けた全ての衆生に利益を与える菩薩として信仰されています。 広目天(こうもくてん) 四天王の一人である広目天は、鋭い眼球下の右手に筆を持ち、左手に巻物を携え、甲冑を着用。 広目天は、 「通常ならざる目を持つ者」 の意を持ます。 四天王とは、須弥山の中腹に住み、帝釈天(たいしゃくてん)に仕える武将の姿をした4人の神様で、 広目天、増長天、持国天、多聞天と、仏法に帰依する人々を守護する法神のことを指します。 多聞天(たもんてん) 多聞天も四天王の一人で単体で祀られる時は「毘沙門天」と言われ、 右手に宝塔(仏塔)を乗せ、左手には宝棒を持つ姿となります。 大仏殿内に置かれている創建当初の伽藍の様子が伺える模型。 創建当初の大仏殿は現在のものより大きく、東西には100mにも達する七重塔が配されていました。 鎌倉期再建時の模型や江戸期再建時の模型も楽しめます♪ 前回の奈良では「法隆寺」を拝観し、今回は「東大寺」。 どちらも京都と比べると観光客でごった返す様子もなく、静かにお寺巡りを楽しめる気がします。 この日は、悪天候と予報されていましたが、雨に降られることなく過ごせたため、 時間さえあれば、大仏殿以外も散策したいところでした。 また、機会をつくり奈良へ出向いてみようと思います♪ 人見知りせず穏やかな顔を見せ、芝の上で休息を楽しむ鹿の背景に 我が家のマセラティ3200GTを映し込んだところで奈良の小旅を終わらせます。 この日は早々に奈良を後にし、予約をしてあるフレンチレストランへ出向くため、京都へと参りましょう♪ 東大寺 所在地:奈良県奈良市雑司町406-1 TEL:0742-22-5511 拝観時間:8:00~17:00 (時期により異なるため、詳しくは公式サイトをご覧ください) 大仏殿入堂料:大人500円・小学生300円 http://www.todaiji.or.jp/


「太子堂」法隆寺拝観後は宇治金時のかき氷で涼を楽しみ一休憩

法隆寺前に位置するお食事・おみやげ処の「太子堂」さんは、多くのお客様をお迎えされています。 隣接する専用駐車場は、大型バス16台、普通自動車15台分のスペースがあり、 団体引卒などに大変便利です。 600名が一堂に食事できる団体用テーブル席を始め、ゆったりと寛げる和室などが用意されています♪ 奈良には、永い歴史に培われた伝統工芸品を始め、全国的に有名な特産品が数多くあり、 名物は、奈良漬・もみじ柿・くず菓子(くず餅・くずきり)・柿の葉ずし、 奈良人形は、一刀彫とも呼び、春日大社奉納の人形を彫ったものが始まり。 古来伝統の技術により製造されている墨や筆は全国的にも有名です。 大和の古社寺に秘蔵される伎楽・舞楽の古面の複製なども置かれています。 今年初のかき氷をいただきましょう♪ 器から溢れんばかりに盛ってくれています(笑) 「かき氷・宇治」(金時+100円)」350円 外にも長椅子が設置されているので、そちらで風を感じながらいただきます。 サクサクとした食感の氷に、宇治抹茶の色が綺麗に映え、 トッピングの金時は、中にもたっぷりと入っており、わたし達には2人で1つがやはり程好いサイズです。 そういえば、大好きなフレンチの「連理 レンリ」さんでも今年の夏は、 連理の木の下で食べるかき氷を始めると尾上シェフがおしゃってましたね。 今年は、一体何杯のかき氷を楽しめることでしょう♪ 太子堂 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-5-29 TEL:0745-75-2623 営業時間:10:00~16:30 定休日:不定休 http://www.taishido.info/


「法隆寺」聖徳太子が建立し1400年以上の歴史を誇る日本で最初の世界文化遺産

奈良の聖徳宗総本山である「法隆寺」は、 金堂や五重塔をはじめ、現存する木造建築では世界最古といわれる建造物があります。 イカルという鳥の名に由来を持つ斑鳩(いかるが)の地に法隆寺が建立されたのは607年(推古15年)のことで、 推古天皇と聖徳太子が用明天皇の病を治すために、薬師像を祀る斑鳩寺(現法隆寺)の建築を進めたことが始まりとされています。 しかし、用明天皇のために創建された最初の法隆寺は、 創建から64年後の670年(天智天皇9年)に火災で焼失したと日本書紀に記されており、 現在の法隆寺は、672年から689年にかけて再建を始めたものとされています。 1400年の年月を経て18万7千㎡もの広大な敷地内には、 19棟の国宝建築物をはじめ、幾つもの文化財が存在し、 文化史上重要な寺院であることから1993年12月に日本で最初に世界文化遺産に指定されています。 「南大門(国宝)室町時代」 法隆寺の玄関にあたる「南大門」は、創建時のものは、永享7年(1435年)に焼失し、 永享10年(1438年)に現在の門が再建されています。 三間一戸の八脚門で、単層入母屋造。 東大寺南大門(奈良県奈良市)・東照宮陽明門・日暮門(栃木県日光市)とともに、日本3大門のうちの1つとなります。 南大門をくぐると中門と五重塔が見えてきます。 5月の初めは、新緑が美しく、境内は風通りが良く過ごしやすい気候です♪ 神社や仏閣では、鳥居をくぐったところの参道脇や社殿の手前に手水舎が設置されています。 手水舎は、お参りの前に手を洗い、口をすすいで身を清める場所で「てみずや」または「ちょうずや」と呼ばれています。 手水舎の由来と起源 古来、神社に参拝するときに、近くを流れる川の水や湧き水で手を清めていました。 しかし、清流や湧き水が神社や仏閣の近く確保できなくなり、 それに代わるものとして、境内に手洗場を設けるようになったのが手水舎の起こりと言われています。 手水舎での作法 ①右手で柄杓の柄を持ち、一回で手水(ちょうず)を掬います ②左手を洗い清めます ③柄を左手に持ち替え、右手を洗い清めます ④再び右手に柄を持ち替え、左手に水を溜めて口をすすぎましょう ④もう一度左手を清めます ⑤最後に柄杓の柄を下方に立てるようにし、清水を流し柄杓をすすぎます (注意:口をすすぐ際に、柄杓に口を付けてはいけません) 「中門(国宝)飛鳥時代」 西院伽藍の本来の入口となる中門の深く覆いかぶさった軒、その下の組物や勾欄、それを支えるエンタシスの柱、 いずれも飛鳥建築の粋を集めたものです。 重厚な扉と左右に立つ金剛力士像(奈良時代)は、日本に残っている最古のものとなります。 「法隆寺金剛力士像 吽形(うんぎょう)」 塑像:高さ379cm(711年・重要文化財) 口を閉じ、左下を睨み付け左に立っているのが吽形(うんぎょう)像です。 「法隆寺金剛力士像 阿形(あぎょう)」 塑像:高さ380cm・(711年:重要文化財) 大きく口を開き右に立っているのが阿形(あぎょう)像です。 2つの像は、本来、木の芯の上から粘土で肉付けし、形を整える塑造という手法で造られた塑像ですが、 吽形像(左側の像)は、16世紀に顔以外の部分は木造に作り替えられており、色合いが異なるのが判ります。 チケット売り場にて、西院伽藍内、大宝蔵院、東院伽藍内と3箇所共通の拝観料を支払いましょう。 個人料金(1名)一般:1,500円 / 小学生750円 以前、拝観料は1,000円でしたが、少子化の影響で参拝客の多くを占める修学旅行生が減ったことや 旅行先の多様化が影響したとみられ、寺の古谷正覚執事長は、 「多くの文化財を抱える寺の維持のため、ある程度の浄財が必要と判断した」とし2015年から値上げされています。 受付でチケットを提示し、1箇所ずつチェックしていただき入場しましょう。 境内に入ると五重塔が大きくそびえ立ち、法隆寺のご本尊を安置する聖なる殿堂の金堂は右手に伺えます。 「五重塔(国宝)飛鳥時代」 塔はストゥーパともいわれ、釈尊の遺骨を奉安するためのものであり、 仏教寺院において最も重要な建物とされています。 高さは基壇上より約31.5mで、日本最古の五重塔として知られています。 この最下層の内陣には、奈良時代のはじめに造られた塑像群があり、 東面は維摩居士と文殊菩薩の問答、北面は釈尊の入滅(涅槃)、 西面は釈尊遺骨(舎利)の分割、南面は弥勒菩薩の説法が表現されています。 奥に進むと経蔵と大講堂が見えてきます。 「経蔵(国宝)奈良時代」 この建物は経典を納める施設として建立されましたが、 現在は、天文や地理学を日本に伝えたという百済の学僧、観勒僧正像(平安時代)を安置しています。 また、堂内には三伏蔵(他は金堂内と大湯屋前)の1つがあり、 法隆寺を再興できるほどの宝物が収められていると伝えています。 「大講堂(国宝)平安時代」 大講堂は仏教の学問を研鑽したり、法要を行う施設として建立されましたが、 鐘楼とともに延長3年(925年)に落雷によって焼失しました。 正暦元年(990年)に再建され、ご本尊の薬師三尊像及び四天王像もその時に作られています。 「回廊(国宝)奈良時代」 回廊は、東側の鐘楼、中央の大講堂、西側の経蔵に繋がり、西院伽藍を形造っています。 平安時代以前の回廊は、経蔵、鐘楼の手前で閉じられ、大講堂、経蔵、鐘楼は回廊の外側に建っていました。 また、西側より東側のほうが一間だけ長くなっているのは、金堂と五重塔のバランスを考慮したものだと考えられています。 五重塔内、金堂内等、内部の撮影は禁止となります。 心地良い風が吹き抜ける大講堂の中へ。 大講堂内部も撮影禁止ですのでお見せできませんが、日光、月光の脇侍を左右に従えた薬師三尊像が安置されています。 飛鳥や天平期のものではなく、平安後期の作となります。 3体の仏様は、それぞれ檜材の寄せ木造りで、丸みのある顔立ちや肉付きのよい胴体などから、 平安を代表する仏師、定朝の流れを汲むものと言われています。 大講堂では、修正会や仏性会などの、法隆寺伝統の行事が開かれ、 正式名称を「最勝王経讃説」という修正会は、お経が読まれ、お経の注釈が行われる学問の場となります。 こちらから眺める五重塔もまた素敵です♪ 聖霊院の前では、鏡池が水をたたえています。 明治の昔の頃はこの池のほとりに茶店があり、 ここで一休憩した正岡子規が即興で詠まれた俳句が有名です。 「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」 「聖霊院(国宝)鎌倉時代」 鎌倉時代に聖徳太子信仰の高揚にともなって、聖徳太子の尊像(平安末期)を安置するために、 東室の南端部を改造したのがこの聖霊院です。 内部には3つの厨子があり、中央の厨子には法隆寺のご本尊でもある聖徳太子45歳の像、 左の厨子には太子の長子・山背大兄王や兄弟皇子の殖栗王の像、 右の厨子には太子の兄弟皇子・卒末呂王や高句麗僧・恵慈法師の像(いずれも国宝)が祀られ、 秘仏として毎年3月22日のお会式(御命日法要)の時にご開帳されます。 奥に進むと網封蔵が見えてきます。 この奥には、国宝が多数安置されている大宝蔵院があります。 「網封蔵(国宝)奈良時代」 寺宝を保管するための蔵です。 この蔵は「双倉」といわれる奈良時代の代表的な建物となり、 かつて法隆寺には、このような倉が33棟も建ち並んでいたといわれています。 「大宝蔵院」 百済観音堂を中心とする東西の宝蔵には、 有名な夢違観音像(白鳳時代)・推古天皇御所持の仏殿と伝える玉虫厨子(飛鳥時代)・ 蓮池の上に座す金銅阿弥陀三尊像を本尊とする橘夫人厨子(白鳳時代)をはじめ、 百万塔や中国から伝えられた白壇造りの九面観音像・天人の描かれた金堂小壁画など、 日本を代表する宝物類を多く安置しています。 奥に進むと東大門が見えます。 この先には、聖徳太子が住まわれた斑鳩宮跡に建造された夢殿があります。 「東大門(国宝)奈良時代」 「中ノ門」ともよばれるこの門は、西院と東院の間に建っています。 かつては鏡池の東側に南向きに建っていたようですが、 平安時代ごろに現在の場所に移されたといわれています。 この門は、三棟造りという珍しい造りをしており、奈良時代を代表する建物の1つとされています。 広過ぎることなく、程好いサイズ感の法隆寺は、混み合うこともなく、とても拝観しやすいためお勧めです。 過ごしやすい時期とはいえ、少しお茶屋さんで涼を楽しみ休憩して帰ることに致しましょう♪ 法隆寺 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 TEL:0745-75-2555 営業時間:8:00~16:30 http://www.horyuji.or.jp/


奈良「太鼓たこ」出汁の入ったたこ焼きはタコ本来の味わいを楽しむ

西名阪道・法隆寺ICから奈良県道5号線を南下するとポツンと佇む小さなたこ焼き屋「太鼓たこ」。 奈良県民の方には有名なお店です。 素朴なたこ焼きですが、この道一筋35年ほどのお母ちゃんが20分かけてじっくり焼く、そのたこ焼きは、 ソースもマヨネーズも青海苔も何もかけずに、出汁と醤油の旨味でいただくシンプルなたこ焼き。 場所は、近鉄池部駅より東へおよそ400mほどの距離で、徒歩で10分くらいです。 駐車場はなく、店横に路駐できるスペースが1、2台ほど。 常連さんは、焼き上がりを待たないために 電話で予約して焼き上がり時間を聞いてから伺う人もいます。 たこ焼きといえば大阪でしょうが、奈良でも有名なたこ焼き、早速いただいてみましょう♪ 店内は、焼き場の横に設けられたカウンターがあり、お母ちゃんがたこ焼きを焼き上げていく様子が伺えます。 お母ちゃんの西浦よし子さんは、独自のスタイルでこちらのたこ焼きを完成させ、 「奈良では、こんなたこ焼きはうちだけやないかなぁ~」と言います。 35年ほど前にこのお店を出したキッカケは、 子供さんに「お母ちゃん家に居て」と言われたことが始まりだそうです。 家の傍に居ながらにして、商売ができるものを探し、子供の面倒を見ながらできるもの。 それが、このたこ焼き屋さんだったとのこと。 優しいお母ちゃんが一生懸命働く後ろ姿は、きっとお子さんの目に焼き付いていることでしょう。 お母ちゃんの優しさが生み出すたこ焼き。 こういうお店って良いですよね♪ こちらのたこ焼は、オーソドックスに1種類のみで、10個入り500円と20個入り1,000円となります。 チーズや葱ポン酢、塩マヨ、揚げたこと様々なアイデアたこ焼きが生まれる中、 お母ちゃんは35年間、ずっとこのスタイルで自分の道を貫かれています。 作り置きもされていますが、20分待てば焼きたてが食べれるとのことでしたので、勿論待ちます! 焼きながら、「奈良に用があったのかぃ?」と聞くお母ちゃん。 「このたこ焼きを食べに来たのよ~♪」というと、お母ちゃん口を開けてポカーン(笑) 浜松から奈良まで車で片道およそ3時間。 美味しいものがそこにあると言うならば、行けるところまで行きましょう♪ ①生地を良くかき回します ②鉄板に生地を流し込みます ③出汁でとろとろの生地で一杯に ④網エビをベースに乗せていきます ⑤葱を上から散らします ⑥さらに天かすを散らします ③大きなタコが入ります お母ちゃん、焼いている最中にこんなに撮影されたのは初めてだそうで、 「恥ずかしいなぁ~」と照れ笑い。 タコだけを焼いているので、不思議に思っていると、 「ほれ!これがホントのたこ焼きや!」と爪楊枝にタコを刺して 「レディファーストやでぇ♪」と先にわたしにくれました(笑) 「たこ焼き」 シンプルなたこ焼きだけに、素材は気にしないとなかなか上手く行かないというお母ちゃん。 コストとのバランスを見ながら、良いタコを探すのだそうです。 大きなタコは弾力もあり、とてもジューシィーで、噛むと出汁の旨味が口一杯に広がります♪ 出汁が多いだけに、なかなか直ぐには形になっていきません。 火も強火にしたら焦げてしまうため、じっくりじっくり火入れしています。 半分の鉄板で焼けるたこ焼きは60個、全面使用して120個。 なかなか1人で1度に120個焼くのは容易なことではないとお母ちゃんはいいます。 場所毎に鉄板の温度が少しだけ差があることを長年の感覚で知っているお母ちゃんは、 少しずつ場所を入れ変えて均等に火入れできるようにしていきます。 器用に千枚通しでくるくるとたこ焼きを返し回し、 あれだけとろとろの生地が形になっていく姿は、見ていてとても楽しいです♪ こんがりと香ばしい出汁の香りと共に、綺麗な真ん丸たこ焼きになってきました! お母ちゃんに「何故太鼓たこと名付けたの?」と伺うと、 「何でやったかなぁ?聴き覚えが良いからやなかったかなぁ?」といいました(笑) 真ん丸くて大きな大きなたこ焼きの完成です! 「たこ焼き(10個入)」500円 本来、10個入りですが、熱々で食べてもらいたいからと5個ずつ提供してくれました。 お母ちゃんのたこ焼の特徴は、シンプルに調味料は一切かけません。 ソースもマヨネーズも鰹節も青海苔も余分な飾りは全てなし! 表面は、うっすらと焼き色が付き、お箸で摘んでも壊れません。 でも、中はとろっとろのアッツアツですので火傷要注意。 うっすらと醤油ベースの和風出汁にエビの旨味が広がり、とてもあっさりとした味わいのたこ焼き! あっさりとしているのに、ベースにしっかりとした旨味を感じます。 これぞ出汁の醍醐味です。 余計な味が無い分、あっさりと何個でも食べれてしまうから不思議です。 持ち帰ると、このふっくらとした丸みは失われ、ふにゃふにゃになってしまい全く別物になるので、 その場で焼きたてをいただくことをお勧めします! 今でも忙しい時は、お子さんもお手伝いしてくれるそうですが、 後継ぎというわけではないので、お母ちゃんの代でこのたこ焼き屋は終わりだと、 常連さんは皆さん惜しまれるそうです。 いつまでも、お母ちゃんに元気で居てもらい、 また、お母ちゃんの最高の笑顔と美味しいたこ焼きをいただきたいものですね♪ 太鼓たこ 奈良県北葛城郡河合町池部2丁目5-17 TEL:0745-56-6172 営業時間:11:00~17:00 定休日:月曜日


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